ボートの FRP 製デッキでの滑り止め対策

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ボートの濡れた床での滑り止め意外に簡単にできた

 meikeimaruのボートメンテナンス

バスルームの床に滑り止めとして、細かい突起や模様状の滑り止めがあります。ボートのデッキもバスルームほど細かい模様や突起の滑り止めではなく、はっきりとした凸凹模様の滑り止めがデッキだけでなく、すべての歩行部分の表面に施工されています。

経年変化で、その部分が擦り減ってきます。例えば、街中や家も、歩く頻度が高く、力がかかる場所、階段や段差に通路等々、様々な場所で床面が擦り減っています。

ボートのこのデッキ部分は、一番歩き回るところですから、FRP製でも、擦り減り、ノンスリップ仕様の凸凹がなくなってきて、言わばツルンとした状態になりつつあり、滑りやすくなってきました。

おまけに、釣りをすれば、必ず水気が出るところですし、ボートを洗えば濡れ、「おっと」という声を出すようなスリップが出てきました。温泉旅館のお風呂で「おっと」と滑る、あの不意打ち感覚です。

ボートは絶えず揺れていますので、踏ん張れないと間違いなく転倒したり、足をひねったりというケガにつながる危険が生じ、転倒こそしませんでしたが、何回も滑って「ヒヤリ」としました。

FRP を張り替えるとなると、考えるだけでも高そうな費用と時間が必要です。
(下の写真で見る、黒のマットを貼った部分が、より多く擦り減り、スリップを生んだ。)

HYDRO-TURF製トラクションマット施工

HYDRO-TURF製トラクションマット施工

マリーナに相談して、FRP 製デッキフロアーの復活はできるのか確認したところ、メーカーにも在庫などが無く、デッキのこの部分の再生は完全なオーダーになるので、型の問題もあり、費用と時間は大きいようでした。

この様に経年変化で擦り減り、デッキ面のスリップで、お困りのボートオーナーも少なくないのではないでしょうか。

 対策1

市販の屋外用ノンスリップテープの貼り付けしました。

25mm幅のテープをデッキに川の字のように数筋貼り付け。

まずまずの効果も出て、水に濡れた状態でも確かに滑らず、不意打ちの問題は解決です。
費用も小さく、作業も簡単です。

しかし、耐久性が問題で1シーズン持つか持たないかのレベルでした。

耐久性と同時に、テープ接着面の汚れが目立ち、応急処置レベルにしかなりませんでした。

ボートのデッキは、水濡れと同時に太陽の紫外線によるダメージも大きく、かなりハードな条件なので、ノンスリップテープでは厳しい。

単なる屋外用ではなく、マリングレードの材質のものが必要です。

 対策2

汚れたテープの貼り替えをしようとして、何かもっと良いものがないか探しましたが、上手くいきません。基本的に紫外線と海水の対策ができているマリングレードでないと、耐久性が問題になり、メーカーも通常製品の海での使用は想定外でしょう。

そんな時にマリーナから勧められたのが、このHYDRO-TURF製トラクションマットでした。

やはり、同じような問題を抱えているボートオーナーがいらして、バウデッキが滑りやすくなってきていて、その対策にトラクションマットを使用で、マリーナの工場で施工されていました。

初めて見たマットは、なかなか上々のものでした。

  • トラクションマットのサイズは、101cm×157cmの単位。カラーや模様は、非常に豊富。
  • 価格は1枚あたり、1万数千円レベル。(2018/初夏現在)
  • 裏面は、両面テープが貼られていて、加工は容易。
HYDRO-TURF製トラクションマットで滑り止め

HYDRO-TURF製トラクションマットで滑り止め

 HYDRO-TURF製トラクションマット DIY施工

 作業手順

  • 貼るべく施工面の採寸をします。
  • 採寸したサイズに合わせて、マットにマーカーで線を引きます。
  • カッターナイフで、マーカーに合わせてカットします。
  • 四隅は、角取りをします。
  • 貼り面をシンナーなどの溶剤で脱脂します。火気注意。
  • マットの剥離紙をはがし、マットを押さえつけるように貼ります。

作業が複雑でなく、加工が容易ですので、たいへん便利です。

出来栄えは、なかなかうまくいき、マリーナに作業を依頼しなくても、自分でできる範囲の作業でした。この問題でお困りの方々は、カットは、採寸して慎重に行い、貼る面の脱脂を確実にすれば、「D.I.Y.」レベルで十分にできます。

 現在までの使用感

  • 適度に厚みのあるクッションマットという感じで、シューズや長靴、さらに素足での使用感も良好です。
  • 水に濡れた時のスリップは、現在まで皆無。たいへんありがたいです。
  • ダイヤモンド模様の凸凹で、水はけがすこぶる良いのが特筆。スリップ防止の水はけの良さです。
  • 厚みがあっても、アタリが柔らかいので、素足でも感触は良好です。

素足でも感触が良い

素足でも感触が良い

課題は耐久性ですが、これから検証です。アメリカ製で、ボート等のカバーなどに使われる「サンブレラ」生地がありますが、マリングレードで素晴らしい耐久性があります。多くのボートで使用実績がありますので、このトラクションマットも同様の期待を持っています。

マリングレードですから、一番心配な紫外線と海水で、短期間に問題が生じることはないでしょう。まずは、何年かは使用できるものと考えています。

とにかく、使い始めたばかりですが、第一印象はすこぶる良く、スリップという問題解決ができ、安心をしています。

ボートのデッキの擦り減り対策、「おっと」とスリップで、困っている対策に、十分使えるアイテムと思います。これ、おススメです。

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今釣れている旬の魚の実釣記録です。狙った潮で釣った胸のすく釣り、まぐれで嬉しい釣り、実力の貧果まで、来年の今日のための実釣記録です。99.9%ひとり気ままに午前中だけの釣りですが、おいしい魚の釣りものを参考にどうぞ。
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