正月のタコが釣れるか調査釣行は型物
meikeimaru ひとり気ままなボートで狙う播磨灘の釣りログ
meikeimaru ひとり気ままなボート釣り。ターゲットは、「ボートで正月用の明石タコを調査釣行」
秋タコ狙いももう冬。すぐに年末で、正月の惣菜で鯛も素敵ですが、タコのうまさは格別。刺身も煮つけも酢だこも食べたいけれど、寒くなってきた12月にタコは釣れるのだろうか。まだ、乗合船も出ているので、期待感はあるものの自分の腕前に半信半疑。
潮止まりが朝9時頃の好天の日、調査釣行に出てみた。
○ 釣り概況
○ いきなり2kgサイズ
○ 下げ潮でタコ追加
○ 冬のタコのキーポイント
○ あとがき
釣り概況
2020年12月7日(月)小潮 満潮 8:31 干潮 16:33(高砂)
明石海峡転流 9:40 最速 東流 6:13 3.6kt
海況:波穏やか 水温 16.8℃
釣行(釣り開始終了)時間 出航6:40 7:20-10:00
釣果 明石タコ 2kgサイズ×1 1kgサイズ×1 300gサイズ×2
仕掛け タコエギ仕掛け ラインPE3号、リーダー12号、オモリ40号
明石海峡の転流時刻の1時間前が、ほぼ二見の潮止まり。その前後が狙い目で下げ潮が緩み始めたところがチャンスと釣り始め、型物の2kgサイズ 1kgサイズを含めて、4ハイを潮止まりまでに釣り、上機嫌です。数の出る時期でないので、もう十分ながら欲張りは上げ潮も狙うものの、ぴたりと乗りが止まりました。
どうやら調査釣行成功で、予想以上の釣果に大喜びで、水温見ながら年末を探ります。
いきなり2kgサイズ
沖と岸寄りでは差があるものの、転流時刻の1時間前で潮が止まる予測、タコエギ2本のいつものリグで、7:20タコゲームのスタート。
最初のエギは、白と濃い緑。岸寄りの水深6-8mの浅瀬を探っていきます。潮が流れるエリアなので、好物の甲殻類も多く良いポイントでしょう。
朝の陸風(北風)が強く潮に乗せにくいながらも、実績場付近をゆっくりと探ります。
誘う手にヌンと重み、サオ先を下げて様子を見ていくとヌオーッと重みが増すような、慌てるなと言い聞かせゆっくりと待ってから、アワセを入れるとズンとかなり重い、これはキロサイズ以上の型物だ。祈るような気持ちで取り込んだのは、2キロサイズ(1800g)の雄、嬉しくて嬉しくて、スカリのタコホイホイに放り込んで、チャックをきっちり締めました。釣れるかどうかの気分が、一気に高揚。
緑のエギをしっかりと足の奥に抱えていましたので、濃緑に反応したようです。
下げ潮でタコ追加
北風も緩み、陽が暖かく感じ始めるころ、下げ潮が1ノットを切ってきて、トロトロと動いている時に、300gサイズの少々物足りないのが、2ハイ連続しました。先のでかかったので、余計にかわいらしいです。
0.3ノットまで下がり、潮止まり直前にはっきりした重みが出ました。10回数えてから力いっぱいのアワセは手応え十分。これまた型物です。十分な1kgサイズ(1200g)の雌。うれしい4ハイ目です。
ここで潮止まり。再び西へ向いての上げ潮。下げのような乗りがまったく出ず、退屈至極。どうやら、今日は下げで喰い気が出たようです。釣果は十分なので、10時過ぎに沖上がりをして、ニコニコしながらおいしいタコを抱えて帰港の途です。
冬のタコのキーポイント
夏は数釣りで、タコゲームと言えるほどの楽しさ。そのイメージで秋から冬のタコを狙うとがっかりします。この時期は、数より型狙いを楽しむ釣りです。
晩夏から初秋に産卵をして、雌のほとんどは死んでしまいます。生まれたチビッ子は釣れる大きさではないです。よって、釣りの対象になる個体数が減っているのが、この時期で、成長した雄が狙える時期でもあり、数より型です。
夏の高水温のようには動かないでしょうから、潮が緩くなってきた時分に探って食わしていく釣りです。潮が緩み始める時か動き始める時に時合いが来ますので、そこが狙い目でしょう。
好天ならば、太陽光での水温変化も出るでしょうから、暖かくしながら緩い潮にのせながらポイントを探っていくと、おいしいタコと出会える季節です。
小さな磯場があり、潮通しの良い場所は、甲殻類も多くなるのでタコの寄り場になるようです。
あとがき
晩ご飯は、タコ三昧で週末のメジロもいるので、お腹いっぱいです。ちょっと寒くなって旨味が夏より増しています。
どうやら、冬のタコ狙えそう、乗合船もまだ出ていますし、期待感があります。さて、いつ狙ったらいくつか釣れて、正月用の惣菜などの食材確保ができるでしょうか。食いしん坊の私は、その皮算用ですし、今回のタコ(1kg)の足4本は干し始めました。気温が低いので乾燥するのに時間がかかりそうですが、干しあがれば正月のタコ飯用です。
ダメでもともと、近場の二見沖で、年末の張れた上々の天気の潮止まり前に正月のタコを、是非皆さん狙いましょう。