フィッシングボート、シーズン前のメンテナンス PLAN ToDo

毎年実施する定期メンテナンス PLAN ToDo

 meikeimaru のボートメンテナンス

meikeimaru のボートメンテナンス、テーマは「シーズン前定期メンテナンス」。

毎年12月に釣りシーズンを終了して、3月下旬までの3か月は釣りをお休みします。寒いのが苦手で釣れる魚も少ないので、ボートのメンテナンス期間にしていて、シーズン中は、オイル交換などの必要最小限のメンテだけになるようなメニューで実施します。

 実施は、大きく次の4項目

  • 船外機エンジンメンテナンス
  • 艇体補修艤装と追加
  • 電装関係の点検と補修
  • 艇体のホワイトニング

byPixabay

その年ごとの追加補修や、艤装工事で、期間が変化します。今年は、時間がかかりそうなものはなく、ほぼ定期的な内容で、延べ10日間の日程で計画し、現在進行中です。

エンジンオイルなどの油脂類交換の運転時間に少し間があるので、他をそれまでに終了させて、最終作業の油脂交換は、ゴールデンウィークくらいの予定です。年間300時間くらいのエンジン稼働ですから、3回/年 の油脂交換のタイミングは、運転時間を端折らないで行います。

自動車と違い、塩害対策が重要で、すべてのメンテで「塩」と「水」を意識した対策です。

作業日数は、のんびりしていて、朝一番からみっちり1日ずつ行えば、半分の日程で完了でしょうが、追加項目ややり直しなど、余裕の日程にしています。まあのんびりとしながらの作業で、冬の期間は、釣りもありませんので……。

meikeimaru シーズン前のメンテナンスを終えて出航

シーズン前のメンテナンスを終えて出航へ

 目次

〇 電装関係の点検補修と追加

〇 船体補修艤装追加

〇 艇体のホワイトニング

○ 船外機エンジンメンテナンス

〇 あとがき

 電装関係の点検補修と追加(延3日)

電気系は、地味でも大事な作業。電気系のトラブルが荒天時に発生すると、面倒なことになり、それを予防する整備。

 電装品配線チェック

ケーブル、端子、などの接続状態と塩害のチェック 端子などは必要に応じてCRC666を吹付する。(別記事)

  • バッテリーのある電源室内配線のチェック
  • キャビン内配電盤の配線チェック
  • ダッシュボード内、航海機器や無線等の配線チェック

 バッテリーメンテナンス

  • 端子のグリスアップと増す締め
  • 必要に応じて補充電

今春は、エンジン用スターティングバッテリーを交換予定。ボイジャーバッテリーの信頼性はあるものの、7年経過は交換。

 電子ホーンの取付(臨時艤装作業)

  • 霧等悪天候対策用に電子ホーンを増設(別記事)

 無線アンテナの移設(臨時艤装作業)

  • アマ無線 50MHzに加えて、144MHz用アンテナを増設
  • 国際VHFハンディー機に外付けアンテナを増設

ハウスユースバッテリー来年あたりは交換

ハウスユースバッテリー来年あたりは交換

 船体補修艤装追加(延3日)

機能維持というより、艇体の手入れです。晴れの日にのんびり行いました。

 窓枠周囲の塩害対策

  • 経年変化補修で窓枠周辺塗装。そろそろ腐食が生じるのを防止と、ルーフ全周のFRP接合部にも白ラッカー
  • ガラス窓レールの補修。せっかく部分の剥がれなどが出ている

 ワイパーアームの補修

  • ワイパーブレードの交換 (YAMAHA純正品)
  • ワイパーアームの点検補修、可動部の給脂

 木部のオイルステイン、ニス塗付

  • ロッドキーパー台座やハッチなどの木部にニス

 アンカー関連点検

  • アンカー及びロープの点検
  • アンカーロッカー内の整理

普段は流し釣りが主体で使う機会が少ないだけに、ロープの点検や水洗をする機会

 ロッドホルダーの移設(臨時艤装作業)

  • ロッドホルダーの位置変更2か所(別記事)

ロッドキーパー(サオ受け)用台座にニス塗り

ロッドキーパー(サオ受け)用台座にニス塗り

 艇体のホワイトニング 洗艇(延2日)

一番の体力勝負。小さいボートと言えども、水垢落としやワックスをかけるとなれば艇は大きく、とても腹が減る作業です。それでも、白くきれいになった艇体は、ワクワクします。

 艇体全体の水垢取り

  • 艇体全体の水垢等汚れ落としの水洗
  • キャビン内清掃

 艇体のワックスがけ

  • 艇体のワックスがけ
  • 窓ガラスコーティング

洗艇グッズ、ひたすら人力で磨く

洗艇グッズ、ひたすら人力で磨く

 船外機エンジンメンテナンス(延2日+α)

DIYのエンジンメンテナンスは楽しく、自分自身で掌握しながら完了させると、それなりの達成感と安心感が生まれます。この項目くらいは、できるようになりましたので、維持費のコストも随分違います。通販サイトで純正品から汎用品までリーズナブルな価格で購入できます。

 エンジンオイル、エレメント交換

  • エンジンオイルの100時間単位交換
  • オイルエレメントの200時間帯交換

 ギアーオイルの交換

  • ギアーオイルの200時間単位交換(YAMAHA時間は100Hなれど、これは早過ぎ)

 各部パーツ点検と交換

交換時間未達のパーツは点検のみ

  • スパークプラグ交換
  • シリンダーアノード点検
  • フュエールフィルター点検清掃
  • 燃料計ホースの点検(ひび割れ等)
  • エンジンの目視チェック、異常はないかの点検

 プロペラ、チルト、ステアリングのグリスアップ

  • プロペラ脱着でのグリスアップ
  • エンジンチルト関連のグリスアップ
  • ステアリング関連のグリスアップ

地上の自動車とは大きく違うもので、塩害から守るグリスアップは重要な整備。

エンジンメンテナンスは油脂交換から

エンジンメンテナンスは油脂交換から

 あとがき

ここまでで、電気系メンテ、電子ホーン取付、ロッドホルダーの移設などは、今回に作業として別記事でUPしました。この後も、エンジンメンテなどいくつかをUP予定です。ボートを維持していくDIYをわかりやすく説明できればと考えています。

昨年、インペラやサーモスタット、チルトポンプオイルシールなどを工場依頼しているので、本年はDIYで出来上がりでしょう。

どちらかと言えば地味な作業ばかりで、「塩」と「水」に対してメンテナンスをするかしないかで大きな違いが出ます。

通常のメンテナンスを施されたエンジンは、10年以上3000時間は、問題なく動きますが、手を抜くとしっぺ返しが来ます。

プロにすべてをお願いするというのが一番でしょうが、コストはかかります。工賃はバカにできないお値段です。また、趣味の世界の乗り物ですので、DIYでできることをしていくこと自体が、楽しみでもあります。難しいことや重要な部分は、工場に入庫させますが、覚えると随分できるものです。

来年は、自分で作ってきた電装品の配線などを修整して、自分の老齢対策でわかりやすい仕組みに変更する予定です。これなどは、そこそこ時間がかかるでしょうが、これもボートとの日々です。

今釣れている旬の魚の実釣記録です。狙った潮で釣った胸のすく釣り、まぐれで嬉しい釣り、実力の貧果まで、来年の今日のための実釣記録です。99.9%ひとり気ままに午前中だけの釣りですが、おいしい魚の釣りものを参考にどうぞ。
meikeimaru の失敗から生まれた推論と実戦のノウハウ集です。ボート釣りでの仕掛けやタックル、釣り方など、実釣記録に基づく活きた内容として、情報提供をします。播磨灘で培った私のノウハウですが、参考にしてください。
meikeimaru のボートノウハウとメンテナンス ボートの操船や維持のノウハウや、艇体や船外機エンジンのオイル交換、グリスアップ、定期交換部品などのメンテナンス方法や作業手順をわかりやすくまとめています。