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 2021/12/23 チルトが壊れた

船外機のチルトが壊れた。1か月程前から、モーターが頼りなく動く時があり、気合を入れてやったもののある日うんともすんとも言わなくなった。スイッチを入れても動かないのは、何とも情けなく、寂しいものだ。
油圧用のモーターが動かなくなり、私にはお手上げなので工場にお願いしたら、割と壊れるものらしく、原因はすぐにわかった。モーターのブラシが具合悪くなったようで、モーターそのものを新品交換するとちょいと高いもになるであろうし、ポンプごとアッセンで交換すると25万円くらいと聞いたことがあるが、モーターだけでも数万円だそうで、厄介な話。結局、モーターをオーバーホールしてブラシ交換とした。なにせ、8.8年2500Hなので換装時期も近く、新品は不要。しかし、高いもんだ。それに始終動かしているものではないが、壊れるのかいなです。チルトはシールが1回壊れたが、意外に何かが生じる。私のは、F115Aでかなり完成度の高い製品であるが、その後F115Bにモデルチェンジの際に、チルト機構は全く別物の構造に変わっている。何か支障が多く出たのかもしれないと勘ぐってしまいそうだが、常に海水を浴びている場所にある電装品や油圧品なので、壊れない方が不思議なのかもしれない。

 2021/12/12 ボーズ街道まっしぐら

12月に入ってまったく釣れない。青物ジギングで相手にされず、チョクリで狙うもこれまた相手にされない。状況変えて、鯛狙いで潮が動かず四苦八苦だったのが、下の画像のような反応が出てきた。鯛らしき型物の30,40,50cm台がベイトの中に浮いてきている「やったー」と思える反応が出たが、喰わない。ということで、12月はまだ何も釣れずで魚を食していない。釣りたい食べたいだが、こうなると釣りに行くのが、ボーズトラウマで怖くなる。

12月は難しい海況になるので、釣れない理由をつけたらいろいろありそうだが、釣る人は釣っているので、私が下手なだけであるが、かなり凹んでいる。12月も中旬を過ぎると青物の難易度は上がるだろうから、型物が1匹釣れたら良しとするのだが、ひとり反省会をして考えられることを修整したい。こういう時、ひとり気ままは困るもので、乗合船ならば船長の言うとおりに釣れば良いが、答えを自分で見つけなくてはならない。

次の大潮になってからの1週間が最後の勝負どころで、潮速も先日ほど速くないので、喰って来る活性は高くなるかもしれない。あとは、出航できる海況と水温を味方にできたら……。

 2021/11/20 3日間の不思議

旧暦10/1新月の大潮を挟んで前後3日間、小春日和の穏やかな天候で青物ジギングをした。同じ時間帯で同じ釣り場の同じ潮筋を流したのだが、釣れる魚の大きさが変化をした。群れが変わったのだろう。初日と3日目ならば上げの潮の動き始めが約1時間遅くなる以外はすべて一緒だが、変わったものがふたつ。前述の魚のサイズだ。初日は、ブリとメジロになんかの間違いで1匹ハマチが混じったが、型物の群れだった。2日目は、メジロとハマチ。3日目は、ハマチだ。そして、もうひとつ変わったのが、1-2日の両日は、お腹いっぱいにタチウオ主体にあらゆるものを食べて、胃袋のひだひだがなくなるまで伸びきるくらいのパンパンだったが、3日目は、完全な空っぽ。シラス1匹も入っていない、朝ごはんはまだで、私のジグが、最初の獲物だったようです。夜行性でない青物は、潮が動き始めると空腹感を覚えるが、陽の光が海中に出てこないと集餌に入らないと言えるようだ。

これもデータで、5時上げ潮が動く、6時半に日の出、8時朝ごはん、こんな図式が書ける。3日目の時合いは30分程度遅くなったので、潮 太陽の要素はありそうだ。日暮れ→ビールという私に似ているようだ。群れが変わった理由はわからないが、朝ごはん(時合い)がずれるのは、潮の動き始めと日の出が絡んでくるんだ。

 2021/10/27 釣りたくない魚

いろいろな魚を釣っては見たいが、釣りたくないのは、サメにエイ。これらは、播磨灘でも釣れてしまう厄介な連中だ。サメは、まだ魚のような動きで、最終的に仕掛けを最短でカットしてサヨナラができる。言い換えれば、その程度の大きさ1m未満の連中なので、処理ができる。それでもあの姿は見たくないので、遭遇したくない。

エイは、はるかに厄介だ。突然海からジャンプして飛ぶ。さらに何回もジャンプして飛び続けるように海面をバシャンバシャンしながら暴れる。PEラインは切りたくないので、リーダーをカットする程度で納めたくても、とてもとても飛び回るやつには、その術がなく、ロッド損傷の恐れがある。

先日、チョクリ釣りの青物用太仕掛けに食らいついた。根がかりかと思ったが重たく動きじわじわと上がって来る。何者か。ハリス8号の仕掛けなのでそう簡単には切れず、ついには、長いチョクリ仕掛けを引っ張りながらボートの周囲を飛び回られた。でかいエイだ。とんでもないとげのある尾っぽを振りながら、鳥にでもなった気分なのか飛び回る。飛んでテンションがなくなったロッドが、着水で一気に引っ張られるようになり、損傷が心配になりPEラインを切り、お帰りを願ったが、まったくこれは災難だ。

サワラカッターでラインを高切れされるのは、悔しい気分だが、エイは災難受難たいがいにしてほしい。キャスティングをしている時に、鳥が来る時があるが、ミノーを喰われたという話は、そうあるものではなく、さすがに鵜の目鷹の目で見極める力が魚とは格段の違いのようだが、もしもカモメに喰われたらどんなことになるのだろうか。釣りは下を向いてするもので、上を向いてするものではない……。飛ぶやつは、ご免こうむりたい。

 2021/10/06 PRノット

最も多くの方々が使用するリーダー結束ノットは、FGノットだそうです。そして、最強のノットと言われているPRノットは2番目か3番目の使用率だそうです。やはり、道具を使うからか、手で結べるのは手軽で便利ですね。

リーダーとPEラインの結束では、ラインメーカーも最強という表現を使うくらい「PRノット」は、摩擦系でそれを締めこんで巻き込むのが強みで最強と言われても、ほぼ準じる強度がFGノットなので、使用率が高いのも頷けます。ボビンワインダーというノッターで結ぶので、道具が必要というハンディがあります。おまけに、これ5000円前後しますので、手で結ぶFGノットとの違いですね。

私の場合の多くは、手軽でとにかく速いので、ノッターでのPRノットより、ラインツイスターを使ってMIDノットを多用するようになりました。とにかく便利で速いです。MIDノット自体はFGノットとほぼ同等の強度出すようです。スプリットリングには必ずプライヤーが必要なように、ルアーフィッシングには道具がいろいろと必要で、その内のひとつがノッターだったりだと考えていて、個人的には道具を使うというのは、いろいろなことで好きです。

でも、道具を使う理由は、mid60の老眼が何よりの原因ですね。

 2021/09/28 魚を締める

釣った魚は、帰港後下ごしらえをしてから持ち帰ります。青物の場合は、三枚に下ろして持ち帰ると生ゴミが少なく、肴に早く変身できるので、後の勝負が簡単です。青物は血に独特の臭みがあり、身に血が回るとおいしさが半減してしまいますので、血抜きが必要です。ある日、釣る毎に即血抜き処理をするのと、イケスで生かした後にまとめて行うのとでは、臭みが大きく違うのに気づきました。

イケスで泳ぐ釣果がたくさんだとワクワクしますが、高速回遊魚の青物は、イケスでひどく弱り、ここが問題でした。

時合いには、時間がもったいなく釣りに集中したいのですが、おいしく食べたいならば、玉網から出したら、単純にハサミでエラをパチンと切ります。(白い膜から2番目が良いとか…)
心臓→エラ→動脈→体内→静脈→心臓 が魚の血の流れ、動脈のエラを切ると血は体内へ回らず、静脈側の心臓への流れだけになり、身から血抜きができます。心臓→エラ 遮断 体内→静脈→心臓だけになるように奥側のエラを1本切り、イケスか海水循環させているコンテナに入れて、釣り再開です。しばらくすると失血死し、氷たっぷりのクーラーに入れます。

釣ってすぐは、心臓はよく動き長く血抜きができますが、イケスで弱った魚はすぐに成仏してしまい血抜きが不完全で、こんなに違うのかと思います。動画に出てくるような広い調理場と違い、制限の多い、狭く揺れるボートの上で、たった一人操船もしながらできる範囲で、難しい締め方ができなくても効果は大きいです。ボートのイケスは、その容積と水流にストレスで魚は確実に弱まります。心臓が元気なうちにもうひと働きしてもらうのが、ベストでなくてもベターな方法です。

ぜひ、お試しあれ。

 2021/09/22 落とし込み釣り

全国各地で「落とし込み釣り」で表現される釣り方だと思いますが、青物系やヒラメに大型根魚までを活きエサのイワシで釣ります。大物釣りでは、九州の玄界灘のヒラマサが有名ですが、播磨灘という瀬戸内のフィールドでも8月から11月にかけて盛んに青物や根魚にヒラメを釣ります。私も青物狙いで楽しんでいますが、2m前後の短く太いサビキ仕掛けという手軽さと、イワシをかけてからハマチやメジロが喰って来る一連の流れが、たまらなく面白く、なかなかくせになる釣り方です。プルプル、バタバタ、バタンバタンとイワシが動き、最後に青物が食い込んで走るグイーンと来たら強引を味わう楽しさです。

いつも思うことながら、みんなイワシが大好物です。釣れる魚はイワシが食べたくてイワシの周辺に集まってきているのですから興味深く、海の中を覗いてみたくなります。磯の上のイワシはプランクトンを食べて、その周囲に青物が狙いをつけて泳ぎ、磯の岩陰から根魚が今か今かと待って、その横の砂地にヒラメが虎視眈々と潜んでいるのでしょうが、リアルタイムで見ていても飽きないでしょう。

仕掛けにイワシが喰って来れば、高確率で青物が喰って来るので、のませ釣りのようにエサの確保やジギングのような体力も必要ないので、随分と気楽でお手軽な釣りのようですが、このイワシの群れを探し出すのがなかなかどうして手強く、魚も釣り人も、そして漁師も探していて、なかなか海のキーマンいやキーフィッシュなんです。イワシさんは。

 2021/09/15 出世魚のの呼び名とそのサイズ

ツバス、ハマチ、メジロ、ブリと順番で出世して名前も変化すると、何回と言っても細君はごちゃごちゃです。最近は、ツバスが小さくて中くらいがハマチというのはわかってきたようでも、メジロはハマチより大きくて、ブリより小さいはごちゃごちゃです。魚屋さんでもメジロという表現は、まずなく、ハマチか小さくてもブリで売っているので、細君はこんなものでしょう。それでも、メジロサイズなのにハマチと言われると、釣り人はムキになりそうです。
釣り場でも、「立派なメジロが釣れましたね」と言うと、「これはハマチだ」と返って来る時があります。どう見ても60cm以上あるのでメジロなんだけど……。メジロのサイズはと聞き返すと、「ハマチより大きいのをメジロという」となり、感覚的なものでしかないようで、まあそれはそれでよいのでしょう。

こうやって釣りの記事を書いていると、曖昧な表現は良くなく、Wikipediaには、明確に「-40cm未満=ツバス、40cm超-60cm未満=ハマチ、60cm超-80cm未満=メジロ、80cm超=ブリ」という説明が記載されています。地方名がいろいろなので、すべて関西の呼称を使用して、Wikipediaの記載に準拠をします。だから、60cmはメジロで、80cmはブリ。まあ、メジロだブリだというよりもサイズそのものの方が重要で、10kg超は夢の目標ですが、釣り人はそんなところもこだわってみたくなりそうです。

過去の記事もこの数値で記載してきました。釣りログなどは基準値がある表現が必要だと思い、スズキやサワラも同様ですので、改めて釣りのノウハウのページに記載するようします。

 2021/09/03 キャスティングの興奮

海でのルアー釣りは、ジギングが好きでもうずいぶんとしたものの、腕前は知れている。キャスティングで釣れるのは知っていても、播磨灘で見たことがなく、ショアのシーバス狙いだろうというような思いだった。気難しいシーバスは、なんとなく苦手意識が先に立って、手を出さなかった。しかし、このところヒラマサやサワラのキャスティングが大きくクローズアップされて、シマノビデオでも映像で見れ、日に日に興味が出てきた。シーバスと違い、ヒラマサもサワラも青物、ブリにハマチの仲間だし、サワラもジギングの対象だ。

シーバスロッドのM+と硬めに#4000リールのPE1.2号の先に99mmのフローティングミノーをセットして、高倉東で何回かキャストしていると、下からボコンと出て喰った。アワセた途端に、フルパワーで潜りドラグの快音とともにラインが出る。もうひと潮でメジロサイズになりそうなハマチだから引いた。これで、キャスティングのおもしろさを知ってしまい、ハマチだろうがツバスだろうが狙いたくなっている。

何が面白いか、喰って来るところで魚体が見えるのが魅力的で、あれがメジロやブリにサワラのでかいのだと玄界灘に行かなくたって、お家の前の海でスリリングなゲームができそうだ。

最終的には、11月から12月のブリのシーズンには、あらゆる釣法で狙うメーター級をキャスティングで釣ったらという、できもしない野望が生まれてしまった。どんな釣りでもおもしろいが、表層のミノーにおでこを出して喰いつき、一気に潜っていくパワーを相手にするのは、興奮するおもしろさだ。