ボートパークへ移動 | マリーナ陸上艇置から海上係留のメリットデメリット

海上係留でのボートライフを考える

 meikeimaruのボートノウハウ

meikeimaruは、長年マリーナで陸上保管でしたが、釣行の便利さから海上係留のボートパークに引越をしました。

ボートを所有で保管場所をどうするかは、誰でも迷うことです。利便性を考えたり、費用を考えたりといろいろ要素がありますが、ボートをどのような使い方するか、使用頻度(出航回数)で選択は違ってきます。

二見ボートパーク

二見ボートパーク

私の場合は、様々な点でマリーナ保管は、安心安全な場所で、水道も電気も自由に使用することができました。しかし、マリーナは土日を焦点としている営業日と営業時間で、自由な出航のハードルでもありました。

どちらの保管方法にも利点がありますが、出航回数(釣行頻度)、釣行日と時間帯などが大きく影響してきます。

マリーナか海上係留か、どちらが良いかは個々の使い方で決まりますが、ここでは両者のメリットデメリットを考えてみます。

 マリーナ保管(陸上艇置)

メリット

  • 保管における保安上の安心感が大きい。安心安全。
  • 台風などの荒天の際の安心感は大きい。
  • 燃料、水、電気すべてが完備、ボートメンテナンスは完全で、海水を洗い流せる。
  • 陸上艇置なため、船底塗料の必要性はなく、エンジンパーツ等のメンテも少ない。
  • 整備工場が併設なので、かかりつけ医の整備修理の利便性は極めて高い。
  • クラブハウスのロビーやシャワーなど施設が便利に使える。

デメリット

  • 営業日と営業時間がある。
  • 陸上艇置なため、下架出航準備は前営業日の営業時間内にマリーナ依頼する時間的制約がある。
  • 同様に上架も営業時間内なので、時間外帰港は後日の上架保管になる。
  • 保管料は、ボートパークよりは相対的に高額。

 ボートパーク保管(海上係留)

メリット

  • 時間的制約がなく、自身の判断で常時出航が可能。
  • 保管料は、マリーナ費用より相対的に低額である。
  • 釣りの情報交換は高い。
  • 海上係留は、艇にいるだけでボーティングライフの開放感がある。

デメリット

  • 係留は、ボートパークの規則以外は、自己責任であり、自身で判断が必要になる。
  • 防犯上の問題点は必ずある。GPSや無線に釣り具は、毎回持ち帰り。
  • 台風などの荒天時は、大きな不安材料。
  • 船底塗料を年1-2回塗替えやエンジン等のパーツ交換頻度など、マリーナ保管より多くなる。
  • 燃料は、携行缶の自己補給になる。
  • 洗艇などの清水は、自己補給が必要。使用量は限りがある。
  • 係留索などのメンテナンスが必要。
桟橋に係留

桟橋に係留

 維持費用差は大きくない

多くはコストの問題を掲げることがありますが、確かにボートパークでの保管ならば、マリーナの年間艇置費用の内側になることは当然です。しかし、それは絶対比較より相対比較があり、上記のような船底塗料やパーツの交換費用や係留索メンテなど、年間10万円くらいになるでしょうから、それを考慮すると、郊外型のマリーナでは決定的な費用差というほどではないでしょう。

ただし、大都会近隣のマリーナは、大型艇も多く、高級志向が強いので、それなりの費用差は出ますが、これは比較対象にならないでしょう。

マリーナ係留のmeikeimaru

マリーナ係留のmeikeimaru

保管費用などは、マリーナやボートパーク個々に各サイトを検索すると記されていますので参考にしてください。

また、デメリットが多くあるように思いますが、とらえ方次第です。決定的な費用差少ないですが、例えば東二見西二見のボートパークだけでも約600隻もの係留艇です。考え方次第です。

マリーナ係留

マリーナの最終日

 いつでも出航可能

今回、私が踏み切った理由の最大なものは、自由に時間を使えることでした。
簡単な言い方をすると、マリーナの営業時間に関係なく「好きな時に好きなように出航する」です。

事前に準備をして、出航のための下架などをマリーナ依頼すれば、当日の朝の出航は快適にできます。でも、明日釣りに行きたいと、ふと思いついてもそうはならない不自由さもあります。どのような考え方にするかです。

デメリットの台風の問題だけは、切り離せないと思いますが、2018年に非常に大きな台風が2回この界隈に来ましたが、ボートパークの施設被害は無かったです。無事でなかった船もあったようです。台風だけは、少々怖いですね。

ボートを下架

マリーナ最終日

さらに、私の場合は、自宅から近いところにボートパークがあり、また主たる釣りのポイントが、明石沖から二見沖のエリアですので、すべての時間短縮が大きく可能になり、1回の釣行時間を短くして釣行回数を多くする、長時間少頻度から短時間多頻度の釣行になるでしょう。

タコのポイントは目の前ですし、明石海峡から鹿ノ瀬にかけてのポイントは、航行時間が半分になりました。

西二見ボートパーク対岸の桜

西二見ボートパーク対岸の桜

朝一番の早朝に2時間ほど目の前の明石二見の海で釣りをして、10時までに自宅の仕事場にもどることができるようになりました。まあ over60 の私の楽しみです。

次回は、「ボートパーク海上係留の準備 | 海上係留をするためのいろいろなこと その2」を記します。

ボートパークへ移動は、陸にある船が傍らに立てない海の上に行くのですから、随分と準備が必要でした。マリーナ工場への作業依頼も含めて、ボートパークでの係留準備。必要なものを購入してそろえ、係留作業をDIYで、準備からぶっつけ本番の作業をしました。

後日追記

冬からいろいろ準備をして、目の前のポイントに直行できる釣り環境抜群のボートパークへ、初春に引っ越しをしました。思い通り、短時間勝負の釣りができ、1日の時間の使い方が変化しました。

ところが、社会的な大事件で、ボートパーク直近のガソリンスタンドが携行缶販売を中止をし、その他はセルフ店ばかりのため、今後について考えさせられることになりました。

熟考の末、安定した燃料供給ができるマリーナへ晩夏に戻りました。無駄な費用と時間もありながらも、短期間で学んだことも多く、万事塞翁が馬です。

携行缶へのガソリン販売が厳しくなっています。しかし、その需要は様々なシーンで大きいです。消防法令では、ガソリンスタンドで店員が携行缶に給油できる総量は、1日当たり200L未満と既に決められている法の順守は勿論ながら、今後の需要をどうするか。

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