右みどり航海灯の色 エッセー

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 右みどり  航海灯の右左 2018-04-25

 

船には船の用語やそのルールが独立してあります。車のハンドルは、英語ならばステアリングホイールでしょうが、ボートの世界では舵輪は「ラット」。このあたりのこだわり言葉については、次の機会に改めて書いてみますが、いろいろあります。

さて、「右緑」とは「み」と「み」を合わせた覚え方で、小型船舶の免許を取るときに教わる言い方ですが、航海灯の右舷側の光色が緑です。左舷側は赤です。これを覚える言葉として、「みぎみどり」なんです。この緑と赤の航海灯の色で、夜間の真暗い海で相手の船の方向が分かるように決められているのですね。港の出入り口の灯台などのライトの色も緑と赤です。

夜間航行で左前方に緑のライトが見えたら、相手船は当方の左から右へと航行していることがわかるようにしています。前図のような緑赤が見えたら真正面で当方へ向かってきています。

これ、飛行機もまったく同じなんですね。主翼の先端にあるライトは、右が緑です。空港なんて言うのですから、何もかもが限りなく船と一緒です。距離や速度を表現するマイルも、陸は海と空と違います。いわゆる、陸はランドマイル(1マイル=1,609m)と海と空はノーチカルマイル(1マイル=1,852m)で、1ノーチカルマイル=1852m=1海里=緯度1分となります。飛行機は船の航海術から進化したものが多くあります。

その右緑の右舷ですが、英語では「スターボードサイド」で、左舷は「ポートサイド」です。昔の船は、舵取り装置が右舷側についていたため、桟橋や岸壁に着けるときに左舷で接岸したことからだそうです。でも、現代では運用上右左ともに船は接岸していますね。でも、飛行機に乗って右側から降りた経験のある方は、普通いらっしゃらないでしょう。空港では、必ず左から乗降をします。これも、ポートサイドだそうです。右のドアーが開くときは、緊急事態の時で機内は緊張感に包まれています。
聞いた話ですが、地方によって違うようですが、昔漁師さんが土座衛門さんを見つけると、右側から引き上げたり降ろしたりさせたそうです。そういうものだそうです。そう言えば、海外でお亡くなられた方の棺は、飛行機の右側から乗降していたような・・・。構造上のことでしょうね。

自動車は、左側通行右側通行がありますが日本では左側通行ですが、船は右側航行で、さらに右に見える相手船が優先権を持っています。逆に、相手が左側に見える場合は、当方が優先権を持っていて、相手が進路や速度を変えて避けるように法で決められています。ですが、これは気を付けなければいけないことで、世の中によくあるように常に自分が優先と考えている方もいますので、避けなければならない船が直進してくる場合もあって、危険です。緑のライト(航海灯)が見えれば、左側から他船が近づいてきます。赤のライト(航海灯)が見えた場合は、右から他船が来ますので、当方は避けるようにしなくてはならないという、見極めの緑と赤です。いずれにしても、優先や避航というのはルールですが、交通というものは常に安全第一を考え、行動することが大事で、海でいう Good Seamanship です。しかし、この緑と赤の光色があればこそ、真っ暗な海の上でお互いの関係を明白にできる先人の知恵です。

円滑な交通の流れを作るためには、右左というものを明確にする必要があります。特に、水上や空では道路や信号機のような目安になるものが何もなく、「あなたと私」の関係を緑と赤で表現しているのです。

トイレは、普通トイレと言いますし、便所というストレートな言い方やレストルームといった言い方もありますが、ヨットやボートの世界では、「ヘッド」です。
普段から普通に立ってまっすぐに歩けばどうということがないものを、横になって這って進むみたいなへそ曲がりと思えてしまうほどに、どうしても違った言い方をしたいようで、これはこれでいわれがあったりするのですが、またの機会に記してみます。

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