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 2024/10/04 家島諸島周辺にイワシがいなくなった

毎年9月は、盆明けくらいから様子を見ながら家島諸島で「落とし込み釣り」をして、ハマチから始まりメジロやブリを狙って、なかなか高確率で型物が釣れました。あの独特のイワシ活きエサの釣り方が、イワシを釣ってそのままブリに化ける魔法のような機能がたいへん面白く、1年でも楽しみな9月でした。ところが今年、全くイワシが来ません。昨年からその傾向が出ていたのですが、やはりだめかです。

毎日予約客多数で満船の乗合船がありましたが、今年はまともに釣ることがなく月半ばにすべてキャンセルをされました。ということは、この界隈にはイワシが存在しないという裏付けですし、小艇も何回か調査に行きましたが、遭遇していません。夏にかなりの数の網船が二艘引きをしていましたが、獲りつくしたのか、水温高くイワシが消えたのかわかりませんが、間違いなくイワシは消えました。

9月に明石沖で釣ったハマチの胃には、イワシがたんまり入っていて、青物の群れもいますので、イワシの群れは存在するのでしょうが、こちらもいつまでイワシがいるでしょうか。イワシがいなくなれば、青物群れはそれを追って探しに行くので、播磨灘から消える可能性はあります。もちろん、マダイもサワラもサバもアジも同様です。イカナゴの次はイワシになるのかと危惧します。あれだけのシラス漁ですから、いくら天文学的数字に産卵のイワシでも、網の目の方が多いように思えます。

二見港でマイワシの型物の群れも2019年を最後に接岸することがなくなったのも、同様なのでしょう。さびしいですね。

ジギングで釣ったハマチの胃の中、9月中旬まではたんまりイワシを喰っていましたが、10月初旬は、イワシはまったく喰っていない。青物が移動するかもしれない……。

 2024/09/16 鮎ルアー釣りに興味を持つ 鮎ルアー1

最近少しずつ表面化してきた感じの鮎ルアー釣り。まあ、まだメーカーの販売戦略的な感じもありますが、かなり興味を持っています。そもそもルアーで釣って良い川を見つけることから開始だし、ボート釣りのタックルならば既に一生ものかと思うほどではあっても、鮎となると何もないので、始めるならばここからスタートです。釣れる釣れないの前に、どこへ行くか、川のどこで釣って良いのか、駐車場所と川へのアクセス、こけない足ごしらえ、ここまで組み立ててからタックルとリグです。そして、釣り方だし、獲物を塩焼きにできるのはいつのことやら……。

釣る前に、常連さんたくさんの川で、自分の居場所を確保することができるのか。乗合船ならば絶対的君主であり教師である船長がいるので初心者も安心できますが、「おっさんなにをしているんじゃこらーっ!」を何回聞くことかと思う。友釣りと鮎ルアーは、多分に劣等感だし……。船長はいないけれど、おとり屋さんの大将がいるので、ここが拠り所かもしれません。おとりを買わなくても年券(遊漁券)買えば、末席に加えてくれるかもしれない。

まずは、川の調査開始で日本海へ流れ込む2河川の漁協やおとり屋さんで、初心者ですと教えを頂いた。来夏までにタックルやリグをそろえて、釣り場に行けるように(釣れるようには、まだ先)準備をしていきます。青物釣るのとは、まったく違う未知の世界です。

このmeikeimaruサイトで、完全なる番外編ではあっても、小艇の釣りなので、初心者のチャレンジを作っていきます。駐車して、川へ入るのすら、思っているよりはるかに難しく、海なら地磯にどうやって行くのレベルで、最初の一歩から悩んでいます。

 2024/09/07 喰っている奴はタフで力強い

8月初旬に最初のツバスを釣り、例年は7月だったが遅れていたので、嬉しかった。それから1ヶ月経つと、多分同じ群れが明石沖で元気よく食べているのだろう。経過とともに釣れる個体の大きさに変化が出てきて、ハマチサイズに成長したのと未だツバスと差が出てきたようだ。

ひと潮一寸と言われる成長速度だ。

また、釣った時のその引きは、個々に違い、なかなかどうして頑張るほどの力強さを見せるものとの差が出ている。力強いのは、体高が出て厚みも出ている。そして、胃を見ると朝からたらふく喰っていて、パンパンに膨れ上がっているものがいる。タフな奴ほどよく喰う。これは、人も同様で、喰っている奴は力強く、へなちょこはいない。

青物は、血合いのある魚だが、血合いのある魚は眠らないでも生きていく成分があるそうで、常に回遊をしている。潮の速い時に磯にへばりついて就餌のチャンスを待っている以外は、グングンと泳いでいるのだろう。当然エネルギーも使うので喰うのだ。

良い循環悪い循環が生まれ、タフな奴ほど活発に泳いでエサを喰う。だから、身体は大きく力強くなり、さらに就餌のチャンスが広がるのだろうが、へなちょこは、その逆で集餌のチャンスが少なくなるだろう。自然の厳しさを僅かに見るような、成長の個体差だ。

青物の胃袋は、3倍にも4倍にも伸び大きくなり、その集容量は、びっくりするくらい食べて膨れているのがいる。そして、その消化スピードはかなり速く、朝一番には空っぽになり再びイワシの群れを追いかけるようだ。釣った魚の外見も興味深いが、下ごしらえの際の胃袋拝見は、かなり興味深く、ベイトがわかる。そして、この胃袋がなかなかおいしい。湯通しでポン酢、また甘辛く煮つけ、かなりの逸品になる。食いしん坊は困ったものだ。

 2024/08/24 チョクリ釣りの魔力と魅力

チョクリ釣りが好きか嫌いかとしたら、釣れる確率が高い点は認めるが、好きではない。釣果が欲しい時、これで釣る。が小艇の個人的な意見だ。小さいベイト、シラスやカタクチの4-5cmみたいな時は、ジグでは手強いのでチョクリで狙う。だから、ツバスが回り始める7-8月早々の時期だ。また、秋にシラスの群れを捕食して、真ん丸に太ったハマチ大、いわゆるシラスハマチを狙うのはこれだ。栄養満点でパワフルな連中だ。食べれば、脂がたっぷりとのってうまい。

チョクリ仕掛けの利点は、小さ疑似餌が食べやすく、多くのベイトパターンで適応するようだ。また、仕掛け全長が長いので、広くタナを探れる効果がある。ジグなら狙わないような表層に近い中層までカバーするので、上下に素早く泳ぎ回っている青物の目に留まりやすく、喰う確率はハリの数だけ増えるというものだ。8本ハリならば、ジグの8倍とは言わないが、かなりチャンスが多くなる

ビニール片を動かすとシラスや小さいカタクチに見えるのだろう。多くの場合フォールに反応を示すので、確実に見ている。そして、喰って反転するからカンヌキにかかる。アワセが必要ないほどに、向こうアワセで見事にかかるように反転をする。間違いなくエサと思って喰うのだ。

問題がひとつ。5本ハリの短縮版で釣った時、シラスハマチのおデブ(50cm台)が活性高く5匹が全部喰った。引きは、耐えられるレベルだが、引きより動き回る連中の重みは凄かった。ブリより重く上がらない。なんとか一番上の一匹目をボートの床に放り出して、海をのぞくと鯉のぼりだ。さすがに奴らもバテテ抵抗しないが、重たい。2-3kgのデブばっかしだ。絶対に10本ハリなどは使わず、短縮サイズで使っている。10匹だってあり得る恐怖だ。

そんな万能なチョクリだが、チョクリ仕掛けのボートが難渋している横筋で、ジグで入れ食いもあった。魔力があってもそれが万能ではないのかもしれないが、魔力は魅力だ。

 2024/08/12 お気に入りのルアーほど失ってしまう

ルアーは、ジグもミノーもお気に入りがある。大概は、型物で良い思いをさせてくれたルアーだ。そして、何匹も釣れ、ものによっては、塗装がみすぼらしいほどになっているものもある。現行品ならば買い足すが、多くは絶版ものだ。

使い込んで信頼のできるルアーを駆使しても釣れない日は、当然ある。ボーズだろうと「今日はダメ」で妙に納得してしまう。サビキ仕掛けにはこんな愛着はわかない。サビキ釣りやエサ釣りで釣れないとき、潔く負けを認めず、グダグダ言っている。ルアーとサビキでは、価値観が私は違っている。サビキ仕掛けが切れても交換するだけだが、お気に入りのルアーを失うと帰りたくなる。

ルアーを失う最たるものは、私の場合サワラカッターだ。彼らが、歯をむき出しにしているのか群れが回るとラインを見事にやられる。

キャスティングだとライントラブルで細身のPEを千切って飛んでいく……、ジギングだと根がかり……、ともにその確率をゼロにできないのでお気に入りを失うが、サワラほどではなく、あんなにおいしい魚でなかったら恨みは倍増かもしれない。

そして失うルアーは、ジグでもミノーでも大事なお気に入りに限ってやられる。絶版もので、すでに手にできなくなったカラーもやられる。惜しげのないものほど無くならないで、廃棄用の箱に入っていく。

使い込んだルアーは、色が失せてても釣れる気がするし、信頼がおける大事な道具だ。

 2024/8/8 マグロが世界的に減ったのは、獲り過ぎてませんか

クロマグロの激減は、世界的な大問題で漁獲枠が厳しい。日本は世界中の海でマグロを獲った。太平洋クロマグロの資源管理を話し合う国際会議が閉幕し、来年以降の全体の漁獲枠を大型魚で1.5倍、小型魚で1.1倍に拡大することで合意したと報じられた。

日本人は鮪を食するのが好きだ。その鮪を食べ始めたのは、江戸時代後期だそうだ。漬けにした寿司だねから始まったようだが、その頃にはトロを食べなかったそうで、トロを食べ始めたのは、戦後だそうだ。もったいないことである。江戸時代に、どんなタックルとリグで、あのパワフルなマグロを釣ったのか獲ったのだろうか。釣りなのか網なのか興味は尽きない。冷蔵技術の無かった時代の寿司だねに、蛤の酢じめがあったそうな。うまそうではあるが、マグロと違い、あたったらそりゃ大変だったろうと想像する。

魚には、眠る魚と眠らない魚があり、大別すると回遊魚は眠らない魚で、定住する魚は、のんびりと眠るそうだ。眠らない魚には、いわゆる血合いというものがある面々で、総じて赤身が多い諸君たちだ。眠らなくても疲れない、また脳に異常を出さない、そのように血を浄化する機能があるとやらだ。

ボートのイケスで泳げない型物のブリやサワラは、呼吸困難になって早々に世を去る。だから、すぐにエラを切って、イケスで血抜きをするが、泳いで口から水を流し込み、酸素を血液に供給することが必須なので眠らないのか、眠らないから泳ぎ続けるのかは疑問だが、いよいよその眠らない魚たちとのバトルの始まる季節になった。

ところで、マグロの漁獲枠が増えたということは、少しでも手ごろな価格で手に入れることができるようになるかいなと……。なにせ、播磨灘では釣ることのできない魚なんで期待したい。

 2024/07/27 シロギスの仕掛けは自作のオリジナル

シロギスは目が良いはずだ。砂から頭をちょろっと出しているのを見つけてつまみ上げ、それを食べる。遊泳中にだ。視力は間違いなく高いのだが、アジやメバルと違い、ハリスの太さを気にするような魚ではない。でなければ、あれだけ多くのアタリを送ってこない。しかし、絡んだ仕掛けやパーマネントのハリス、少しでもふやけたエサ、これらには極端に喰いが落ちるというか、喰わない。ちゃんと見えているのだ。

投げた時のテンビンへの絡み防止は、投げ方ものだが、仕掛けとして工夫も必要だ。2本撚りのモトスやチューブを付けたハリスなどの市販品があるが、ハリスとモトスを太くすることで、高い確率で解決できる。使用のハリは、6-7号の袖型や狐型の変形だと市販品は数が少ない。あっても、ハリス0.8号にモトス2号と思惑がまったく違う。チューブや編み込みで工夫はされているが、気に入らずに思うようなものが見つからず自作している。

絡み防止が主要因で、ハリス2号とモトス4号で作る。喰いが落ちる気は全くなく、チョイ投げレベルの楽しみは十分に維持ができる。ハリスが太いのは、絡みとパーマネント防止、飲み込まれた時に抜きやすい。3号通しで作ってみたが、ハリが小さいので3号は、少々太いと感じてやめたが、喰いが悪いと感じなかった。フロロとナイロンと素材の差もあるし、それぞれの長さを試しながら作った。仕掛けの全長は、アタリと絡みの最大公約数。長いのは、絡みやすいが、誘いは大きい。ここが味噌。

自作だというものの、2本ハリの仕掛けなので作成も簡単で、夜な夜な夏の期間分は作った。秋になるとハリを少し大きくしたので、また夜な夜なの作業だ。以前はサビキ仕掛けも作ったが、さすがに手間がかかるので、サビキチョクリは市販品を使い、まずそれ以外は、自作して、こうしたいああしたいと考える事にしている。それで釣れると、市販品で釣ったのとは違い、釣りのおもしろさを感じる。

 2024/07/18 フックを根巻で巻き上げて作る

サビキ仕掛け以外は自分で作るようにしている。特にジギングフックは自分でアシストラインを結んできた。既製の市販品は予備以外は使わず、外掛けや内掛けで結んできた。理由は、コストも大きな要因だが、自分で作った仕掛けやハリで釣りたい。これだ。特に、仕掛けやフックラインの長さをいろいろ作って、うまくいくとそれは面白い。人が作ったものと自作では、根本が違うので、間違っていて釣れなくても、それも釣りだし、うまくいけば1匹でもうれしい。
最近は、トレブルフックのミノーもシングルフックで釣ろうかと、只今製作中。極短のラインで小さく軽いフックを継ぐと、リングと違いその動きの自由度が効果を生むそうだ。どうなのかはわからないが、やってみて正解だとうれしくなる釣りだ。まあ、どれが正解だかわからない場合もあるが、それでもいい。
このトレブルフックのシングル化は、前に書いたトラウマに起因している。7月の狙いものの画像の内、ツバスが並んでいる釣果写真で、1匹がエラ部分を切ってあるが、あいつが張本人で、エラから背骨を切って締めて静かにさせてから、フックを外した。その痕跡だ。
それを「結ぶ」ではなく、最近から根巻糸を巻き付けて市販品のように作っている。糸を巻き付けて固定したら、マニュキアを縫ってオリジナルにする。100円屋でじいさんがマニュキアを物色している姿が異様ながら、本人は面白がっている。
「結び」の在庫もたくさんあるので、通常のジギングではまだ登場しないが、キャスティングは先行登場だ。それでもジギング用は、小艇のフォールで釣る釣り方に、段差が大きくあるアシストシステムを試してみる。どちらもうまく釣れれば、お祝いだ。
だから、釣りは面白い。

  2024/07/11 梅干し

天気予報は、熱中症!熱中症!の連呼だ。確かに、7月上旬にも関わらず猛暑日が続くが、それにしてもエアコン環境を言い続ける。24時間エアコン付けになると暑さに対応できなくなるだろう。自分なりにものさしをつけないと、釣りに行ったらコテンとなりそうだ。まだ、海上では海水に冷やされた空気がるので、直射日光を避ければ何とかなるが、帰港後は容赦ない暑さに見舞われる。
釣りに行きたいが、熱中症にはかなり気を付けないといけない。水だけ飲んでも飲まないよりはよいだろうが、細胞に吸収されない。塩分とミネラルが必要で、双方を備えているスポーツドリンクと夏の定番の麦茶、必須だ。あれば、スイカにキュウリ。これらをたっぷりの氷を入れたクーラーで持参するのは、夏の釣りに欠かせない。
もうひとつ!「梅干し」。高価な南高梅でなく中華製でも何でもよいので、ボートに在庫を置いておくと効果がある。塩分とミネラルを備えているので、利き目があり、間違いない。朝と昼に1個づつ食べれば、水分の吸収がよくなるので、予防薬になる。勿論、先のスイカとキュウリも塩ふって食べればミネラルたっぷりの効果は、これ毎年実感する。梅干しと塩は、標準携行品だ。

ところで、ひとつだけご注意を。食べた梅干しの種、ペッと海に捨ててはいけない。種飛ばし競争のごとくペッとやりたくなるが、古くから「時化」を呼ぶと言われている。海に種を捨ててはいけないそうだ。ボート釣りに突然の時化は、怖い。ところが、時化になって種を捨てると時化が収まるとか……。語り継がれているような迷信でも、海の上のことは守ったほうがよいだろう。

 2024/07/02 トレブルフックのトラウマ

トレブルフック(トリプルフック)、そうルアーでは普通の3本のハリがあるフックで、一般的だ。ミノーの多くは標準装備なので、キャスティングをする時は、何も考えずに使用していた。ある日、99mm14gの小さなミノーをMクラスのシーバスロッドで、ツバスの群れを狙い小気味良い引きを楽しんでいた。ツバスは、抜き上げられるが、暴れるので玉網で捕るようにしていた。魔が差したのか、ホイと抜き上げたら案の定バタバタ始まった。押さえようと思ったところフックが指に刺さり、さらに暴れられがっちりフッキング、前後フックでツバスとつながってしまい、まことに素人なことをしてしまった。

暴れるツバスを締め、さてどうしたものか……、手段はひとつ、力任せにペンチで抜いたが、そりゃ痛かった。玉網で捕って、宙に浮かした状態にするとツバスはおとなしいが、ミスをした。こんなフック付けて医者に行きたくない一心だったが、恐ろしいことをした。突き抜けさせ、バーブをニッパーでカットが一番簡単だが、薬指は細くそれができず、恐怖を味わった。

以降、トレブルフックは、怖い。グローブで押さえて大人げないほどのプライヤーで抜くが、完全にトラウマになっている。でも、釣りたいが僅かに勝っているので、使うに使うが……。

そこで、最近は、ミノーのサイズを問わずにシングルフック化を始めた。同じハリでもシングルだと恐怖感が出ず、トラウマ感が消える。せっせと、根巻でシングルフックを作って、そろそろ始まる今シーズンに備えなくてはと、道具をそろえて作っている。

皆さん、トレブルフックは怖いですから、お気を付けください。