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 2022/05/22 カッパ

雨具のことをカッパともいう。なぜか。長い間、河童からモジって合羽だと思い込んでいた。水の生活をしていて甲羅がある河童をカタカナでカッパと言っていると思っていた……。違った! ポルトガル語の「capa」雨具からの外来語であった。mid60まで知らなかったのは、あまりにも情けないことであったが、それを知った。漢字で合羽なんて言葉があるので、てっきりと……。

カッパという表現は、しゃれたポルトガル語なのに多く使われていないで、レインウェアという表示になっていて、カッパ=河童の思い込みが、おしゃれな感覚を台無しにするのかもしれない。

様々な製品があり、ゴアテックスなどのように蒸れないとはいうものの、暑い時期はやはり蒸れて汗びっしょり感である。雨水は通さず水蒸気だけは逃がすという科学の理論はできても、なかなか思うようにいかない。私のカッパは、このしゃれた感のあるゴアテックス製と、漁師が来ているようなPVC+ポリエステル製のサロペットパンツタイプ、蒸れるが絶対に濡れないゴツイのだ。まあ、このゴツイやつの方が暑いが使い勝手はいいもんだ。

釣りをしていれば雨が降ることもあり、雨具は必須だ。しかし、濡れることが大嫌いで、雨具すら濡らしたくない気持ちである。

かっぱ巻き、ご存じの胡瓜が入った巻きずしであるが、河童の大好物の新鮮なキュウリだとわさびに合いとてもおいしく、夏の肴として冷えたビールと好物で、雨に濡れる合羽より、かっぱ巻きの方が嬉しいです。

 2022/05/08 無線

ボートノウハウカテゴリーに無線の記事がいくつかあります。ここのところ、アクセス数が一時的に急増していて、「なぜ???」でした。何日か続いたところで「なるほど」と納得がいきました。知床観光の沈没船の無線が整備されていないと言うことで、船の無線などの検索によると理解しました。

検索して頂き、当サイトにお越し頂いた方々にお礼申し上げます。でも、アマ無線が良いか国際VHF無線が良いかと記しているので、いかほどにご参考になったか恐縮です。しかし、国際VHF無線は船舶の無線で、遭難・安全通信・港務通信等々に使用され、VHF帯の無線は使いやすく安価な割には性能が良く、多くの船舶と交信ができ、保安庁ともつながるので、装備されていればよかったと思います。この無線機の16CH(156.8MHz)は、すべての船舶局で常時聴取されている周波数です。

私の記事には、いざというときの携帯電話なんか信じられず、無線を装備していると書いています。こんな、内海で釣りをしていても感じたことで、圏内であっても通話できないことは、あの低出力ですからいくらでもあります。無線の良さは、発信すれば電波が届く範囲の同周波数の無線機がすべて受信します。携帯電話のような特定対特定ではなく、特定対多数です。メーデーが、発信されていれば保安庁の巡視船も一般の船舶も受信して、すべての船舶が対処するはずです。もしも、保安庁まで届かず返信が無ければ、付近の船舶による「メーデー・リレー」が使われ、より広範囲へ電波をリレーします。これは世界共通の海と空の決まり事です。旅客船が無線装備ないなんて、誠に残念なことです。

亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

 2022/04/20 ドラグ設定

どんな魚が相手でもドラグを鳴らして走られると、ドキドキしながらも大いにワクワクし、気持ちの良い瞬間だ。根のある底層で喰って走られるとワクワクどころではなく、お祈りになってしまう。それでもドラグが鳴らないと、面白くない。

春はマダイ釣り、緩いドラグ設定で釣っている。指でつまんで引っ張れるくらいを初期値にしている。元来、ライトタックルが好きなので、ドラグきつめの引っ張り合いというのは、ジギングの2号タックルや3号タックルだけかな。キャスティングだと飛距離を稼ぎたいのでライトラインを使うことが多い。細いハリスやリーダーではドラグは緩めにならざる得ない。聞くところによるとテンヤやタイラバの細いリーダーでは1.7号などもあるそうで、ドラグ設定は800gで4キロものをあげるそうだが、巻取りは、10回ハンドル回しても4回分くらいだろう。

それでも、細いリーダーやラインの潮切れは抜群でしょう。ラインの設定はその魚を取りこめれる最低限のラインがベストで、言い換えれば、その魚が喰って来る最大値のラインともいえるのかもしれない。電動リールにチョクリの強竿ではなく、軟竿の手巻きリールの楽しみで、ひとりニヤニヤするドラグ音かもしれない。

警戒心の強いマダイなどは、細いハリスは必須でしょうから、ドラグ結構緩めです。3月は、ハリス3号で通したが、産卵期が近づき警戒心が強くなれば、2-2.5号にして冷や汗ものだ。サビキ釣りでは、最後にラインを持って手で上げる動作があり、指にはドラグがないので、ここも難関である。まあ、最後まで走る魚ではないので、ひたすら慎重にすればであるが、悔しい思いも少なくない。

 2022/04/09 サビキマダイサオ

最近の船のサオは、汎用性あるものが多いが、サビキマダイサオを購入した。錘負荷20-60号で 270cmという代物だ。調子は6:4の胴調子で、9尺のサオは大きく円を描くように曲がる。

いわゆる手軽なショップブランドという低価格なものだが、長さとその胴調子に魅力を感じた。マダイの引きをいなすように大きく曲がり込むが、意外にバットに力があるので使い勝手が良い。

安心感で言えば、フルソリッドロッドで、食い込み良さ ハリ外れの緩和で利点は大きいのがフルソリだが、新製品のタイラバロッドにフルソリモデルが増えた。フルソリのしなやかに魚を手元に寄せてくるので、信頼は高い。難を言えば、アタリ感度の鈍さがある。サオのだるさは釣り方の問題だが、アタリの手感度が鈍い。それでも、下手くそな私には力強い見方で、鬼に金棒になってくれる。

このマダイサオのかけた時のしなりを見るのが、たまらなく楽しい。尺半以上になればゴンゴンという独特の引きも強く、その引きに対してのサオのしなりは、ひやひやしながらも気持ちよく胴から大きく曲がり込む。ルアーゲームでは気にもしなかったこんなことが、釣り味にもなってくる。

マダイ用は各メーカー種類が多くある。造りも上等なものが多く、かなりマニアックで、特に関西では少ないコマセ釣りのサオとして進化をしたのだろう。鮎や渓流にへらと淡水の世界の趣味の良さを感じることができるのが、マダイのサオのような気がする。最近生意気に、マダイが釣れたものだから少し深みを見てしまうが、向こうの深淵に引き込まれたら大変なことだ。

4キロ物を釣ったらご褒美に「舳」を買おうかしら。まあ、釣れることもないので、買うこともなさそうだが、ムラムラと欲しくなる逸品だ。4キロが条件。

 2022/04/01 マダイ釣り

日本人は、マダイには古くからおめでたい時の立派なお魚というDNAがあるのだろう。とにかく釣って帰ると喜ばれる。しかし、長い間も苦手意識で釣ろうとしなかった魚だ。まず、主流の釣り方のサビキ仕掛けの長さが敬遠材料の最たるもので、6-10mなんていう長さがかなわない……でした。

それでも早春から春の釣りものはガシラではおもしろくないし、頑張って一昨年からマダイサビキを始めた。この時期、扱いやすいタイラバなどは誰もしていないので、まだ追わない時期だろう。春のベイトの代表イカナゴを模したサビキハリに分があるのだろう。長い仕掛けに悪戦苦闘しながらもボチボチ釣れ始めた。尺寸でも大喜びで肴にすると、これまたうまい。刺身はもちろん、焼きも煮つけもおいしい。後を引くうまさだ。

マダイ釣りでは、ばらす確率が高い。口の硬い部分にチョンとかかると悔しいことになり、なかなかカンヌキにかかりにくく、このあたりが上手な人のアワセ方なんだろうと思うが、当分はその領域に達することができないと思う。それでも、細いハリスでドラグを鳴らしながらテンション落とさないように巻き取るのはおもしろく、はまっている。こうなると、サビキしか釣れないような気がして、扱いやすいタイラバに手を出しにくくなってきた。

1年中、マダイを狙う方々がいらっしゃるわけで、おもしろい釣りだし、何よりおいしい肴になる。それでも、初夏からの青物との駆け引きも大好物なので、さてさて困ったものだ。

青物も相手をしたいなんて言うと、まだいいよ、鯛を釣ってくださいと言われる。マダイの人気は高いが、5月後半はサワラだし、6月はイワシを追いかける青物を追いかけたい。

 2022/03/09 リールの交換できない電池の交換

Quick fire 小船というカウンター付きの両軸リールを10年以上前に購入したが、アジ釣りに便利で未だ現役だ。中アジ迄ならばドラグ云々なんてのは関係なく、尺アジでもどこかへ走ってしまうような引きはしないので、口切れしない程度にゆるゆるとラインが出ればよく、潮切れの良い0.8-1.0程度のラインに絡み防止のリーダーを1ヒロがちょうど良い。

ソーラ発電と二次電池の仕様で電池交換はできない。でも、二次電池も劣化すると日光で発電しない限り表示しない。すでにメーカーは修理不能の看板を上げている。聞くところによると、修理だと液晶とアッセン交換で1万円以上だというアコギであったそうだ。部品明細には電子系は記載されていないが、カバーをばらすと電池があった。防水パテの中に潜んでいるが、充電可能なコイン電池の同種を買うと、あとははんだ付けで簡単に回復した。シリコンで防水して、何百円のレベルで復活した。最近の製品は、容易に電池交換ができると言っているが、遅すぎる。

リールは長く使え、特に両軸リールは大きな差が出にくく、青物との勝負だと力のある新製品も欲しくなるが、沖の中小物釣りは、使い勝手が良ければ十分だ。しかし、通販で何でも手に入るもので、マニアックなコイン型の端子付き二次電池が、型番で検索すれば大手外資系通販で普通に買え、翌日には配送される。どんなものでも、修復できると嬉しくなるし、DIYでできるとなおさらだ。

 2022/02/20 釣り具の値上げ

シマノ、ダイワの釣り具メーカーがロッドもリールもすべて値上げした。コロナ禍でアウトドアー志向が強くなり、この市場はかなり潤ったと聞いたが、突然の値上げである。理由は、昨今の部品調達が思うようにできなく、生産数が限られる可能性の対応だとのことだが、それで値上げは、どうにも釈然としないのがある。

ロッドもリールも毎年性能が向上しているのだろうが、商品名に惑わされることが多いようで、高級志向が強くなっているそうだ。メーカーは毎年の新製品が前作より格段に良くなってきたと何年も言い続けているので、現在の中級品は10年前の上位機種、現在のリーズナブルな製品は数年前のアッパーミドル以上の性能を持っているかもしれない。確かにステラやツインパワーはとても良いものでも、所有欲が先行してしまっているような演出をメーカーがしているようだ。もう、所有欲に左右される年でもないし、使い勝手の良いミドルクラスで十分だ。

昨年のストラディックは、随分と良いものになっていた。4000番で重量感からSWを選択しなかったが、キャスティングゲームのお供だ。60cm前後をいなせるので、ギアも躯体も改良されていて良いものになっている。

そこで、今ちょっと気になるのが、スフェロスSW6000PG あの低価格でどのくらいの使い勝手をするのだろうか。興味ある。今度のセールで買って試したい。躯体やギアに、剛性感がある程度あれば、これは結構いけるもんだ。なんたって、定価で2万円切るんだから。

 2022/01/23 初釣りは難しかった

高気圧圏に入り天候安定で風も弱い中潮の3日目。この潮ならばと考え、初釣りのマダイ狙いをしたが、何にも音沙汰無し。周囲にはボートも多かったが、サオが曲がった姿はどこにも見えない。明石海峡では、最速6ノットの上げ潮が流れるにも関わらず、ここ家島諸島では、0.5ノットの潮。これではマダイの活性は上がらず、1ノットに近づかないとダメだ。おまけに、水温10℃と真冬の冷たさだから手強い。しかし、ここの潮の流れは難しく、今年も翻弄されるのだろう。10時半、寒さと退屈でさすがに気力が萎え沖上がりをした。天気も良かったし、海に出れただけでも楽しく、2月中旬までは厳冬期の釣りの難しさだ。

ところが、小豆島に行った僚船。60cmを頭に3人で26枚。いやはや脱帽だ。イカナゴらしきベイトが回遊して、一気に活性が上がったとのこと。低迷続きの小豆島もイカナゴの魔力があれば活性が上がった、マダイの越冬地。小豆島は遠く30NM先だからDFRならば1時間強でも、meikeimaruでは2時間弱の航程で、何回か行ったことはあるが、とてもとても私のエリアではない。先週の釣行では皆目だったそうだが、今回は1月のマダイ釣りでは申し分無しだろう。マダイ100匹の御仁ならば、大したことないとおっしゃられるかもしれないが、60,50,40と型物をそろえられての帰港は気持ちが良かったことだろう。羨ましい。

 2022/01/02 満月の夜明けの狐2匹

正月は神に詣でることが少なくない。狐を祀るお稲荷さんがあるが、狐は神の化身なのだろうか。

狐狸妖怪 人をたぶらかせたりする悪い化け物と言われているが、集落に近い里山に暮らしているキツネにタヌキで、人に接する機会が多い動物なので、こんなことも言われたりで同情をする。
係留地の横は、低木中木クラスが生い茂るブッシュで、鳥も獣も多く生息している。晩秋の釣行日、満月の前夜十四夜の夜明け前ボートに向かうと、車のライトに照らされて狐が出た。もう少し行くともう1匹出た。2匹も見たのは初めてで、思わず「お帰りかい」とつぶやいた。明日は満月なので、前夜の宴で一晩中騒いでいた狐が、夜明け前に朝帰りのようだ。見えなかったが、腹鼓のタヌキもどっかにいたのだろう。狐と十四夜のお月さん「釣果よろしく」とお願いして、そして、日の出、これで釣れないはずはないだろう。勇んで、夜明けの海を明石沖カンタマへ向かった。釣果は、釣り過ぎのとんでもない数で、反省するほど。

なかなか会えないが、また狐さんに会える新年であってほしい。