ACインバーター100V変換で温かいボートの暖房
meikeimaru のボートメンテナンス
meikeimaru のボートメンテナンス。テーマは、「電気ブランケット」
電気ブランケットを使用するだけで、とにかく冬場の目的地までの航行が、とても暖かに過ごせます。船外機の発電能力でも充分な給電ができて、航行中の寒さ対策の簡易暖房として、ぬくぬくできます。
〇 なんとかならないか、この寒さ
〇 電気ブランケットを使用できる
〇 あとがき
なんとかならないか、この寒さ
キャビンがあるmeikeimaruでは、直接外気を受けるわけではないですが、晩秋から初春の明け方は低気温です。釣り場まで1時間前後の航行だと寒がりの私にはとても寒い。防寒服着てても、やはり寒い。座っている足にひざ掛けをかけるだけでも少しは暖が取れるので、長年それで我慢をしていました。
釣りが始まれば、揺れる船で何かと動くので体温が上がり始め、風さえなければ、まあ何とかなります。しかし、1時間の航行に少しは暖かさが欲しいです。YFRやDFRは、エアコン装備でぬくぬくするのでしょうが、それを望むのも無理です。
ふと、思いついたのが、パソコン仕事をする時に使用している「電気ブラケット」。寝る時の電気毛布の小型版の電気で温まるひざ掛けです。これ結構、こたつの暖かさなんです。使えないでしょうか。
電気ブランケットを使用できる
家庭用の電気ブランケット(和訳は毛布、ここでは通称のひざ掛けの意)、電気毛布と同様のメカニズムで、ひざ掛けサイズのものです。自宅でも、冬季は足が寒いのでパソコンデスク用に使っていますが、それをボートで使ったら暖が取れるでしょう。
電気ブランケット(ひざ掛け)
手軽なUSB用は、空調の効いたオフィス用でボートの環境では難しく、ヒーター部分がわずかしかなく暖かいというレベルに届きません。そもそも5Vで何ができるかです。よって、家庭用の電気ブランケットは全体にヒーターがあるので、ぐるっと巻き付けるとお尻まで暖かさが出ます。
多くの製品は、最大55W出力ですから、簡易なDC-ACインバーターでも賄える電力消費で、これは安心して使うことができます。国内メーカーの製品を通販サイトで見比べると、消費電力はほぼ同様で、あとは掛け毛布、敷き毛布、ひざ掛けの用途別でサイズが違いますが、一番小さいひざ掛けサイズの(130cm*80cm)を選択しました。
DC12V-AC100V変換インバーター
電源です。AC-DCインバーターが必要です。小型の100Wレベルのインバーターならば、車のシガーソケットから給電できるようにシガーソケットのプラグが標準です。これで十分で、国内メーカー製ならば安心して使え、外資系大手通販で、数多くの国内メーカー製品が販売されています。100Wの出力があれば様々に使え重宝します。
電気ブランケットの消費電力は、最大で55wと記されています。単純に12Vだとすれば、4.6Aで、ハロゲンライト1個分です。インバーターの変換による電力損失が90%前後と言われていますので、最大で5A強の電力ですので、エンジン始動中ならば何の問題もない範囲です。インバーター自体が、シガレットプラグでの車用ですから、安心の範疇です。
ただし、使用終了でスイッチオフと電源コンセントを抜いて、エンジン停止してもバッテリー保護の注意は必要です。
快適な航行が手に入った
最初は半信半疑で自宅使用のものを流用しましたが、持ち運ぶのも面倒なので、外資系大手通販で、タイムセールの国内メーカー製を3000円以下で購入しました。これ、ボートの標準装備です。
防寒着を着ているので、腰や太腿が温まるだけで、身体全体が暖かくなり1時間の釣り場までの航行の快適さを得ることができました。
あとがき
インバーターは以前より装備をしていたのですから、なんでもっと早くに気づかなかったのかと思います。夏は、海の上の方が暑さが和らぎますが、冬の海は寒がりの敵です。たためば邪魔にならない大きさ、晩秋から初春の朝に活躍してくれます。