ボートの電装系レストア作業 Section1 ヒューズボックス

BLUE SEAヒューズブロックに交換する

電装系レストア作業 Section1

 meikeimaru のボートメンテナンス

本体の上半分がマイナス用の6端子、下がブラス用の6端子 機能的に配置される

本体の上半分がマイナス用の6端子、下がブラス用の6端子 機能的に配置される

meikeimaru のボートメンテナンス。テーマは、「ヒューズボックスを交換 電装系メンテ」

ボートは、エンジン付きで航行するだけのスタンダードなスッピンで販売され、ボート内で使用される電装品は、艤装作業の一部として、その後行われます。工場作業か、オーナーがDIYでするかの違いですが、すべて後からの作業です。

GPS魚群探知機から室内や外部の照明、無線機やオーディオに至るまで購入後の作業になります。中古艇で前オーナーの艤装がOKならば、この作業はありませんが、中古購入のmeikeimaruは、既存は除去してすべて私のDIYで作ってきました。

今回は、DIYの5系統ヒューズを市販製品に交換をしました。

BLUE SEAヒューズブロックで、一般的な自動車用ヒューズを使用して、全体で100A、1個で最大30Aの大容量にも対応できる製品です。BLUE SEA社の製品は他にも使用していますが、信頼できるボート用パーツが多くあります。

〇 ハウスユースバッテリーから電源供給
〇 BLUE SEAヒューズブロック取付
○ 使用工具
〇 あとがき

 ハウスユースバッテリーから電源供給

電装製品がせいぜいGPS魚群探知機や照明くらいならば、エンジン用のバッテリーから電源供給しても問題ないでしょうが、車とは違う環境ですので、いわゆる、エンジンスターティングバッテリーとハウスユースバッテリーに分けて、エンジン用のバッテリーは始動用等に限定をします。

 ハウスハウスユースバッテリー

ハウスユースバッテリーとは、魚群探知機や無線機、オーディオに照明の類の電力供給用で、エンジン系とは違うACC系の電装品用の電源です。

バッテリーは、左舷バウロッカーに80Aが2個、ハウスユース用に格納して、ここからキャビン内のヒューズボックスまでケーブルで接続します。船中泊でも、一晩、電気を使える容量です。

これにより、エンジン始動からの電源を賄うのは、スターティングバッテリーで、これは温存ができます。

80Aのバッテリー2個が電源 ブレーカーを経て8sqケーブルでヒューズへ供給

80Aのバッテリー2個が電源 ブレーカーを経て8sqケーブルでヒューズへ供給

 8sqケーブルで電源供給

マリングレードタイプの8sqケーブルで、バッテリーから各電装品へ配電するヒューズブロックに接続しています。

DIYでは、8sqケーブルが作業的にも容量的にも扱いでも、限度でしょう。許容は、60Aですから12Vで720W、安全性を考え半分でも360Wですので、十分な供給量です。船尾からのケーブル保護で、バッテリー横に40Aのブレーカーを設置。そして、各機器との間には、ヒューズが存在します。大容量の調理機器でもない限り、これ以上は不要です。

ケーブル仕様表 比較用参考値

ケーブル仕様表 比較用参考値 この数値の1/2が私の目安仕様

 BLUE SEAヒューズブロック取付

通販サイトで、この製品は購入ができます。これは6端子ですが12端子など仕様が多くあります。プラス側にヒューズ経て6端子分岐、マイナス側も6端子分岐になるので、非常に使いやすい設計です。

 取付開始

内部は、プラスマイナスともに金属プレートで完結している

内部は、プラスマイナスともに金属プレートで完結している

いかにもDIYですが、容量もあり圧着端子で確実性を出した

いかにもDIYですが、容量もあり圧着端子で確実性を出した

本体を固定して、各々を配線して接続 完了

本体を固定して、各々を配線して接続 完了

ヒューズブロック交換完了

ヒューズブロック交換完了

 使用工具類

  • スパナ(mm + inch)
  • ドライバー +#2
  • プライヤー や先細ペンチにニッパー
  • 電動ドリル
  • 電装圧着ペンチ
  • 接続端子類各種

等々、工具箱と電装パーツ箱のいろいろ

使用工具の一部

使用工具の一部

 あとがき

ボートの先進国は間違いなくアメリカです。多くのボートビルダーが存在し、その部品メーカーも数多くあります。船外機エンジンは、日本のメジャー2社のシェアは圧倒的ながら、ボートの様々なパーツは、made in USA の存在は群を抜きます。アメリカ製の電気製品…?と思いがちながら、その性能は信頼できるものです。そして、工夫された使いやすさは、かなり満足できます。今回のBLUE SEAヒューズブロックもそのひとつです。

meikeimaruでは、結構多くのアメリカ製パーツやアイテムを使用していますが、その独自性はかなり満足できます。

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meikeimaru の失敗から生まれた推論と実戦のノウハウ集です。ボート釣りでの仕掛けやタックル、釣り方など、実釣記録に基づく活きた内容として、情報提供をします。播磨灘で培った私のノウハウですが、参考にしてください。
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