大物を釣るための条件は、卓越した技量と、運もある。
meikeimaruの推論と実戦ノウハウ
釣りをしていて、まったく釣れないと面白くありません。しかし、たくさん釣れると誰でも楽しくうれしいですね。「大漁だ!」と言ってしまう光景です。また、大物を釣ると、「手の舞い足の踏む所を知らず」のごとくに嬉しくガッツポーズそのものです。
数釣りも大物釣りも「腕」と言われる釣りに対する知識や技術が優れた人が、数も釣れるし大物も釣るようですが、運もありそうです。
乗合船で釣り人が、並んで釣っています。馴染みの人と隣り合わせで釣っていても、こちらはまったく釣れないのに、お隣さんは型物も含めて絶好調なんて言うのは、乗合船で釣りをする方々ならば経験があるでしょう。休日にさらなるストレスを抱えて帰宅なんてものです。勿論その逆もありで、当方がダントツの俺だけなんて言うのも極めて稀ですがあります。
この運ですが、勿論、知識と技量に裏付けされているのは当然ですが、「ビギナーズラック」なるものも決してバカにできないので、やはり「運」は強烈なパワーなのでしょう。
meikeimaru の目標は、メーター超のブリを釣ることですが、未だ超えられない1mです。どんな条件が必要になるのでしょうか。腕はこの程度ですので、そう簡単に上達はしないけれど、ハードルを少しでもクリアさせたいです。
明石沖でメーター超のブリを釣る条件
目次
・狙いの潮の日に meikeimaru が出航できる海況であるか。
・のませ釣りのエサとなるベイトが確保できるか。マッチザベイトのルアーか。
・ベイトがいて、群れが回遊して来るポイントを見つけ出せるか。
・ブリの群れから、メーター超の巨ブリが、私のハリに食って来るか。
・確実にフッキングさせて、釣り上げる腕とタックルと幸運があるか。
こんなところが、条件でしょう。
狙いの潮の日に meikeimaru が出航できる海況であるか。
神のみぞ知る天気です。
魚は、海の至るところを泳いでいて、目の前にエサがあれば、いつでも食って来るようなものと思いがちですが、これは池の鯉や金魚です。潮によりポイントは変化しますし、時間も変化します。そして狙いの潮がありますが、その日に釣りに行けるスケジュールかは別にして、大きくないボートの meikeimaru が出航できる風波であるかは、大きな問題です。意外と海況で出航を断念していることが多いです。波高1m、風6m以上がいずれかの場合、出航中止を私の安全ルールにしています。天候に海況は、天気予報を見ながらお祈りです。
のませ釣りのエサとなるベイトが確保できるか。またマッチザベイトのルアーか。
のませ釣りの場合、アジ、イワシ、サバ等々の活きエサが必要です。これも確かに運ですが、いつどこに行けば、これらを確保できるかは、知識の部類でしょう。それでも自然相手ですので、昨日はいたのに今日はいないというのも少なくありません。ブリに効果のある25cmくらいの中サイズのサバの確保は結構「運」ですね。大きめのイワシやサバが手に入れば、ブリが釣れる確率は大きく上がりますので、これらの確保できるポイントを調べておくのは、知識と技量でしょう。
ベイトが存在して、群れが回遊して来るポイントを、その日その時間帯に見つけ出せるか。
これこそノウハウです。漁師の世界でしょうし、釣り船の船長の知識と経験です。
素人なりに釣行回数が増えてくると、それなりに釣れる潮と、潮の流れごとにポイントを少しは覚え始めます。まあ、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」で、プロはこんなことは言えないでしょうが、素人はこんなものです。
ブリ属は、基本的に臆病な性格で音や視覚で危険を感じると、群れでどこかに隠れてしまうと言われています。だから、ハイシーズンのボートや釣り船が多く狙うポイントは、そのエンジン音と強烈な魚探の超音波で、釣れにくくなることも少なくありません。船が増えた時に移動をする代替ポイントを持つのもノウハウで、運を引っ張ることでしょう。
ブリの群れから、メーター超の巨ブリが私のハリに食って来るか。
これこそ運です。
それでも、ハマチよりブリが食って来る確率の高いサバなどの大きな活きエサやブリポイントの選択があります。最近の釣り船では、イカをエサにしている船もあるくらいです。確かにブリのポイントとハマチのポイントはありますので、ここらはノウハウですね。ジギングの場合はハマチに効果のある速いピッチより、ブリはゆっくりとしたピッチ好むので、ジギングも技量です。
それでも、メーター超のブリを狙うとした場合にブリの群れが来たとします。その群れには、110cmも98cmも一緒に泳いでいます。どっちが先に食って来るかは、どう考えても運ですよ。
確実にフッキングさせて、釣り上げる腕とタックルと幸運があるか。
これは、かなり運によるものが低くなり、高い技量のなせるものでしょう。
アタリからアワセをタイミング良く効かせて、確実にフッキングさせるかは、釣りの奥義です。
のませ釣りでハリを飲み込まれることなく、口元のカンヌキにかけるのは、技量です。
また、ハリスやリーダーに結び目の傷などの不具合のチェックも常に心掛けて、ワンチャンスをものにできるかは、運ではなく釣り人の技量です。これらの技量があれば、ドラグ調整も万全でしょうから、最後の玉網入れで確実に仕留めれば、釣り上げられます。
運があるとすれば、小型ボートの場合、ファイト中に大きな引き波による横揺れによる、不用意なサオの動き。また、サワラの歯によるライン切れ、まあ運が悪いというレベル程度です。
どれひとつ欠けても形物、それも目標のメーター超のブリは確保できないでしょう。特に4番目の食って来るぶりのサイズ、98cmと110cmは一緒の群れでしょうから、どちらが先に食って来るかは、これは究極の運でしょう。
あとは、運を引っ張る持ち主であることと、そのための場数と探求ですね。
ぜひ、皆さんも運をLuckyを確実につかめるようにして、大物を狙いましょう。