電動リールの電源端子をボートに設置

電動リールの電源を常時安定供給させる

 meikeimaru のボートメンテナンス

一気に巻き上げるような、こんなチョクリ釣りには便利な電動リール

一気に巻き上げるような、こんなチョクリ釣りには便利な電動リール

meikeimaru のボートメンテナンス。テーマは、「電動リール電源の設置」

電動リールの電源は、通常専用のバッテリーを使用しますが、重く持ち運びが不便で、充電の必要もあります。電力不足になれば使えません。ボートの電源を使用して、安全に一定の電力供給の電源端子を設置しました。

〇 電動リールの電源
〇 ボートのバッテリーから供給
〇 安全対策
〇 あとがき

 電動リールの電源

meikeimaruで電動リールを使うのは、青物の落とし込み釣り、チョクリ釣り、のませ釣り、タチウオ釣りなどの釣り方に一部使用しています。どちらかというと、喰ってかければ、太仕掛けで一気に上げてしまう釣り方ですね。ルアーは勿論、マダイもマダコも手巻きリールを使用しますので、使用頻度はそう多くはありません。基本的に手巻きリールが好きなんですね。

一般的には、電動リール用のバッテリーを使用されるのが多いのでしょうが、自分用の電源を確保しているマイボートですので、ボートの電気を電源とします。

電源供給には必要な、釣り座の足元に煩わしいバッテリーやケーブルはなくなる

電源供給には必要な、釣り座の足元に煩わしいバッテリーやケーブルはなくなる

 ボートのバッテリーから供給

以前は、シガーソケットを電源として、電動リールのワニ口クリップを経て接続していました。使用頻度がそうは多くなく、この程度のことでした。しかし、使い勝手も悪かったので、今回、作り変えました。

使用しないときはこんな感じです。 汎用のシガーソケットを取付

使用しないときはこんな感じです。 汎用のシガーソケットも取付

2個のBOXを使用して、右BOXがサブバッテリーから配電盤へのターミナルから給電され、ヒューズやらスイッチを兼ねたブレーカーが入っています。設置場所は、右舷のバッテリーロッカーの中ですので、通常の釣り座にも、サブバッテリーにも直近です。

左BOXが、電動リールの電源ケーブルのワニ口クリップを取り付ける端子で、使用しない期間が長いので、ふたができるようにしています。電源端子には、無酸素銅の圧着端子を流用しました。

左BOXのふたを開ければ、電源端子が現れる

左BOXのふたを開ければ、電源端子が現れる

ここからリールのケーブルは、ハッチの外の釣り座に最短で向かう便利な位置です。

ボートパーツで電動リール用埋込電源ボックスというのがありますが、今回の左BOXだけのことで5000円以上です。前作は見栄えも悪かったですが、ハンドメイドで大幅にコストダウンできれいに完成しました。

右BOXの電源は、ソケットを1個取付、他にも流用できる汎用性が持たせて、今後も何かの給電元にできます。

電源端子にワニ口クリップを取り付ければ、準備OK

電源端子にワニ口クリップを取り付ければ、準備OK

 安全対策

電動リールは、電子ブレーカー内臓で回路保護をしていますので、本体の心配はありませんが、電源ケーブルでのショート対処の必要があります。

原則的に濡れる電源ケーブルですから、電気ショートの可能性が考慮することは必要で、電源ケーブルの接続先で、電気遮断ができるようにします。

従来の電源もヒューズを設置しましたが、今回も右BOXに15Aのヒューズを+-配線に設置しています。同時に、電源スイッチを兼ねてブレーカーを設置しましたので、サブバッテリーの電気経路に影響を及ぼすことはないでしょう。

電動リールの電源ショートで、周辺機器の電源に影響を作るリスクを避けます。

当初、10A設定にしていましたが、15A設定に変更しました。使用している電動リールは、#400と#800ですので、10Aで十分だったのですが、若干のバッファを持てるようにしました。

右舷船尾のバッテリーロッカーからケーブルを出す。釣り座の直近

右舷船尾のバッテリーロッカーからケーブルを出す。釣り座の直近

 あとがき

テストはしたものの使用するのは、8月の青物落とし込み釣りからですから、まだまだ先のことです。便利なアイテムをしっかりと製作できました。

元来、ライトタックルで手巻きリールのドラグ音と、そのやり取りが好きなので、電動リールは未だに廉価品を2機種持っているだけで、使用頻度は少ないですが、仕掛け回収の便利さは実感です。

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