ジグカラー ジギングのシーンでカラー選択

ジギングで適切なカラーを選択するセオリー

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ジグカラー ジギングのシーンでカラー選択

 meikeimaruの推論と実戦ノウハウ。テーマは、「ジグカラーの選択」

金属の塊に息を吹き込んだようにして、魚に錯覚をさせ、食わせるジギングゲーム。偽物を本物のように動かして錯覚を起こさせるには、偽物の色、ジグカラーは大切なファクターです。

重量形状は千差万別で、そこへ色と来れば何をどうして良いのかというものですが、色の選択の基本を押さえると、魚との出会いがだいぶ近づきます。オフショアジギング、meikeimaru のボート釣りというシーンで説明をします。

 目次

〇 魚に認識させるジグカラー

〇 基本の3色

〇 追加の色合い

〇 あとがき

 魚に認識させるジグカラー

ジグを魚に錯覚させて食わすには、魚がジグをはっきりと見えなくては、食ってきません。エサのついているハリを食わすのではなく、ジグ本体を食わすので、アクションなども重要ですが、まず見せるカラーです。

目に見える色は、その色の光が反射して見えます。虹の色は7色は、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の配色ですが、これが色の基礎になっています。大気中で一番見える色は黄色で、水中では白系を除けば青から紫で、赤は一番最初に赤でなくなるそうです。

赤から紫までの色はそれぞれ波長があり、それは赤側が長く、紫側が短くなります。

赤などの波長の長い光は、水中で吸収しやすく、拡がりにくい。青や紫の波長の短い光は、吸収しにくく、拡がるということだそうです。

赤色は暗くなると一番早くに色を失い、赤い魚はグレーぽくなるということです。深いところの魚、金目鯛やキントキなど赤いのはカモフラージュかもしれません。そして、海が青く見えるのは青い光が水中で拡がっているからだそうです。

ということは、赤のジグは、早くに色を失い、緑から青のジグは、しぶとく見え続ける色ですね。

ジギングのカラーチョイスには、こんな科学がありました。今回のにわか勉強です。

釣り場の時間や、水色の濁りにより海中への光の入り方が違ってきますし、魚の食い気やる気もカラーチョイスの要素です。

太陽光の七色、虹の色

緑から青は、深くまで色が見え、 赤は深場では色を失う。

 基本の3色

普段使用しているジグは、基本の3色です。シルバー系のナチュラルカラー、派手目のアピールカラー、光を発するグローカラーで、ナチュラルカラーからスタートするのを基本ローテーションとしていけば、大きく外れません。

 シルバー系のナチュラルカラー

明るく太陽が昇り、水色が澄んでいるようなシーンのカラー。

いつも追いかけまわしているベイトの色合いに近いシルバー系がナチュラルカラーです。

条件の良い時に警戒心を与えない色で、派手さがなく視認性は低いですが、通常一番使用頻度の高いジグで、釣れるお気に入りがあります。

その中でも、シルバー単色とブルーシルバーは、探りを入れるカラーチョイスです。
通常の条件下では、ナチュラルカラーでスタートします。スタートは、地味目の色とゆったりとした動きからです。魚だって朝から騒がしいのは警戒します。

シルバー系ナチュラルカラーのジグ

シルバー系ナチュラルカラーのジグ

ピンクシルバーは、アピールカラーに近いです。薄めのピンクが背に入っているのは、ナチュラル系の派手目なところでしょうか。昨シーズンは、薄いピンクシルバーとシルバーを交互に使い、随分楽しい思いができました。

ナチュラルカラーは、基本中の基本の選択です。

 派手目のアピールカラー

朝マズメの薄暗い時間帯や海に濁りが入っているようなシーンで、魚の活性が低い時の気合を入れるカラー。

派手目の色、これは魚に対してのアピールカラーです。「どや、食ってみんかい。」と表現させ、この代表は「ゴールド」と「ピンク」です。ナチュラル系は海中にあるものの色合いですが、アピールカラーは海中に存在しない強烈な色で、相手に認識をさせます。

アピールカラー派手目のジグ

アピールカラー派手目のジグ

赤金、濃いブルーピンク、などなどサーカスの世界の色です。ナチュラルカラーで何をしても反応が得られないというような時にも、目を奪う効果が出ます。

認識力は強くなる半面、警戒心を与えてしまうリスクもありますから、アピールカラーばかりを使用するのは、危険です。

 光を発するグローカラー

夜間や濁り具合が強い場合など、視界が効かない光が弱いシーンのカラー。

グローカラーは、色の反射ではなく、ケイムラ塗料などの自ら発光するカラーで、見てくれない魚に強烈に光を発して見せます。

イカを食っている時に効果があるとも聞きましたが、以下も発光していますので、マッチザベイトになるのでしょう。

自ら発光するグロー系ジグ

自ら発光するグロー系ジグ

全体が発光するタイプから、ゼブラ模様になっているものまでいろいろですが、ゼブラ模様の発光が抑えられているものは、アピールカラーの一部でしょう。変化を与えたいときに使用することもあります。

 追加の色合い

追加の色合いは、もっと派手なアピールカラーです。ゴールド系の派手さ、キラキラと光を反射するボデーです。水中で際立って見える色は黄色ですが、輝きを加えた派手なゴールドは、アピールカラーの最右翼です。水中を強く透過する光は緑に近い青です。ここで緑のミドキンが登場します。濁りがある水色に効果を発揮します。

アピールカラージグ

さらにアピールするミドキンジグ

 濃いピンクとゴールドなどキラキラカラー

アピールカラーより派手なアピールカラーです。釣具店で目立っているようなジグがこれです。一長一短がありますが、魚に目を覚ませ、釣り人も気分転換などにもってこいです。
追加のジグでひとつやふたつ持つ追加のカラーです。

 切り札カラー ミドキン

水中で強く透過する光が緑に近い青ですので、緑金のミドキンは魚から強く見えるのでしょう。雨後の濁りがきつい時や、何をやっても食ってこないなどの時に、強くアピールします。
追加カラーとして、ミドキンは結構必須です。

ジグカラーの簡単な選択

ジグカラーの簡単な選択マトリックス表 meikeimaruの推論です。

ピンクシルバーとブルーシルバージグ

昨年一番青物を錯覚させたジグ「メタルフリッカー」

 あとがき

いろいろ試して、マイパターンを作るのが、楽しいジギングです。

しかし、いつでもナチュラルカラーが基本です。イワシやアジをまねるのが最大効果です。

ジグにさわりに来るもののフッキングにいたらな時は、一発派手目を使用してガツンと食えば大成功です。しかし、そのあと見切られないように、またナチュラルに戻すと変化が出ます。

いろいろ考えて選択したジグに食ってくるというのが、面白さのひとつでしょう。楽しいジギングで、大物を狙いましょう。

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