船外機ギアオイル交換の失敗で海水混入

ドレンプラグのガスケット除去忘れ

  meikeimaru のボートメンテナンス

過酷なドッグクラッチとギアを守る粘度の高いオイルは、きれいな琥珀色

過酷なドッグクラッチとギアを守る粘度の高いオイルは、きれいな琥珀色

meikeimaru のボートメンテナンス。テーマは、「ギアオイル交換の失敗編」

いやはやお恥ずかしい話ですが、意外にこんなうっかりミスがあるもので、反省しながらの内容です。

大事には至りませんでしたが、まったく間抜けな話でやることなすことに、mid60ミスが付きまとうようになりました。ここらがプロとアマチュアの凡ミスでした。

〇 陸上上架中のある日
〇 海水混入、その原因は
〇 今度はしっかり確認
〇 あとがき

 陸置き上架中のある日

陸置き上架中のある日、ふと、船外機プロペラ下を見るとオイル漏れの跡があり、ドライブからギアオイルが僅かずつ漏れていました。下側のドレンプラグからにじみ出ています。

緩んだのかと思うものの、そんな簡単に緩むはずがないので何かがあると思い、よくよくにじんでいるオイルを見てみると、白濁しているのがほんのりと見えました。

しかし、海水混入ほどの緩みでもないので、さてさて、なにかドジをしたかな。

船外機ドライブの下にオイルのシミ 下のオイルドレンからにじみ出ていた

船外機ドライブの下にオイルのシミ 下のオイルドレンからにじみ出ていた

 海水混入 その原因は

ドレンを上下開いてオイルを排出すると、まさに海水混入の白濁したのが出てきました。濁りも黄色がかっていますし粘りもあるので、混入した量はそう多くないようで、オイル入替でOKなのですが、時間をかけて廃油を出し切るだけ出し切り、新しいオイルを注入して完了しました。

見ただけでわかるカスタード色 粘りも残っているので少しはホッとした

見ただけでわかるカスタード色 粘りも残っているので少しはホッとした

さて、原因。

工場のプロが見ると一目瞭然のごとく、古いのが残ったガスケットを見つけました。ダブルになったので、締めこんでも緩みガスケットのダブルの隙間からの海水混入が原因。

このエンジンになって、20回以上のギアオイル交換をしましたが、こういうミスをしますね。9年で初めてのガスケット除去のエラーですが、これ、結構確率高く、反省。

普通の状態のギアオイル100時間強使用だとこんな色具合

普通の状態のギアオイル100時間強使用だとこんな色具合

 今度はしっかり確認

ダブルガスケットにしてしまったのは、前回の交換ではなく、前々回の交換だろうと思います。上架陸置きで、虫の知らせかドレンプラグの緩みは気になり、ドライバーを当ててみると、なんと1回ギューッと締めこんだことがあります。過去に緩んだことはなく「???」でしたが、こういうことがあるからチェックはしていないといけないんだと思ったのが誤りでした。

ガスケットが、この時点でダブルになっていたので、じわりと緩んでいて、さらにダブルガスケットを締めこんだことで、ガスケットを損傷させていたようです。

ご覧の2枚のガスケットが、締め込みによりお互いに干渉して損傷 これが原因

ご覧の2枚のガスケットが、締め込みによりお互いに干渉して損傷 これが原因

新品のギアオイルドレンガスケット これ1枚ならば何の問題も出ませんでした

新品のギアオイルドレンガスケット これ1枚ならば何の問題も出ませんでした

そして、前回、1枚ずつは交換したものの、その奥側に損傷していたガスケットがあったので、ここから水が浸入したようです。

プラグ側に残っていれば見逃すはずがないものの、前々回に本体側に残っていたので見落とすミスです。取り除いたガスケットの数をチェックしていないバカ者です。でも、ありそうな出来事です。

交換した部品を必ず確認する。ドレンの本体側をよく見る。はい、勉強しました。

新しいオイルを注入して、ひと段落です いやはや、びっくり

新しいオイルを注入して、ひと段落です いやはや、びっくり

 あとがき

メンテで何かエラーしたり、またケガをしたりという時、その多くというかほとんどが基本動作ができていないのが、大方の原因です。

3つのことをしようとすると、ひとつは忘れてしまい、もうひとつはエラーして、できるのはたったひとつ。これが、年とともに顕著になってきたので、改めて、はい慎重に事をしていきます。

これで、またひとつスキルアップをしましたが、お恥ずかしい。でも、皆さんもお気を付けください。

今釣れている旬の魚の実釣記録です。狙った潮で釣った胸のすく釣り、まぐれで嬉しい釣り、実力の貧果まで、来年の今日のための実釣記録です。99.9%ひとり気ままに午前中だけの釣りですが、おいしい魚の釣りものを参考にどうぞ。
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