meikeimaruのボート釣り 狙いは「タコとアジ」
2018-7-23 釣りログ
海況:穏やか 水温27.8℃ 若潮 満潮7:05 干潮13:44 家島
明石海峡転流 7:24 下げ潮最大 10:50 3.7knot
先週のアジ釣りで数は出ないものの、良形の30cmを超えるマルアジが釣れ、再度30cmを超えるアジを狙うことと、今シーズンどの船も苦戦をしているタコを釣りたく、潮時に合わせたプランにプラスして、この連日の激暑の7月ですので、朝早く出航して、10時には帰港がしたいという条件を加えて見ました。
結果、タコは600gクラスから300gくらいを10ハイ釣り、アジは、良形32cm30cmを含めてマルアジを4匹、それで10時には帰港という釣りができたのは、まさに上々の出来でしょう。
この日は7:24が転流時刻。この時刻を境に西に流れていた潮の流れが、東に向いて流れる潮流に変化します。しかし、明石西部の二見沖タコ釣りポイントでは、転流時刻より30分以上前に潮の流れが変化して、沖のアジのポイントは、ほぼ転流時刻とみておいて良さそうです。
タコ釣り
さて、23日朝一番、タコ釣りに二見沖に行きます。ここで今年苦戦を強いられているタコを釣らなくてはなりません。
まず、タコのテリトリーへの侵入者を演出する派手なタコビラ集寄と、ピンクと黄色のタコエギを付けて開始です。ポイントは、過去に釣れた実績のあるところを攻めます。
- 誘い① オモリが着底したら底をたたくようなイメージでサオを少ししゃくり、再び着底させます。これを繰り返します。
- 誘い② オモリが着底の状態で、サオ先を上げたり下げたり小刻みに震わします。オモリが海底から離れずタコエギがブルブルユラユラの状態を作ります。これを何回か繰り返したら、オモリを着底状態でいったん止めるのを繰り返します。
- 前アタリ ヌんとした軽い重みが出たら、ひと呼吸かふた呼吸、待ちます。
- アワセ ひと呼吸待った後に、思い切りしゃくって、必殺の強烈なアワセを入れます。ここで、ズンと重みが乗れば、タコがかかりました。
こんなところが、タコ釣りの釣り方要点、ジッとしていたらタコは釣れません。セッセと仕掛けを動かさなくてはいけません。タコのテリトリーに侵入者が来たことを見せつけます。そうすると、侵入者らしきものを確かめに近寄り、エサと勘違いしたタコエギをつかもうとした時に、ヌンとしたような軽い重みの前アタリが出ますから、ひと呼吸待って、思い切りの必殺アワセです。これで、ズンと重みを感じたら、「やったー!」です。
今日は、朝一番からタコがよく乗ってくれます。前アタリを感じて、ズンと重みのある合わせが効き、タコ釣りの面白さを満喫です。300g弱くらいの小さいのから600gクラスの食べごろサイズまで10ハイそろいました。10ハイですが、今シーズン苦戦でしたので、今日はとてもおいしいおみやげができました。
さあ、アジの潮に間に合うようにリレー釣りのアジに変更です。
アジ釣り
一気にアジポイントの鹿ノ瀬西に走ります。これで、良形のアジが釣れれば、暑くなる時間までに帰港ができますが、ポイントの潮は動き始めで、まだ、0.3knot程度の流れですので、絶好のタイミングです。
水深36mから30mへのカケアガリのポイントを狙います。サビキ仕掛けはごく普通のアジ用を使用しましたが、ハリスを1.5号と細めにして、少しでもアジに見破られないようにしています。サオを大きく上下に動かし、タナを探りながらの誘いをかけます。タナは、一旦底を取り、底から1mくらい上げたところで、探っています。最初は、20cm半ばの中型が来て、32㎝の良形も続きました。
はっきりしたアタリが出ますし、気持ちの良い引きを見せてくれます。アジ釣りは、これが面白い。タナを探っていき、アジが食ってくると、グングングンというアタリが出るのですが、これがアジ釣りの醍醐味です。
アジ釣りチェックポイント
- サビキ釣り仕掛けのハリスは、対象のアジの大きさで決まりますが、細いほどアジの食いは良いので、最初は1.5号で試し、もし切られるような大物ならば2号か2.5号ハリスにします。
- 魚探に明確な群れの反応があれば、その棚を狙います。タナまで仕掛けを落とし、上下に誘いをかければ明確なアタリが出ます。
- 群れが大きくなくても、中層のから底層の反応は、その棚を狙います。
- 魚探反応が無ければ、一旦、底まで仕掛けを落とし、1mくらい底を切った状態でサオいっぱい上下の誘いをかけます。
- 兵庫県は、条例で船で釣る場合は「撒き餌」禁止です。
- タナが合って、アジがいて、ハリスに違和感をアジが感じなければ、明確なグングングンというアタリが出ます。
- アワセは不要。アジの口は弱いので、ドラグを緩めで滑らしながら慎重に巻き取ります。引いた時は、いなして決して強引な巻取りは良くありません。
- 取り込みは、玉網で必ず使用します。
- サオは、外洋のアジ釣りと違いますので、柔らかめを使用します。オモリは30号程度なので、私は錘負荷15か20-60号のMLかMを選択しています。
- アジのグングングンというアタリが、来るか来るかと誘いをかけながら待ち、アタリが出た時の気持ちの良さこそが、アジ釣りの面白さの真骨頂です。やってみましょう。30cmを超えるアジは、釣り味も、食べ味も、こたえられません。
4匹釣ったところで、アタリが遠のき、魚探反応も何もいなくなりましたが、9時を回ったところですから、予定通りです。アジももう少し数が出るとうれしいのですが、32cm30cmと良形が出ましたので、このくらいかもしれません。アジの群れがそれほど大きくなく、多くが播磨灘に入ってきていないのでしょう。次の機会に楽しみを残して、暑くなる前に帰港します。
タコとアジのリレー釣りで、暑さが厳しくなる前に釣果に恵まれたのはうれしい限りで、上手く潮の時間を見て、釣れる時合いに釣りができました。連日の酷暑のニュースや天気予報の間は、朝のリレー釣りパターンでしのぎましょう。おすすめです。
本日使用のリグ
- タコ ロッド・リール=DAIWA タコ X150 SHIMANO SC小船800 ラインPE3.0
- アジ ロッド・リール= シマノ ライトゲームTYPE73 M200 シマノ バルケッタ 200HG ラインPE0.8号 リーダー フロロ4号