頂いた野菜がとてもおいしい

 meikeimaru akirama の陸の上のエッセー

新鮮な緑色は食欲を作る

新鮮な緑色は食欲を作る

11月12月と随分いろいろな野菜を頂きました。

有機肥料で栽培して、虫が食った痕のある無農薬野菜の採りたてですから、なかなか手に入れることのできないものでしたので、感謝です。

私が釣ったハマチや鰤にタチウオのお礼の野菜になったのか、野菜のお礼に魚を食べて頂いたのかは別にしても、釣ったばかりの魚や収穫したばかりの野菜は、今どきの流通の中で手にするのは容易ではない貴重なものだと感じます。

ほうれん草。甘いほうれん草は、久しぶりのおいしさです。ほうれん草にあるでんぷん質が、寒さとともに霜をかぶると糖分に変化するそうで、それで甘みが増してくるそうです。ポパイの乾燥ほうれん草缶詰とは、比較にならなく、また最近のスーパーで売っているのは、霜もかぶらないようなものばかりでしょう。

ほうれん草はしゃきっとしている

ほうれん草はしゃきっとしている

イカのパスタに入れたら甘みを感じるおいしさで、さらに、湯豆腐に入れて、これまたうまい。どちらも噛みしめると、ほうれん草の甘みが出てくるのが、私にもはっきりとわかり、思わず「うまい」と声が出ます。

もちろん、葉っぱのあちらこちらには無農薬の証である虫食いの勲章がたくさんです。

大根。11月に頂いたのは、ブリ鍋の具材でたくさん食べました。鍋で食べる大根は、何というのかホッとするようなおいしさを感じます。和食のおいしさで、切り方ひとつで味が変わってきます。煮物やおでんのような大きい輪切りや鍋などに入れる銀杏切り、または千六本に細く切ると、これまた味が変わります。それぞれがおいしくなります。千六本に切った大根を湯豆腐に入れて、さっと煮て食べると、これまたうまいもので、七味をかけてフーフーしながら食べるうまさです。

みずみずしい大根

みずみずしい大根

今回のは、とても太く、途中から分かれていて脚のように見えます。地中に石があったのでしょうね。石にぶつかり二手に分かれて成長した自然の不思議さです。この太い部分は絶対に煮込みで、出汁の味を浸み込ませて頂きたいです。

大根の姿が楽しい家庭菜園

大根の姿が楽しい家庭菜園

大根の葉っぱは、浅漬けにしたり、茎はみじん切りにして油でいためるととても美味な肴やおかずになりますが、問題は、ごはんの食べ過ぎに注意が必要で、適度な炭水化物の摂取が、とても難しくなるのがやっかいなことです。

また、まったく別に先日ご近所から手作りのカブを頂きました。和食ばかりでしたが、身も葉も塩コショウで肉と炒め物にしたら、とてもおいしい肴になってくれました。蕪の塩胡椒炒めいうところです。このカブも虫食いの勲章がある葉っぱが誇らしげでしたが、料理の方法というよりも素材の良さで、どうにもおいしく食べれるものなのでしょうね。

魚も同様で、刺身なんてのは素材の良さで味が決まるようなものですよね。

サラダがおいしい

サラダがおいしい

しかし、釣った魚をどのように持ち帰るかで、おいしさの差が出てしまうことがあります。神経締めなどという高等技術の下ごしらえがありますが、素人は素人らしく簡単で一番効果が高いのが血抜きです。これがしっかりとできないと、身が赤くなってしまい、本来の素材の持つおいしさが出ません。

門外漢の私にはどうにもわかりませんですが、野菜の収穫も手順がおありなのでしょう。この手順も大事な要素で、山の幸、海の幸、おいしく食べたいです。

植物生態写真家の埴沙萠さん(故人)の奥様が確か野菜の創作人形をお作りになられていて、最近の野菜はきれいな形になりすぎて、面白い創作人形になりにくいというお話をされていたのをテレビで見た覚えがあります。

先の大根、とても立派な大きさで、その姿かたちの柔らかさが、手作りのおいしさを何倍にも表現しているようです。型にはまったものの面白みのなさではなく、虫食いの勲章のような、穴ぼこが空いているのがいいんだ。と、やってみたいですね。

桜の便りを聞くまでは半ば冬眠状態で、釣りに行く機会は激減して、釣れる魚となると機会の半分以下となるのが、このオフシーズンの常です。

私の寒がりが大きな原因で、冬の明け方に海に行くなんて、どれだけ釣りが好きでも動ききれないものです。怠け者のそんな気持ちで釣っても、なかなか釣れないので悪い循環を起こしてしまいます。反対に暑くなると、「暑い暑い」と文句は言うものの、毎日でも釣りに行くことができ、冬の怠け者返上です。

2018年の今年は、「タコ」が少なく釣れにくかったです。明石二見沖で、1月から2月にかけての厳寒期に水温が6℃を下回ることがありました。タコは丈夫ですが寒さに弱く、水温が6℃になると死んでしまう確率が大きくなるそうです。春に漁師さんが散々に言っていましたので、それが当たったシーズンでした。釣れにくいと足が遠のき、我が家の献立からタコは少なくなってしまいました。「芋タコ南京」女性の好きなものだそうで、確かに細君はどれもが好物ですが、今シーズンは残念がっていました。

2019年へ向けての水温は昨年みたいなことがなさそうですが、初夏からはタコがたくさん食べれますでしょうか。meikeimaru 船長の腕でも釣れるくらいに、たくさんタコがいると嬉しいです。

頂いた野菜のお礼にと、11月まではハマチや鰤にタチウオが、それなりに我が家にもいましたが、12月も後半になると、いろいろな魚は冷蔵庫にもいなくなりましたので、来年のタコまでお待ち願わなくてはならなくなりました。

しかし、手作りの野菜は、たいへんおいしくまことに恐悦至極の頂き物でした。

今釣れている旬の魚の実釣記録です。狙った潮で釣った胸のすく釣り、まぐれで嬉しい釣り、実力の貧果まで、来年の今日のための実釣記録です。99.9%ひとり気ままに午前中だけの釣りですが、おいしい魚の釣りものを参考にどうぞ。
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