Daily Happening 過去ログ 6

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 2021/08/07 フック痛い

痛い。やってしまった。

釣り針を自分に自分に刺してしまったのは何回目か。それでも、今までは普通の釣り針で、抜こうとするより、そのまま皮膚にハリ先をぐるりと回して出してニッパで切ってしまうと、大した痛みもなく簡単に治った。しかし、今回は一番やっかいなトレブルフックだったので、簡単にはいかなかった。

ミノーでツバスを釣って、小さいので抜き上げたところ、バタバタバタバタと暴れて血をまき散らし始めてしまったので、あわてて押さえようとしたら、テールフックを丸呑みしていたミノーのフロントフックが左手人差し指に刺さってしまった。さらにツバスめ暴れ、がっちり食い込み、2本のフックでツバスと一体化をしてしまい、にっちもさっちも。リーダーを切って、魚つかみでツバスを抑え込み、弱っておとなしくなるのを待った。そして、ナイフでとどめを入れ、プライヤーをツバスの口に入れてフックをもぎ取り、さてどうしようかだ。

プライヤーで強引に抜ききり取り除いたが、他人だったらできない。神経も筋も損傷なさそうでラッキーだった。

釣ったツバスを引き抜いたのが始まりだ。通常は引き抜くと暴れるので、玉網で必ず取るようにしていたが、魔が差して抜いたのが今回の根本的な原因。さらには素手で押さえようとしたのが誘因。ドジだ。ウープス!

それで、不幸中の幸いは他人でなくよかった。乗合ジギング船で大層な勢いで抜き上げる方もいますが、周囲はありゃ怖いですね。

でも、私は釣りバカ。こんなにひどい目に遭っても、帰ることも考えず、そして、このあとフルキャストして5匹釣った。

 2021/07/24 天気痛

梅雨明け10日という言葉があり、梅雨が明けると太平洋高気圧にデンと覆われ、晴天の安定したお天気が続くこというが、ここ何年かはぐずついた梅雨明けだった記憶だ。気象庁の曖昧な表現の「梅雨明けをしたと思われる」の何日か前から派手な雷雨もありながらも晴天の夏空が現れた。気温の上昇も高く、暑さ到来ながら、私には嬉しい夏空がやって来た。

「天気や気圧の変化によって起こる「気象病」や「天気痛」と呼ばれる頭痛やめまいなどの発症」とウェザーニュースに記載されていて、その予報もある。気圧が下がってくると、私も「おもしろくない」になり、雲が出れば薄暗くなるので、拍車がかかるようで、寒い、暗いが好きではないので、冬の曇天や雨天は、愉快でない日々になる。

自宅で、パソコンに向かっていても手が止まる回数が、気圧の低下とともに多くなり、いわゆる生産性は落ち始め「おもしろくない」になる。まあ、わがままなものだが、どうにも苦手。

「おもしろくない」の時は、腕時計についている気圧計のグラフが物語っていて、折れ線グラフが下降傾向になっている。周囲の照明を少しでも明るくしたり、BGMで気分を変化させようとするが、そう大きな効果があるものではなく、天気図とにらめっこになる。

夏は子供のように真っ黒に日焼けをする日々だ。釣りをすると太陽から逃れるすべもないが、曇天雨天よりは晴天は気持ちが晴れやかだが、さすがに釣りは午前中が良いところで、昼一番までにボートの片付などを済まさないと伸びてしまいそうになるし、いい年して炎天下で熱中症ですとならないように早々に引き上げる。それでも夏はいいんだ。

 2021/07/07 よーけ釣れた?

「よーけ釣れた?」とお聞きになる大ベテランの御仁がいらっしゃる。もしも鯛が5枚も釣れたと喜んでそんなことを言うと、「みなさん、たくさん釣って大物も上がっているそうです」と返されてしまう。もう「………」である。何せ、大型クーラー満タンの桁の違う釣果を何回もされ、足元にも及ばないので、返す言葉がなく消沈をしてしまう。私にとって、鯛5枚で尺寸以上があれば上出来であり、勇んで帰宅になるのだが、蛞蝓に塩である。私にはそんな数は釣れっこないし、また、釣らない。とにかく釣果の桁が違い、海鼠の塩もみにもなりたくないので、最近は、嬉しい気分の時は尋ねられないようにしている。

人それぞれの価値観が違うので、数や大きさだけで釣りの満足度は違い、1-2匹でも上機嫌になれる釣りは少なくない。鯛を尺寸2枚でも楽しい気分になれるし、タコ500-600gサイズ5ハイあれば、お腹いっぱいに食べられる。狙った潮で狙った場所で釣る楽しみだ。先日、キャスティングで表層をミノーを引き、ガボンと喰って来るハマチを2匹釣った。大満足だった。揺れるボートでフルキャストしてヨタヨタしながら、ミノーを喰って来る青物を見るのは興奮した。私の新しいジャンルでの釣り、大満足なメジロに近いハマチ2匹で十分だった。こんなことを言えば、「皆さん、青物はチョクリでたくさん釣っていられます」と返されるかもしれない。

先日、名人が尺寸のガシラを4匹釣って来られた。1匹ならばまだしも、今時4匹を釣ろうとしたら、そんなガシラのいる磯の上で操船を見事にして釣るのだから、これは脱帽もの。狙った根魚を見事に釣る技、私にはできない、本物のボート釣り師だ。

 2021/06/24 逃亡の常習犯タコ

意志を持って、水中から出て、海に戻ろうと行動をするのは、釣りの対象ではタコだけだろう。正確に海の方向を察知して逃げようとする。船には、必ず排水口があるが、案内表示もないのに一目散にそこを目指す。何でわかるのだろうか。

イカ釣りを見ていると、釣り上げるとポンと床に落としていく。同じ足があってもイカは脱走せず安心だが、タコはそうはいかずに、その瞬間から逃げる。首根っこ押さえてすぐにスカリに入れる。

このスカリとて危ない。釣ったタコをスカリに入れボートから海に吊るしていた。自己記録の3キロものを釣り、このスカリに入れたが、太い足の巨大な吸盤は、スカリの中から艇体にへばりつき、登って逃げた。力強い吸盤は、船の揺れにも負けずに網を通してへばりつけるとは知らなかった。とても悔しい気持ちだけが残ったが、水から出て登れば逃げれると知る彼らの頭の良さには脱帽だ。

とにかく開口部が高い位置にあろうがどこだろうがあってはならず、目は、常に機会あればと見つめていて、すべてを封じ込めない限り未然に防ぎようがない。それ以来、スカリはやめてタコホイホイなるものを使っている。四角い網のケースだが、チャックでふたが閉まり、入れ口もチャックがあり、チャックさえ閉まっていれば出れっこなく、チャックの確認は習慣づいた。でも、油断禁物でわずかなこちらのミスを見抜く能力がある。

魚は、イケスで生かしておくと顔の表情や目がかわいらしいと思うことがある。ハマチは、あんなに力強い引きを見せるファイターだが、とてもかわいらしい顔だし、マダイは、凛々しい顔立ちをして毅然と見える顔立ちであるが、タコの目は、いつも何かを考え、こちらを見ているようだ。逃げるなよ。

 2021/06/13 サビキ釣り

海で釣ると、サビキ仕掛けの釣りを多くの人が楽しんでいることだろう。堤防などの小アジやイワシの釣りは、サビキ釣りだ。鈴なりに小アジやイワシが釣れると、子供は勿論ながら大人もとても楽しく、家族連れでは大騒ぎになれる楽しい釣りだ。仕掛けそのもののスケールは違いながらもブリやマダイもサビキ仕掛けで釣れる。その他、多くの魚種がサビキ仕掛けのサビキハリに食いついて来る。多くは、魚の皮やビニルやゴムを加工したものがハリについていて、エサのように見せて騙してしまうのだ。

どうしてあんなのがエサに見えるのだろうか。小アジなどは、世に出てまもなくの経験不足だろうから騙されもするかもしれないが、ブリや大タイは、経験十分な強者ぞろいのはずであるのに、ある日突然、騙されてしまい海上に姿を現してしまうのだが、そんなにうまそうには見えず、不思議だ。プランクトンやシラスに見えるのだそうだが、反射的に考えずに食べて痛い目に遭っているようだ。タイ(国)の海老料理などに入っている小さな青唐辛子。バンコクで食べた料理の青唐辛子は、僅かな小さなものでも食べると激辛だ。うまそうな海老と一緒に反射的に食ってしまうのだが、続けて2回食べてしまった時は気を失うかと思った。反射的な行動は危険で、サビキハリもそうかもしれない。堤防の小アジ釣りのアミエビをまくサビキは、これだ。

誘いと同時に喰って来るのは、なんとも嬉しい瞬間であるが、考えてみると、エサ釣りは、魚にも食い意地があるが、サビキはだまし討ちみたいで多少心が痛むが、おいしいマダイは最高のターゲットだし、次の潮でまた釣りたい。

 2021/06/05 小鯛

釣ったことはないし、食べたこともないが、鯛の大型いわゆる70cmを超えると老成魚になり、おいしくないそうだ。なんとなく意味は分かるけれど、青物は、大きくなったメーターサイズのブリは飛び切りに脂がのってうまいが、鯛はそうはいかないようだ。

食べごろは、40-50cmと言われ、私の定番の小鯛もおいしい。小鯛の寿司や酢じめは若狭や広島の名物になっていて、弁当にもある程で、これ好物。手のひらにも満たないチャリコはお帰り願うが、25cm位になると塩焼きにしても美味いし、その塩焼きを炊飯器に入れて鯛めしにすると、上々の晩ご飯だ。私の釣果は、40cm以下ばかりだからおいしいところを頂いているようで、昆布にはさんだ昆布締めを作れば、これはまたうまい。脂ぎった青物もうまいが、鯛は上品な白身でおいしく、私が釣る小鯛は何かと肴にするのが便利でおいしく食べれるというと、ちょっとひがみっぽいか。

大物ほどおいしくない魚は珍しい。タイ釣りでは、特に大物用とするわけでないハリスでチャリコから5kg以上まで喰って来るが、これも珍しい釣りものだろう。青物もアジもある程度同じような群れで釣り、ブリとツバスは同時にはまず釣れない。まあ、タコやタチウオと一緒かもしれないが、タイはその差が大きくスケールが大きな立派な魚だ。それでも、20-30cmを釣っている時に、いきなり大タイが食ってきたら慌てるでしょうね。だから、初期ドラグは緩めがセオリーだとされている。

大きな型物のタイが釣れればうれしいが、これは時の運だろうし、腕前だ。でも、大ダイ釣ってみたいし、リリースしないで担いで帰り、一生懸命にさばく良運に巡り合えないものか。

 2021/05/27 コンテナイケス

いわゆる物入のコンテナに海水を入れてイケス代わりにしている。乗合船にもあるようなコンテナに海水供給で、ボートにイケスはあるが、青物狙いや大物が来た時だけしか使わない。もともとは、のませ釣りの活きアジを水流の激しいボートのイケスを避けて、コンテナに入れていた。ポンプで海水を供給して活きを保ち、水流が穏やかなのでイワシでも弱りにくいのが利点。

タコ釣りでビクを舷側にたらしていて、自己記録の3Kg超のタコが、ビクの中から船体に吸盤を張りつけ登り脱走。この悔しさたるもの、呆然だった。それで、脱走犯タコは四角いタコホイホイに入れて、コンテナイケスで監視を始めた。タコは油断がならないが、見ていると、これが楽しい。釣れて数が増えると、これまた嬉しく、目じりが下がり、ツバスやハマチ小や中タイなら入るので泳がすと、これまた面白い。きれいなタイは、見ているだけで釣った感がある。

ボートのイケスは、120L以上の海水が入るので大人2人の重さ、海水循環の抵抗もあるので、見えていない負担があり、一定速度に達するまでは、結構船体が重たく感じるもので、小型艇ではこんなことも気になる。

ボートのイケスは青物やどでかいのが間違って釣れた時用で、普段はコンテナイケスを使っている。鯛や鰺が目の前で泳いで、タコがいつ脱走してやるかと虎視眈々に睨んでいる水の中、こんなに楽しいのは水族館では見られない。意外におとなしく、落ち着くと少しくらい触っても暴れずかわいいもんだから、コンテナイケスはお気に入り。いかがです。

しかし、沖上がりのタイミングで締めちゃう私、でも絶対に無駄や粗末にしない、釣りすぎないで、おいしく頂く。

 2021/05/21 タコの串焼き

串にさしてあるものはうまい。チビ太のおでんだ。串にさしてあるものの代表は、焼き鳥だろう。串カツもそうだ。串にさしてあるからうまく、バラバラにしてしまうとおもしろくもなく、うまくもない。何人かで居酒屋に行って、焼き鳥を皆で食べやすいだろうと頼みもしないのに、バラバラにする輩がいる。単なるご機嫌取りのようなおもしろくないことをするのが、サラリーマンにいる。

タコの足を串にさして、塩焼きにする。それだけだ。モロッコやどっか遠い海のタコではだめで、潮の流れで鍛えられた明石のタコがうまい。それも400g程度の小型の細い足がうまい。キロものは、同じ串にさしてもあれはおでんがうまく、秋タコ冬タコの型物はおでん種にするとだしも出てうまいが、夏のタコは串にさして塩焼きだ。塩が旨味を引き出し、噛まずにしゃぶりながらビールが飲める。

浜値の5倍近い売値で、400gのタコの足1本は肴としては採算の合う代物ではなく、居酒屋さんに明石タコの本物でこんなことをするお店は、たぶん稀だろうから、釣り人冥利だ。

最近話題になっている生ビールサーバー、この串焼きを食べると本気で欲しくなる。食べて旨味と塩味を味わい、グイッとビールでリセットさせて、再び食べると改めて旨味と塩味を味わえる。だから、キリッとしたビールが辛口のビールが必要だ。

そして、全部食べてしまわないで、翌日に置いておくと旨味がまた違う。お昼にご飯と食べると、塩が程よく回って、これまた旨い。刺身も煮付けもソテーも揚げ物も、そしてたこ飯も、どれをたべてもうまい。結局、明石タコが素材として秀逸のうまさなのだろう。今シーズンも釣り過ぎないようにして、美味い肴を手にできれば幸せだ。

 2021/05/17 釣りの残業と朝活

釣りに出る時の多くは、朝の潮を釣って潮替わりで沖上がりを通常予定して、多くは10時半までに沖上がり、11-12時迄に帰港する。勿論、朝から予想以上の釣果に恵まれるような奇跡が起こると、8時でも9時でもさっさと帰ってしまう。先日、タイを100匹釣って、次の週に60匹釣ったという豪儀なお話をお聞きすることがあったが、私は食べる分で満足してしまうし、100匹なんて逆立ちしても釣れないし、釣らない。

問題は釣れない時だ。朝からボーズで気も感じられない日、多くの場合は心が折れて、早々に退散する。そんな時は深追いして、さらに痛い目に遭ってはと思ってしまう意気地なしだ。それでも、釣れないもののなんとなく気を感じる時があって、潮替わりを経て残業をする。残業の午後便だ。大概は、体力と時間の浪費に終わるが、なんとか型を見れると嬉しい。

出航6時を常にしているが、今は5時前から明るく航行に何の支障もない。それで、「残業」より「朝活」の方が仕事でも効率が良く、残業は決して効率の良いものではなく好きではない。

釣りならばなおさらだろう。釣れないから残業は、どう考えても後手で、逃げ道用意しているようだ。先日、タイ釣りで、朝の時合いの前にもうひとつ時合いがあったのを逃したようで、「早起きは三文の徳」で、朝活に帰ってから気づいた。

習慣的に6時出航としていたが、5時出航が良い兆しを作るのかもしれない。
と、言うことで、早速タコ釣りに5時出航した。30分後に釣りを始め、なんと6時までに2ハイ釣れた。朝活は生産性が高い。

問題は、1時間早く3時に起きるのが、このままできるかどうかだ。

 2021/05/06 鯛のアタリ

今シーズンは、生意気なことにマダイ釣りから始まり、マダイ狙いが続いていて、まあ晩ご飯になるような釣果がある。スカタンな日もあるが、元来マダイ釣りは苦手意識が先に立ち、機会が少ない狙いものだった。あの長いサビキ仕掛けに起因するところだ。確かに、5-10mもある全長は扱いにくいの一言だ。ひとりで操船して、ポイントに落とし込んでいくのは難しい。もたもたする、絡む、イライラするの繰り返しみたいだ。また、潮による時合いの見極めも素人には難しい。どこで喰って来るかがわかりにくく、青物やタコゲーム、回遊を待つアジのように単純とは思えないのが難しく避けていたが、釣れるととてもうれしい魚だ。尺寸の半ばが2枚も釣れれば、こりゃうれしい。青物に見慣れた家での見栄えも違い、家人は大喜びをする。

サビキやチョクリ仕掛けで狙う播磨灘のマダイだが、独特のアタリから独特の引き味がたまらない。青物の強烈なアタリに強引、タコのズンと来る重み、捨てがたい楽しさを持つが、マダイのアタリは、サオ先をたたくように穂先が小刻みにグングングンと出てきて、しっかりとハリがかりすれば、柔らかめのサオは胴から曲がり、サオ全体でグングングンと引き始める。ハリがかりが悪いと首を振ってグングンとする時にパンというような感じでハリ外れし、しょぼんとしてしまう。目感度手感度ともに上々で、このサビキ仕掛けのアタリがたまらなく楽しい。そして、釣れるのは桜色に輝くきれいな魚で見栄えが良いから、そりゃ人気の釣りだ。

刺身を作り、骨などあらは潮汁にして、頭は辛めに煮付けて肴にして、小ダイを釣りながら、大ダイを夢見るマダイ釣り初心者だ。