meikeimaruのボート釣り 狙いは「チョクリで青物」
2018-11-12 釣りログ
11/12 海況: 穏やか水温20.3℃ 中潮 干潮 6:40 満潮 14:36 家島
明石海峡転流 7:11 上げ潮最大 10:47 5.6kt
前回調査釣行をしたチョクリ仕掛けでハマチやメジロの青物を狙います。
空が明るくなりかける6:30 meikeimaru 出航です。まずは、小アジの様子を見ながらポイントへ向かいます。いつもならば間違いがない神戸製鋼の岸壁もアジはいません。いても群れになっていないのでしょう。次の大潮周りでの課題です。
チョクリ釣りのハマチはOKですが、ブリ狙いにはアジは必要ですので、少々容易ではない状況です。
今年は、アジの確保に皆さんご苦労をされているようで、乗合船もたいへんなようです。
8日にハマチのエサ替わりを調査する釣行では、下げ潮のポイントの調査も兼ねていましたので、朝の上げ潮のタイミングでチョクリが反応するポイントを押さえていませんから、まずは実績場をまわります。
さて、今朝の最初のポイントは、明石沖のヒヤガリ。40m水深から25mへのカケアガリを狙います。アタリが出る出ないの前に、ベイトになる魚の反応が少しも出てきません。まだ、潮の流れは上げ潮に変わって、それほど経過していないので様子を見ていましたが、かんしゃく玉が膨れてしまいカンタマの北側に移動をしました。
カンタマの北側60m水深から40mへのカケアガリを狙います。潮の流れは、2ノットを超えてきました。ベイトや青物らしき反応が魚探に映り始め、3回流したところで、待望のアタリが出ました。
アワセを入れて、最初の走りに耐えて、巻き上げます。良く引きますので、メジロでしょう。ハリスが6号のチョクリ仕掛けですので、慌てずにゆっくりと、そして常にテンションをかけてハリ外れを防ぎ、魚との距離を縮めていくには、電動リールでゆっくり巻き上げるのは安心感があります。
上から2本目のハリがかりですから、サオでコントロールしてタモ入れができますので、ワンオペの釣りでも楽です。これが、下の方のハリだと、手繰り寄せが必要なので1人では、タモ入れが結構たいへんです。
上がってきたのは、65cmほどのメジロ。きれいな色をしているしゃんとした魚体です。
この後、9時半過ぎには、潮の流れは3ノットを超え始めました。この潮で45cmサイズのハマチを2匹を釣り上げ、順調です。潮の流れのピークは11時前ですから、これから時合いでしょうから、まだまだ釣れる予想ですが、本日はメジロとハマチの3匹を釣りましたので、これで十分として10時過ぎに沖上がりをしました。実釣3時間弱が、ここのところのペースです。
チョクリ仕掛けの誘いで、いかに食わすか。
- オモリ着底後、底を取り、1m底を切ります。基本は常に1mです。しかし、大概のポイントはカケアガリで、どんどん浅くなりますので、仕掛けを巻き上げていきます。オモリを常に1mの位置をキープします。
- 誘いは、適時サオをゆっくりとあげて、チョクリ仕掛けのビニール片が、好物のシラスやタチウオの幼魚と見間違うようにします。
- のませ釣りのようにアワセのタイミングがいるようなものではありません。向こうアワセでかかってきますが、それでも口の周囲が硬い大型ですからアワセを入れてやって、確実に口元のカンヌキにかかるようにします。
- ハリスが太ければ太いほど丈夫なのは当然ですが、太い分ハリの動きが鈍くなり、食いが悪くなるので細めを使用します。このトレードオフの関係が、この釣りのキーです。
- 基本的に、のませ釣りやジギングより細めの仕掛けを使っていますので、力任せのファイトはご法度です。いなしていなして距離を縮めていきます。ドラグは若干緩めです。
- ドラグ緩めの理由は、ハリが複数ついていますので、魚もうまくいけば複数かかります。小アジのサビキ釣りと一緒ですが、パワーが違いますので、ドラグは若干緩めがおすすめです。
長い仕掛けの操り
- 市販のチョクリ仕掛けの全長は、13m近くあります。しかし、水深が30m未満のポイントもありますので、これは不要の長さです。短縮して、6-8mにして使います。それでも長い仕掛けです。
- サオは、2.7mと少々長めを使用しています。また、長い仕掛けの絡み防止でインターライン中通しです。
- 巻き上げた時の仕掛けの絡み防止は、必須の作業です。私は、ハリをマグネットで止めるようにして、ハリスの絡み防止をしていますが、これは必需品でしょう。
- 必然的に、釣りあげる時の最終は、チョクリ仕掛けの幹糸を持って手繰り寄せる格好になりますので、ここでばらしやすくなります。サオの弾力があればこそハリス切れが無いのですが、手繰るここが難しいところです。
- さらに、1匹ならばまだしも、複数が釣れた場合は、1匹ずつですので、小型のハマチならば玉網を使うよりタイミングを取って抜き上げです。
- 大型のハマチやメジロが複数の場合は、玉網ですくい、さっさとハリを外して、次のタモ入れが必要になります。ここらが、チョクリ釣りの難しいところです。
それでも、上々の釣れ具合を示すチョクリ釣りです。アジの確保もいらないし、おもしろいですよ。ブリ狙いののませ釣りも面白いのですが、このチョクリ釣りの面白さに、しばらくはまりそうです。
市販のチョクリ仕掛け
- 器用な方は、自作のチョクリ仕掛けを使用されますが、なかなかどうして難しく、たいていは市販の仕掛けを使用します。
- チェック項目は、全長、幹糸、ハリスです。ハリは、それなりになっていますので気にしていません。
- 全長 6-8mに調整します。タナの変わるタイと違いますので12m-13mもの標準サイズは扱いにくいです。
- ハリス ハマチで6号 メジロで8号で安心です。
水温が下がり播磨灘から青物が南に出て行く12月中旬まで、大潮周りは3回です。シーズン終了までもう僅かですが、1m超のブリを目指して、空振りにならないよう頑張ります。
本日使用のリグ
ダイワ インターライン帆影 50-270 シマノ 電動PLAYS400
ラインPE2.0号 リーダー ナイロン10号
ハリス 6号 ハリ10号8本 全長12.8mを8mにカット、オモリ40号