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 2023/06/30 釣具店でとある会話から

そろそろジギングの季節だねから始まるものの、あと何年できるかな。ステラ買っても使いきる前に、てめえが終わってしまう。スフェロスでいいか。リールで喰いが決まるわけではないので、播磨灘のメーターサイズならば高いものいらん。200gのジグなんかはとてもとてもの体力、老いの一徹でジギングにしがみつかないで、エサ釣りやサビキのための電動リールがいいよ。とか、なんとかじじ臭い話を同年代の釣具店の店員との会話でした。

老いの体力は別にして、製品の加速度的な進化はかなりのもので、20ストラディックさらに23が出るとか?私の未だ現役14ステラと差を感じないレベル。経年進化で後発廉価版が向上し、往年の高価格品との差があるように思えず、所有することにこだわりの無い私にはわかりません。そんなことで、ひょいと買ったスフェロスが随分快適な様子、そろそろ青物が回遊するので実戦検証してみようかと。ギアのスムーズや特にローターの頑丈さはダイワBGの比ではなく、ちょっと楽しみ。

スフェロスは、使ってみて改めてページを作ります。お待ちください。
進化の過程で、自社製品の優劣が見えにくくなっているようですね。相対評価で差があっても、絶対評価がレベルアップになる昨今のリールのようで、1個買うより2-3個買える方が嬉しい。

で、ロッド。メジャーメーカーが開発費用かけたものを同じように作るサードパーティー。ギアなどの機械もののリールは、悔しくてもシマノ一択。世界一の自転車パーツメーカーの技術で、選択肢がなく癪なれど、サオをサードパーティーのショップブランド販売、なかなか最近は良いのがあるので、ここ何年か前からの選択肢になっていて、低価格で良質なんです。

 2023/06/10 夏でもダウンパーカー

ヘッドルーム(トイレ)に夏でもダウンパーカーを入れています。

持って帰るのが面倒ではなく、これも用心だと昔教わりました。長い間乗っていると、沖で予期できない寒気の暴風雨に会うことが何度かはあり、それは怖い思いをして経験を積み重ね、係留地一番の小心者になりました。風波にビクともしない方がいらっしゃいますが、早いうちに怖い思いはした方が、これも経験です。

真夏のある日。とんでもない風雨でびしょ濡れになり、必死に操船して帰港したことがありました。操船中は感じなかったものが、岸に近づき安心エリアになると身体が寒くて寒くて、思い出したようにダウンパーカーを着て、その暖かさにホッとしたことを覚えています。

こういうことか。もう古い安物ですが、まがい物でないダウンですから暖かく、真冬は常用ながら真夏に役に立ちました。海の上は、万が一があり、備えあれば患いなしなのか、先人の教えをありがたく思いました。

釣りで薄汚れたダウンパーカー、セールのクリーニングがあり、何ともきれいになりました。夏をいよいよ迎えますが、ヘッドルームにかかっています。

それにもうひとつ、Tシャツとパンツと靴下、捨てる一歩手前のボロを常備。濡れた時に着替えると救われるようなこともあるんです。法定備品ではないですが、これらもボートにあると役に立ちます。

 2023/05/17 殺気を消す

時代小説を読むと、侍が後ろから膨らんでくる殺気を感じるというようなことが、多く出てくる。どういうものが殺気であるか私にはわからないが、釣りたい一心で穂先を見つめ、さらにはその先の海中を凝視している姿は、本人にはわからないものの、あさましい姿かもしれない。釣りは、魚の命のやり取りなので、この凝視が殺気を放っているかもしれない。すると、狙いものの魚は、刺客に狙われる侍のように海面からの殺気を感じ喰うどころではなく、釣れる魚も釣れなくなるということかもしれない。少々考えすぎでしょうか。でも、わかるようでわからない話ながらも、ちょっと面白い話だ。

でも、考えてみると殺気を放つような必死の形相で穂先を見つめていては、誘いはおろそかだろうし、万が一のアタリにも対応できないかもしれない。そう考えると殺気ではないが殺気を出しているような形相で釣っても、釣果は出ないのかもしれない。飴でもしゃぶりながら気長に待ち受けるのが、一番のようだし、4-5月のボーズ連続の時は、血走った眼で殺気だらけだったかもしれない。釣れるわけないな。

 2023/04/21 私の出航ルール

天候と戦っても絶対に勝ち目がありません。ましてや、小さなボートです。ボート釣りを始めて出航の可否を決める基準を作って守ってきました。風、波、霧を予報で判断しますが、霧は出てみないとわからないことが多く、ダメならすぐ退散します。風力=5m/s以上、波=0.5m超(情報元気象庁予報)、前日の天気予報で判断しています。天気予報で情報元で表現方法が違う場合がりますが、出航中止の物差しを作ります。風も波もこの程度ならば航行はできますが、潮以上に流されたら釣りにくく釣りが面白くないので止めます。

霧 上島が見えないと出航中止で帰港。南の上島、西の姫路の発電所、東の加古川神戸製鋼、が見えるか見えないかです。レーダーがあるからと突っ込んで行く船がありますが、FRP製の小さなボートがレーダーに100%反応しているとは思えません。霧中に入ると方向感覚が麻痺しますので、他船の御所楽なのに突っ込まれるリスクが少なくないでしょう。

風も波も霧も係留地で一番の小心者のようですが、見えない霧中、10m以上の風、1mを超える波など予報外の天候急変での航行もしてスキルアップもしましたが懲り懲りで、あえて向かいたくないです。

風力=5m/s以上
波高=0.5m超(情報元気象庁予報)、海快晴予報0.3m超
霧=上島が視認できない
以上のひとつに該当する場合は、出航中止が私のルールです。

 2023/04/08 小豆島のマダイ

小豆島東沿岸は、冬から春にかけてのマダイの好ポイントが点在。マダイの越冬地らしく各地から集まってくるらしいです。だから、釣り船も多く、年間1万円くらいの入漁券を発行して釣らせています。ところが、3月末ごろでしょうか漁の網が入ったそうで、いわゆる一網打尽でマダイの姿は消え、釣りに行った船はみんなボーズだったと僚船に聞きました。いかがなものでしょうか。

私は、遠いし天候悪化となると帰路が厳しい場所なので行きませんが、年券購入して乗っ込み期を期待して遠路行かれた方々は悔しいことでしょう。しかし、網の恐ろしさです。一網打尽とはすごく、釣れなくなるくらいの大漁だったのでしょう。二見の人口島のマダイの投げ釣りポイントの少し沖、あそこもマダイの網を入れますが、釣りなら時合いに1匹ずつですが、のんきにしているマダイが一網打尽で根こそぎ網に入っているのを見ました。漁ですからそうなんでしょうが……。網の威力は凄いですね。

イカナゴの不漁、そしてマダコの季節になりました。2年続けてマダコは激減していますが、ともに定着性のものですから、大きな回復は容易ではないでしょう。

 2023/03/26 あー怖かった

アクセルとブレーキ踏み違えて突進衝突大惨事の報道は少なくないです。パニックを起こす老人は、海の上でもいます。お気を付けください。

マダイ釣りの時、不要に近づいている隣のYFR24、シフトが抜けていなく、アイドリングスピードで前進して、前方の20フッターボートへの衝突コース。「当たるぞ」と声をかけても何のことかわからん見たいで、再度叫んだら、シフトレバーを最大後進。150馬力の鬼バックで、今度は私を目指してくる。たいへんだ!シフトのみ後進に入れて、取り舵いっぱい。まるで魚雷戦です。大声上げたら、気づいたらしく、今度は最大前進。その時には、先のボートは避難していて、大事にならずにホッとしましたが、どう見てもご老体は、パニックになったようです。

新型YFR24は、電子制御のコントロールレバー。ワイヤー駆動ではないので軽く動き、鬼バックもためらいなくできます。パニック起こしたら前進後進フルスロットルです。おかげで、時合いを迎えそうなお気に入りポイントは、洗濯機の中のような白泡がなかなか消えず、おまけに仕掛けは絡み、釣りは終わりました。当の本人さんは、素知らぬ顔で釣りを再開です。こまったもんです。

保安庁の指導に「見張りを十分にする」とありますが、不要に近づいて来る船、まっすぐにこちらに向かって来る船、こちらから察知していかないとどうにもなりません。悪びれるでもない相手に何を言っても無駄、とにかく楽しく釣りをするためにも、君子危うきに近寄らずです。

 2023/03/12 マダイ釣り 短い時合いが勝負

釣りには魚の食い気が出て、釣れる時間帯の「時合い」は、釣り人ならば百も承知のことですが、これがなかなか読めないので苦心惨憺です。時合いを読むのが難しいのがマダイかもしれません。

明石海峡周辺の潮の流れが速い場所だと、青物が好むような潮の速い時にマダイの時合いはまず訪れません。ある程度消去法で時間帯を見つけ出せそうですが、一朝一夕にはいかないです。潮の流れが緩み始めゆっくりし始めると、多くの場合到来だろうというところで、後は運の問題のようにして待ち受けているのが常です。最近のタイラバの釣りでは、時合いでのアタリを待つのではなく、釣り人がアタリを作らせるのだとか……、もう私には神々しい世界のようです。だからひたすら時合いを待っています。

時合い到来となると、魚探反応にマダイらしきものがベイトとともに浮き始めたりと変化が出始め、突如としてググンググンとサオ先をゆすり手に伝わるアタリが出れば、待った甲斐があるというものです。しかし、マダイの時合いは、そう長くはなく淡泊に食事の時間を終わらすことが少なくありません。

こういう時に限って、仕掛けを絡めてみたり、船を潮上に付けるのをモタモタしていると、あっという間に時間が過ぎ、特に仕掛けの絡みは最悪です。それも腕の内で仕方なしですが、短い時合いがあっという間に過ぎ去り、その間隣の船は型物を上げていたりで、こちらはもたもたしている間に時合い終了……。あるんです。

 2023/02/10 マダイ釣りのトラウマ

失敗などを繰り返すと、また失敗するのではないかと思ってしまう。トラウマだ。心的外傷、「心の傷」とされるものだが、遊びの釣りのことだから生活に影響を及ぼすような病気ではなく、笑いの種みたいなものだ。

例えば播磨灘での代表的なマダイ釣法のサビキ釣りやタイラバの場合、アタリが出ても基本的にアワセを入れない。アワセを入れるとろくなことにはならなず、勝手に小さいハリが唇にかかる感じだ。活性高く元気な奴はひったくるように喰いつき、カンヌキにかかることもあるが、稀だ。

青物のように、アタッてがっちり強く大きくフッキングさせて、その引きの楽しい強さを耐えて、巻き上げることに専念するのとは違い、耐えるのは引きではなくハリ外れの恐怖で、少々違う。魚礁や磯に長いサビキ仕掛けが擦れて切れることや細いハリスの切れもあるが、これも残念だが先に引きずることはない。しかし、ハリ外れはそうはいかず心の奥にガックリ感のモヤモヤが蓄積して、釣りのトラウマを作ってしまう。時合いが来るのを待って待っての魚からの反応だから、なおさらだ。

巻き上げではかなり気を使うし、冷や冷やしながら余裕もない。情けない話だが、腕前の問題だろうから致し方ない。アジやマダコでもハリ外れはあるので、気にすることもないと思うのだが、マダイはやはり特別な存在という意識がそうさせるのだろう。

今春は、3月早々から初釣りを始めるが、少しでもこの心のもやもやがなくなることを願っている。

 2023/01/07 寒がりの苦手な冬

寒がりは、11月の青物狙いの夜明け前で、もう寒くて縮んでいる。3月のマダイ釣りの頃も朝は寒い。勿論、meikeimaruには暖房がないので、釣り場までの航程1時間をじっと耐えている。釣りをし始めると身体を動かすので、風さえなければ少しは身体が温かくなるが、じっと座っている航行中は辛い。自宅でパソコンに向かうときに電気ひざ掛けを使っている。腰から下をポカポカとこたつのように温めてくれるので、重宝している。ふと気づいてボートで使ったらどうなるかで、試した。

消費電力は55Wで、家庭用だから100Vだが、既存のインバーターを使用すれば何の問題もない。昇圧電気ロスを見ても5-6Aそこそこ、ハロゲン球くらいなものだからエンジン始動中は何の問題もなく、まことに温かい。いろいろしっかりと電気配線を作った甲斐があった。太腿やお腹周りが温まると、申し分なく釣り場に航行できる大発見だった。上半身は、ダウンジャケットさえあれば暖かいが、お腹から太腿は100Vの家電製品にかなうものなしで、手軽に暖をとれる。
あとは、毛糸の帽子とマフラー手袋があれば、この稀有の寒がりも釣り場に向かうことができる。当然長靴をはくが、ライフジャケットのベルト式は夏だけで、長靴の季節は面倒でがさばるけれどショルダー式を使う。でないと、落水時に長靴が浮き、腰のライジャケが浮くと頭は水中だからで、皆さん気をつけましょう。