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2022/06/12 イワシ釣り
初夏にかけて、カタクチイワシの群れが南の海から播磨灘に入ってくる。漁師は二艘引きの網船で追いかけて漁をする。青物などもイワシを追いかけている。係留地のすぐそばの海にも群れがやって来た。下から何かに追われるように海面に姿を現すナブラが起きる。追いかけているのは、まだ青物の群れではなく、20cm程のサバが悪さをしていた。
そのイワシをたくさん釣った。カタクチイワシを釣る人もいなさそうだが、生き餌として生かしておくことが、可能かどうかのテストがひとつの目的だった。カタクチイワシは弱いのでダメかと思ったら、生存率はアジより弱いが十分に生かすことができるのがわかり、これは成果だった。さらに延べ3日間、群れの動きを見た。早朝は、小さい群れで岸寄りの浅いところで夜を明かし、日が昇るにつれて、群れが集結して大きな群れをつくり、沖へと移動をし始める。彼らもご飯を食べに行くのだろう。そんなこともわかり確保方法もできた。
もうひとつの目的は、イワシが食べたいからだ。唐揚げにすると骨まで食べれ、まことにおいしい。イワシを釣って、食べる。それが、周囲には奇異の行動と思われていたようで、イワシ釣って何が面白いんだ……。フンだっ!
活きエサ確保の方法を理解できて、おまけに美味いものが食べられた。まだ、食い足らないからイワシを釣るが、青物の群れが回り始めたら近場でおもしろくなりそうだ。
探究心は、ボート釣りのおもしろさだ。