尺超サイズのアジをサビキ仕掛けで狙います
meikeimaruの推論と失敗から生まれたハウツー
meikeimaruの推論と失敗から生まれた実戦ハウツー。テーマは、「サビキ仕掛けで尺超アジを釣る」
明石沖、meikeimaru のボート釣りというシーンでお話をします。
アジのサビキ釣り2022版で2回目のアジサビキHowToです。タックルや仕掛けも変化していますので、最近の釣り方、参考にしてください。
〇狙いは、尺サイズのマアジとマルアジ
〇ライトタックルを使い引きを楽しむ
〇サビキ仕掛けは派手目系
〇毎年の実績場で底層を狙う
〇あとがき
狙いは、尺超サイズのマアジとマルアジ
播磨灘明石沖のアジは、例年6月頃明石海峡を抜けて来ます。尺超のマアジとマルアジの混在の釣り応えのある群れが入ります。
マルアジはおいしくないとかいう向きを聞きますが、イカナゴを食べるマルアジは、しっかりした旨味のおいしさです。尺超を狙って、時合いになれば、ググングングンと独特のアタリと引きで、楽しませてくれます。
ライトタックルを使い 引きを楽しむ
使うオモリは40号です。剛竿に80号オモリに太いラインなんてナンセンスです。潮の速いポイントですが、重いオモリで押さえようとしても難しく、ライトタックルが潮切れも良くなります。
- サオ:30-80号錘負荷 胴調子200cm前後 40号で良いバランスの軟調
- リール:両軸の小型軽量タイプ 水深60m以上は小型電動リールが便利
- ライン:PE1.2号前後 フグの高切れもあるので、200m巻く リーダー5号 1-2ヒロ
- その他:玉網は必須、必ず網ですくう。ロッドキーパーは便利。
ラインは、1.0号でも充分。細いラインは潮切れが良く必須で、40号のオモリで水深90m超でも底が取れ、ライトタックルで尺アジの引きを味わうのが、この釣りのおもしろさです。
私は、フルソリッドロッドを使用しています。あの軟調で腰砕けしないサオが穂先を突っ込みながら、尺アジの口切れを防ぎいなすのはたまらないです。
尚、兵庫県条例で沖釣りのマキエは、オキアミもアミエビなど船では禁止です。
サビキ仕掛けは派手目系
市販のアジ用サビキ仕掛けを使用しますが、地味なものから派手なものまで、数多くあります。私は、派手目なオーロラだとかブライトンだとかいうようなキラキラする錦糸町系を使用します。
水深60-90mの底層にもなれば人間の目では光を感じなくなりますが、アジはキラッと光る派手なサビキ針を見つけ、暗い海中で気に入ったサビキを喰ってきます。
ハリスは、尺サイズでも2号で引っ張り合いに負けるようなことはないでしょうが、3号を使っています。暗い海中でそう神経質になることもないでしょうし、どうしてもハリが回転するので、細いとパーマネントを生じやすく、余裕の3号です。
毎年の実績場で底層を狙う
明石沖の回遊魚のエサ場は、潮通しの良い場所です。砂地に小さい根が点在するような水深60-90mです。70-80mが主体になり、潮が2ノットも流れたら釣りにならず、1ノット前後のゆったりした日が狙いです。
群れが来ない、小さいなどのムラは必ずあります。その時々の潮の変化での具合の変化は、悩ましい限りです。アジの群れが来れば、難しいことを考えずに確実に喰ってきます。ポイントに付くというより、回遊しながらハシゴしている感じです。
探るタナ
探るタナは底層で、底から1-2mを回遊します。水深に関係なく、このエリアでは底層狙いです。着底したら底をトレースしながら、適時サオ1本分くらいを誘い、下げた時に喰うのが多いようです。潮が速い時は、仕掛けが浮きやすく、しかし、浮かせたら釣れず、サオは手持ちで、意識して底のトレースを注意します。
砂地の海底には、甲殻類も多く、さらには好物の大きくなったイカナゴが、砂から頭を出していますし、シラスも回遊しているはずです。底層を回遊してエサ探しをして群れが回遊するのを怪しく光るサビキハリで待ち受けします。
プランクトンが潮で集まり、シラスやいかなごが集餌で動く時が時合いで、群れが来ます。潮止まりの前後の潮の流れに変化が出る時こそチャンスです。
潮の流れで仕掛けが浮く
狙うタナは、水深70-80-90mで、仕掛けは底をトレースさせなければ釣れません。しかし、潮の流れが速くなると長いラインを押し上げ、仕掛けを浮かせてしまいます。オモリを60号にしても大きく変わることなく、またそれ以上のオモリは、タックルバランスを崩します。
この水深で、底層狙いですから潮の流れも釣りの大きな条件です。群れが大きく活性が高ければ、仕掛けが浮く前に喰ってきますが、なかなかうまくいかず、潮を選ぶしかありません。明石海峡の潮速がピークでも2ノット未満や潮止まり前後のゆったりした時が狙い目です。
アタリが出たら
アタリは明確です。ググングングンとアジ独特のはっきりしたアタリで、向こうアワセでハリがかりをします。
口の堅い部分に掛かれば良いですが、弱い唇だと口切れの可能性も高く、慎重に深場から巻き上げます。途中何回か引きますので、ドラグは緩め、サオの柔らかさで、いなしてきます。絶対にテンションは抜かずにサオが常に曲がっているようにするのが肝で、最後は、必ず玉網で取り込みます。
あとがき
力強さがある青物狙いが好きです。アジの引きは、それから比べると力強さは小さくても、アジ特有のアタリを感じて、取り込むまでのワクワク感ある釣りは、比較できなおもしろさです。
刺身でもタタキでも脂がのっていて、冷えたビールや熱々のごはんとの相性は、格別です。釣るのも楽しいですが、食べるのはもっと好きです。昨年は11月まで釣れていましたので、まだまだシーズンは続きます。