表層で青物、底層でフラッターを狙うキャスティング
meikeimaru のボートで狙う播磨灘の釣りログ
meikeimaruのボート釣り。ターゲットは、「キャスティングで青物+フラッター」
11月下旬は、西高東低の冬型天気が続き、悶々とする日々に、移動性高気圧がポンと訪れた小春日和。残念ながら長潮の緩い下げで、趣きを変えてキャスティングで青物とフラッターを探ってみました。
○ 釣り概況
○ 表層狙いに青物が飛びついた
○ 底層をフラッター狙い
○ あとがき
釣り概況
2021年11月29日(月) 長潮 満潮 5:41 干潮 11:37 (高砂)
明石海峡転流 6:30 最速 東流 9:39 2.7kt
海況:波穏やか 水温16.8℃
釣行(釣り開始終了)時間 出航6:30 7:00-10:30
釣果 サワラ 75cm ハマチ52cm 各1匹
ボートシーバスロッド M+ リール 4000MHG
PE 1.2号 リーダー6号
やる気のあるのが、海面僅か下を動くフローティングミノーに、底層を泳いでいるのが飛びついてきました。表層のミノーに喰いつくアタリはエキサイティングで、キャスティングゲームのおもしろさを味わえ、潮が緩く難しい日に貴重な釣果でした。フラッター狙いの底層は、そう簡単には姿を見せてくれませんが、これは欲張り過ぎの小春日和の晩秋の一日でした。
表層狙いに青物が飛びついた
移動性高気圧で嘘のように静まった海ですが、長潮で朝は緩い下げだけの厄介な日です。太陽の下の穏やかな海で釣りができれば程度の気持ちで、霜が降りたボートで、近くの加古川河口沖に向かいました。河口の栄養分がベイトを集めているようで、点在するベイトの群れについている青物を表層で、フローティングミノーに喰わせるキャスティングゲームです。
99mmの小さいミノーを選択、まずはやる気のある魚に見つけてもらうためにも、寒い朝の重ね着を脱いでいくようにせっせと投げ続けます。14gと軽いミノーですが、1.2号のPEは向かい風でなければ思うより飛距離が出ますので、ボートを流しながらキャスティングを繰り返します。
ルアーの動きに頼るように、ほぼタダ巻き状態ですが、水面が盛り上がった途端に喰いつきました。そのまま潜ります。投げている分だけラインが出ているので潜られやすいく、ハマチに柔らかいシーバスロッド、おまけにPE1.2号。でも、ボートで一人ですからゆっくりやり取りして、距離を縮め、玉網に入ったのは、50cmを超えるハマチでした。これはうれしいキャスティングでの獲物です。
次は、グワッと海面で何かが喰った、潜るけれど水平移動も多く、サワラが頭に浮かびラインの心配が出てきます。海面まで浮かしてくると、サワラ独特のあばれで左右に走ります。この時にリーダーが歯に当たると万事休す。ドキドキしながら型物のサワラを手に入れました。脂ののったうまそうなのが釣れました。
血抜き、最近は血抜き用電動ポンプもあるようですが、魚の心臓というポンプを使って血を出し、失血死をさせます。イケスなどで海水循環を積極的にして酸素を供給しながら魚に頑張ってもらうと、下欄のサワラの刺身のように真っ白の身になります。
水温は、河口で低いにも関わらずに、この時期でも果敢に喰って来るキャスティングは、おもしろいルアーゲームです。これで9時。そろそろフラッター狙いに転戦です。
底層をフラッター狙い
河口周辺の砂地に潜むヒラメにマゴチが狙いですが、そう簡単に釣れるものではなく、未だに顔を見たことがありません。
28gのジグヘッドにワームをつけてキャスティングの繰り返しです。着底したら、シャクってダートさせて、シャットタイプのワームの尾っぽを大きくひらひらさせて見せつけて、また着底させるを繰り返しますが、ひたすら一生懸命にキャストの繰り返しです。
型物が1匹来れば、上々の釣果になる狙いものですから、難易度は高く容易ではないものの、ショアにしてもオフショアにしても狙っている釣り人はいるので、この周辺での釣果は聞きます。
良型のサワラを釣った後にフラッターでは良すぎますので、こんなところでしょう。この釣りは、完全にビギナーの領域ですからビギナーズラックにかけるしかありません。
風もなく晴れ渡った11月の小春日和に釣りができた喜びとサワラを抱えて10時半沖上がりしました。
あとがき
遠い明石沖まで行かず手軽な係留地の近所で、潮の変化と河口周辺の豊富なベイトに青物はいました。数が釣れなくても、魚が食べたくての釣行は大当たりで楽しい釣行でした。
サワラの刺身と炙り、乗り過ぎの脂がうまさを引き立て、おいしい晩ご飯のお寿司でした。翌日は、まだお寿司に焼き物、たまらないおいしさ、今週末から来週へ狙いの潮になるものの、海況予報が出にくいほどの低気圧と前線の動きで困ったもんです。