青物釣り | ボート釣り、アジの泳がせ釣りでブリとマルアジを狙う

meikeimaruのボート釣り 狙いは「青物」

 9/23 9/24 釣りログ

ブリ88cm 嬉しい釣果

ブリ88cm 嬉しい釣果

9/23 海況:穏やか  水温24.8℃ 大潮 干潮 4:11 満潮 9:27 家島

明石海峡転流 10:04 上げ潮最大 7:15 3.3kt

 9/24 海況:穏やか  水温24.5℃ 大潮 干潮 4:16 満潮 9:38 家島

明石海峡転流 10:31 上げ潮最大 7:38 3.7kt

ボート釣りで、初物のブリを9/23に釣りました。

今シーズンのブリ初物で、88cmの良いコンディションの良い、きれいなブリが釣れました。

台風に秋雨前線にと天候に大きく左右され、なかなか出航ができずに日が経ち、前回の青物釣りは8/30で、やっと沖へ出て青物を狙える海況に巡り合いました。

前回は、ジギングでハマチを狙いに行きました。ジギングですから、エサは必要なくポイントに向けて一直線に航行しましたが、本日は、まずエサの小アジを確保しなくてはなりません。先日、小アジの寄り場は確認しましたので、夜明け前に小アジ釣りです。群れがしっかりと居ついているので、短時間で20匹ほど確保でき、ポイントのヒヤガリに向けて、波気も少ない海を一直線です。

今日の潮は午前中鈍い潮で、上げ潮のピークでも3.3ktの潮速ですから、少々不安要素があります。こういう潮の時は、潮速の速い明石海峡のポイントが良いのでしょうが、この3連休ですから、とんでもない混雑をしているでしょう。避けます。

案の定、潮の流れが弱いです。6時過ぎても2.0ktがやっとの流れしかありません。7時過ぎにピークの潮速に達するのですが、とろいです。明石海峡の橋脚周辺では、メジロがバンバン上がっているようで、僚船DFRから、とても景気の良い無線が聞こえてきます。こちらは、景気良いどころかリーマンショックです。

ヒヤガリの実績ポイント。どうも今日は良くないです。水深40mラインからアジを入れて、カケアガリを丁寧に狙いますが、食ってきません。

何度となく潮に乗せてポイントの筋を探りますが、反応がなく、潮に乗せる筋を替えても、ダメです。小アジは手ぶらで帰ってきます。

エサのアジは生きの良さが大事

エサのアジは生きの良さが大事

ピークの潮の流れは、2.2ktでした。ダメです、2.5ノットをピークで超える流れでないと、食いは悪いです。ピークで、3ノット以上の流れになる時は、1ノットでも2ノットのピーク前の緩い潮の流れでも食ってきますが、ピークが2.5ノット以下の場合は、まったく違ってきます。

魚探反応は、素晴らしい反応が出ます。ブリやメジロにハマチの反応が、ベイト付近に出てきます。この反応があって、食い気があれば、もう入れ食いになるのが普通ですが、今日はよろしくありません。

魚探反応、青物の群れが来た

魚探反応、青物の群れが来た

これが、有数の良ポイントの明石海峡周辺の難しいところで、潮の流れが合えば抜群のポイントなれど、合わなければ、散発的に釣れるような普通の海です。

明石沖の青物のアジの泳がせ釣りの要点

  • 明石海峡周辺の青物釣りは、一にも二にも潮の流れがすべてを左右させます。速すぎたら釣りにくいですが、潮の動きが鈍かったら食いも鈍いです。
  • 潮速は大事。最低2.5ノットから4.0kt前後の流れが播磨灘明石海峡周辺では必要。この潮がピークで流れるならば、遅い潮の流れでも食って来ます。
  • ひと潮で、必ず食って来る潮が20分あると言われます。これぞ、時合いのクライマックスです。この機に、数を稼ぎます。ピーク時合い20分、その前後に15分の時合いがありますので、この50分弱で勝負です。
  • 小アジの確保は、この釣りの原点です。アジが釣れなければ、この釣りは成立しません。なかなか釣れない時もありますが、そんな時は5匹釣れたら、それでポイントに急行し、時合いを逃がさない構えが必要です。
  • 小アジが5匹あれば、時合いに5本釣れます。時合いを逃すようなことが無く、勝負に出ます。
  • 小アジの活きの良さが、釣果を左右させます。ボートのイケスは、航行中に水流がものすごいので、アジにその配慮をしないと弱ります。私は浮力体を取り付けたカゴに小アジをいれて、水流から守っています。

エサのアジは大事に生かす

エサのアジは大事に生かす

周囲の船も閑散としているような雰囲気です。魚の食い気が無ければ、どうにもこうにもなりません。

あと1時間すると潮止まりです。

ここで一発大逆転に向けて、ポイント移動をします。潮が動かないので食いが弱い。ならば、潮どまり前後の緩い潮で食って来る一発ポイントがあるので、そこへ移動です。

最後のチャンスをかけて、活きが良くて小振りのアジを付け、「頑張ってや」と声かけ、水深32mのポイントへ投入します。

誰もいない。meikeimaru だけの釣り場になっています。波も風も穏やかで、静かな海です。

コツンとアタリ、サオを送り食い込ませ、飲み込みを待ちます。「1 2 3 4 GO」で思い切り合わせると、魚は一気に走り、ラインを10mは出ていったでしょう。最初はメジロクラスと思いましたが、訂正。ブリクラスだと途中からの抵抗の激しさに構え直しです。メジロクラスをターゲットにしていましたので、リーダーは8号、ハリスも8号だし、ロッドも少し柔らかめ、少々荷の重いことになりましたが、獲ります。リーダーが入ってもまた出ますが、ようやく水面に見えたのは、やはり「ブリ」、玉網へ決まった時は、うれしかったです。

その後、もう一回アタリましたが、吐き出され、食いの悪い日です。

10:30になり、ブリも手に入れたので、沖上がりにして帰港します。

イケスから上げたブリは、クーラーに入らず尾っぽが出た状態ですが、「ドヤ顔」で meikeimaru 帰港です。

ブリはクーラーに入らない

ブリはクーラーに入らない

  釣り方の注意点

  • オモリは、潮速に合わせて40号、50号、60号で選択します。多くは、40号を使用しています。
  • アジの泳がせ釣り(のませ釣り)では、磯(根)が無いポイントならば、あえてリーダーが無くても三つ又ヨリモドシから先のハリスがリーダーの代わりをします。
  • 磯(根)が、あるポイントでは、リーダーがある方が根切れ防止になりますので、使用しています。
  • ハリスは、毎回交換して備えます。
  • オモリが着底したら、底を取りながら根がかりを防止すると同時、適示大きくゆっくりサオをあおり、小アジを動かします。
  • サオをジッとしていると、小アジもじっとしてしまい、アピールしません。小アジに仕事をさせるためにもサオを動かします。
  • ボートを潮上に上る際に巻き上げますが、この時に食って来る可能性がなかなか高いです。思い切り巻き上げると小アジも弱るし、チャンスがなくなるので、ゆっくりと巻き上げます。
  • 巻き上げの時に、サオ先が突っ込むようなアタリが出る時があり、特に時合いでは出ます。
  • サオ先が突っ込むようなアタリの場合は、即合わせます。
  • コツンと来たり、グングンと来るようなアタリでは、サオ先を送り込み、食い込むのを待ちます。
  • コツンと来るようなアタリが小さい時は、嫌々食っているので、違和感を感じると吐き出しますから、必ず送り込みます。置きサオは、機を逃します。
    アワセは、絶対に必要。大きくアワセることで魚の口元(カンヌキ)にかかります。ここにかかれば、ハリ外れはありません。必ず両手でサオをもって大きくアワセます。「1 2 3 4 GO」です。
  • リールのドラグ設定は、確実にします。突っ込みをかわすドラグ設定はもちろんながら、アワセの時にもドラグが合っていないと、しっかりとしたハリがかりをできません。

リールドラグの簡単で確かな設定方法を説明します。実釣では、どれだけ釣り人が設定したドラグを感覚的に覚えておくかがキーで、その場その場に応じた対応が必要になります。その方法と感覚を覚えることが肝です。

本当にコンディションの良いブリで、外形もきれいだったし、身も虫がいなくきれいでした。とにかくでかく分厚い半身は、何日も我が家の食卓をにぎわしました。その「トロ」!の刺身とカマの塩焼きは、絶品でした。

9/24翌朝も同じポイントに meikeimaru は、いましたが、潮は同じ流れで、ヒヤガリポイントは面白くありません。連休中の明石海峡に行くのは、24フッターのボートでは周囲の船の引き波に怖さを感じるので、近寄る気になりません。

7時くらいまで、アジに「頑張ってや」と声をかけながら送り出すのですが、アジは手ぶらで帰ってきますので、やはり、この潮では見込みが立ちません。周囲の船は、どうやら型の良いアジが好調に見えます。

 マルアジ釣りに変更

変更。ターゲットをアジに変更です。小アジは、潮替わりの一発勝負にかけて温存させ、うまそうなデカいアジを狙います。

魚探には、それなりのアジの反応が出ていますので、その潮筋を目指して流します。

水深40mくらいからカケアガリを流して、34m前後に来ると群れがいます。グングンとアジのアタリを示します。これが面白いアジ釣りです。

潮止まり前の緩むまでに、33cm前後の良形アジを6匹釣りました。朝からやっていれば倍以上は釣れたのにと、残念な思いでしたが、こういうのが釣りです。

尺サイズのマルアジがそろった

尺サイズのマルアジがそろった

ボート釣りで 明石沖の美味しいアジ釣りの仕掛けと釣り方を簡単明瞭に解説します。ポイントとその場の潮を読んで、釣れるタナを見つけて、美味しい旬のマルアジを狙います。アジを釣るための釣り方、仕掛けを初心者にもわかる解説をします

潮どまり前後を昨日同様、ポイント転進して柳の下の泥鰌ならず青物を狙いましたが、そう簡単なわけではなく、青物の本日はボーズでした。

見事な、形そろいのアジで、この時期ですから脂ものっていて、おいしいタタキと塩焼きが作れました。

今回の反省。潮が緩い時の青物狙いは、釣れない。わかってはいますが、久しぶりだと狙いたくなる根性がいけません。

さあ、潮が良くなる今週末は、meikeimaru 全力作戦行動です。天気よくなあれ!です。

 本日使用のリグ

・アジの泳がせ釣り(のませ釣り)

・シマノ ライトゲーム Type73 H200  シマノ 電動PLAYS400

・ラインPE2.0号 リーダー ナイロン8号

・ハリス 8号 ハリ ヒラマサ12号

アジ釣りは、そのままサオとリールは転用

・サビキ仕掛けは、ハリ 新アジ胴打8号 ハリス2.5号を使用

今釣れている旬の魚の実釣記録です。狙った潮で釣った胸のすく釣り、まぐれで嬉しい釣り、実力の貧果まで、来年の今日のための実釣記録です。99.9%ひとり気ままに午前中だけの釣りですが、おいしい魚の釣りものを参考にどうぞ。
meikeimaru の失敗から生まれた推論と実戦のノウハウ集です。ボート釣りでの仕掛けやタックル、釣り方など、実釣記録に基づく活きた内容として、情報提供をします。播磨灘で培った私のノウハウですが、参考にしてください。
meikeimaru のボートノウハウとメンテナンス ボートの操船や維持のノウハウや、艇体や船外機エンジンのオイル交換、グリスアップ、定期交換部品などのメンテナンス方法や作業手順をわかりやすくまとめています。