時合いを逃さず、タイムロスゼロで釣果アップ
meikeimaruの推論と失敗から生まれたハウツー
meikeimaruの推論と失敗から生まれた実戦ハウツー。テーマは、「ジギングでコンスタンスに釣る」
明石沖のボート釣りというシーン、訪れた時合いは、数だけでなく大物が身近になります。
釣れる日、潮、時間帯は、ある程度同じポイントに通うとわかってきますが、自然相手ですから絶対に間違いがないは、ないです。常にドキドキ感で、私は、時合いの無い日なのか、単純にヘタッピなのかわからない日、たくさんあります。
しかし、千載一遇のような時合いが訪れ、ロスタイムを減らせば、数釣りだけでなく、自身の記録ものとなる大物も近づきます。
〇 明石沖、青物のジギングシーンでの時合い
〇 体力を時合いに温存
〇 時合いで釣果アップのポイント
〇 食べる数を釣る、釣ったら食べる
〇 あとがき
明石沖、青物のジギングシーンでの時合い
明石沖の青物は、潮の流れがすべてです。2ノット後半から4ノットまでで流れている時に時合いが来ます。遅くても速くてもだめで、その時合いに20-30分の「超時合い」があります。
魚探反応が賑やかになった、水面にハマチが現れた、ジグに何かが触れた、活性が上がり捕食行動を始めます。群れが大きいほど喰う競争をするので、さらに活性は高くなります。
朝はお腹が減っていて、朝一番の潮が効き始めはチャンスです。魚も一日中食べているわけでなく、食べる気になった時に食べ始めますが、そのきっかけは時間や潮の具合で、予測は難しくひたすら待ちます。
体力を時合いに温存
じっと座って釣らないジギングは、すべての時間でジグアクションです。待ちに待った時合いにヘトヘトにならないペース配分は必要です。特に私のようなmid60は。
ジグアクションの緩急をうまく使いながら体力を調整をします。キャプテンアングラーのボートでは、何でもワンオペですから釣りの時間帯を考えます。潮が効き始める頃がスタート、おおよそ2-3時間でピークの潮の動きになり、その後の潮が緩み始める1時間、これで3-4時間、このタイムスケジュールを作らないと、私は、バテます。
時合いで釣果アップのポイント
時合い到来。ここで釣らないと「ドヤ顔」になれません。時間の無駄を作らず集中して釣ります。
予備ロッドは必ず準備する
新品でも代替のお古でも、ライトでもハードでも、ジギングができるセットをいくつか必ず準備しておきます。
私は、ハマチ主体では、PEライン1.5号と2号に合わせた2本、メジロ以上が多くなる10月以降は、2号と3号のセットを用意します。3号のラインはお守りですが、11-12月の時合いは、ハードロッドの頻度が高いです。2号ラインのスピニングロッドも準備します。
崖のカケアガリでの根ずれや、とんでもない大物、根がかりなど、ラインシステムの修復せずに、戦線復帰のための予備ロッドは、必要不可欠、備えあれば敵討ちができます。
ジグアクション、どの動きで、どこで喰ったか
速い動き、ゆっくりの動き、スロー系フォール多用のどこで喰うか、アタリが出る動きを見つけます。どのアクションで喰うか。ブリよりハマチは俊敏で、速い動きに来ます。
釣れたら同じアクションが最良の方法ですが、サイズに不満があれば、緩急違うアクションを試み、サイズアップしたらそれが大物への入口だと思います。ハマチの数釣りより、型物メジロにブリを狙うならば試してみてください。
基本的にブリ一族の捕食帯は、このエリアでは、底層近くです。時合いになれば、10巻きまでで喰いますが、その喰うタナを把握するのは、無駄を作らない攻め方です。サワラは中層です。
絶対に根がかりさせない
釣り場は、水深70mから20m迄の崖のようなカケアガリ。ベイトも多いですが、このカケアガリでジグを引きずったら、まず根がかりです。
フックをフロントだけにすれば多少は回避できますが、フォールでリアフックに喰う確率は高く、ハイリスクハイリターンです。
着底水深を予測して集中し、ラインが一瞬止まったらすかさず糸ふけを取って、引きずる前にジャークします。しかもこの瞬間に喰う確率結構高く、面白いところです。
船は、4ノット(7-8km/h)動きますから100%防止はできず、「あちゃー」があります。その時の予備ロッドです。時合いでのタイムロスを避けます。
手返しを速くする道具や交換ルアーなど手元に置く
フックを外すプライヤー、フィッシュグリップ、交換用のジグ(カラーチェンジ用)とリングプライヤーは、手元に置き、特にフィッシュグリッパーで口を押さえ、フックを一発で外せる大型プライヤーは、手返しアップに必須です。グリッパーは、魚の口に差し込んで押さえれば、大暴れを軽減できます。
食べる数を釣る、釣ったら食べる
食べないならば、弱る前にその場でリリースします。私は、我が家の食料ですから、全部食べます。また、食べる人にお裾分けします。
必要以上に釣らない
食べないならば、写真を撮って、リリース。釣った海ならば弱らず、最良の方法です。
10匹までが私の許容範囲。全部食べます。冷凍や干し物といろいろできます。
ボート釣りの良さで、帰港後に下ごしらえをしますが、これだけで、頭や骨など随分いらないものを捨てて帰れますし、三枚おろしまですれば、後々が楽です。
お裾分けは、三枚おろしをする
ハマチサイズでも丸ごともらったら、普通困ります。さばくのも大変ですし、ゴミも悩みの種です。多少骨が残っていても、3枚におろしてあれば、刺身も塩焼きもでき、切り身でお裾分けすると喜ばれます。
あとがき
ハマチの数釣りは楽しく、それにブリやメジロが混じると果報者です。如何に時合いで無駄をしないかで、コンスタンスに釣果を伸ばせます。時合いの時間にどれだけ長くジグアクションができるかが、要です。
時合いで釣って、秋が旬の青物をたくさん食べましょう。
野心を胸に海に出て、青物を狙いましょう。