船外機の載せ替え 10年 2800時間超
meikeimaru のボートメンテナンス
meikeimaru のボートメンテナンス。テーマは、「船外機 エンジン換装」
meikeimaruのエンジンは、目指せ 10年 3000時間でした。10年2800時間を2022年シーズン終了で迎えたのを機にエンジン換装を実施しました。あと2-3年走れるかもしれませんが、昨夏に15%の値上げ(阿漕だ)で、さらに2023年も怪しい動きがあり、下取りも効くうちに新エンジンに換装しました。
〇 エンジン換装の動機
〇 F115AからF115Bの変更点
〇 油圧ステアリングポンプの交換
〇 慣らし運転
〇 あとがき
エンジン換装の動機
現在の YAMAHA F115A 船外機稼働時間なりの変化はあっても、通常の使用では問題もなく順調です。しかし、2800時間超は車だと20万km以上ですから、まあ乗っても2年、で、換装を考える時期でしょう。
ひとり気ままにボート釣りがスタイルなので、リスクを鑑みてボート釣りもあと10年が良いところでしょうし、mid60からLate60になるので、あと10年、それ以上は世間に迷惑をかけることが出るやもしれず、免許返上の準備でしょう。車はタクシー、釣りは乗合船です。
そうすると、逆引きでここからさらに10年乗れば、何から何まで一人でするボート釣りは、体力的に限界になり、乗合船が良いところ、二見港の乗合船ならば、歩いていけますし、しんどくなれば座ってればよいので、自由は効かなくても船長任せで2-3匹釣るくらいはできるので、新エンジンで10年乗ってと、今が交換時期でしょう。
ボート貯金が大幅減少で意気消沈ですが、さあ、期待の新エンジンです。
F115AからF115Bの変更点
YAMAHA船外機115馬力 ボート屋さんがバランスが取れて完成度の高いエンジンと言っているそうで、10年前にF115AからF115Bにモデルチェンジしています。その間に生じたトラブルの積み重ねノウハウで、さらに完成度は高くなっているとひいき目に見ています。
先のF115Aで、いわゆる故障した箇所はパワートリムチルトポンプのみだったので、かなりの信頼度 オイルシールとモーターの故障でしたが、航行不能を起こすこともないレベルです。
エンジン構造の細部は私には不明ですが、改良されて完成度は高いでしょう。
パワートリムチルトシステム
F115Aで故障した部分で、チルトシリンダーが大型1本に変更されて、トリム角からチルトに移行する際のスムーズさがあり、完全にフルチェンジされて、トラブルが以前は多かったのが、安心の信頼度なんでしょう。このチルトは、工場での修理も大幅に減っているようです。
ゼネレーター(発電機)の能力アップ
発電量が 28Aから35Aにゼネレーターが変更で、電力で336Wから420Wに上昇。
しょぼい船外機の発電量が25%向上は、大きいです。アイドリング時は、最大発電量の精々40%程度でしょうから、エンジンを起動させている電流の残りが少しでも大きくなるのは、ありがたい性能向上です。
油圧ステアリングポンプの交換
舵を取るステアリングポンプ。すでに、20年以上使用されて、あと10年はどうだか。潮の速い明石沖でステアリングが故障したらと思うだけで怖いです。これも、10年問題なしの予測が立たず、この機に交換しました。特にFC24は、このポンプの交換では船外機の取外しが必要な構造なので、良い機会です。
ステアリングは、アフトステーションもあるので両方同時の故障もないでしょうから、これで、安心です。
慣らし運転
取扱説明書によると10時間の慣らし運転が必要となっています。あまり、ガチガチにする気はありませんが、油なじみの研磨です。
最初の1時間=2000回転。次の2時間=3000回転。この3時間、のんびり速度で姫路港や高砂沖の冬景色を楽しんでいました。格段にエンジン音が静かになり、振動が減りました
残り8時間 3500-3700回転までで航行 これで、14-15ノットは維持できるので、ほぼ meikeimaru 巡航速度(3900-4000rpm 17ノット前後)に近いところです。釣り場に向かえる速度です。
10時間経過後 エンジンオイル、ギアオイルの交換ですべてが完了。
あとがき
何の問題もなく航行ができていましたが、経年変化はあるでしょうからポンと止まったらどうしようかと思うようなこともありました。新エンジンになって安心感は、大きくなりました。
人生を逆引きに考えての感想タイミングでしたが、何となく寂しい気持ちです。
エンジン換装で長く乗るがボートの良さでしょう。あと10年、思う存分の釣りです。
なお、メンテ記事は、これからF115Bに変更になります。