ハマチ ブリ釣り | ボート釣り、アジの泳がせ仕掛け(のませ釣り)で青物の大型を狙う。その5

meikeimaruのボート釣り 狙いは「アジで青物」

 2018-11-24 釣りログ

メジロとハマチの釣果

メジロとハマチの釣果

11/24 海況: 穏やか水温19.6℃ 中潮 干潮 4:09 満潮 11:29 家島

明石海峡転流 5:00 上げ潮最大 8:26 6.9kt

明石沖でボート釣りのブリやハマチの大型青物を狙います。

アジの泳がせ仕掛け(のませ釣り)ほぼ1か月ぶりです。このところ、チョクリ仕掛けで2回ほど狙いましたが、今日は朝一番にアジを釣り、のませ釣りでブリ釣りです。

もう終盤戦ですから、数が出る釣りではなく、大きさ勝負になってきています。目標はブリ、それもメーターオーバーです。

日の出前の6時に meikeimaru 出航です。

朝もやの立ち込める明石沖を目指す

朝もやの立ち込める明石沖を目指す

まずは、アジの確保から始めましたが、アジ釣りに時間を費やしてしまい、さらに速い潮が逆の流れで航行スピードが出ず、ポイントのカンタマへの到着は、もう8時前になってしまいました。

活きアジはエアーレーションで大事にする

活きアジはエアーレーションで大事にする

さあ、アジを泳がせます。水深60mから40mのカケアガリを狙います。潮が速いので一気に登って行き、もたもたしているとオモリが底を引きずってしまいます。オモリが底を引きずったら、まず釣れません。基本は、1m-2m底をオモリが切った状態を維持します。

 潮の流れが速い時の注意点

  • 明石沖で速い時は4ノット前後の速さで船は流れます。速足どころか軽く走っている速さですので、オモリが軽いと、ラインの抵抗により確実に浮き上がります。
  • オモリを調整してください。3ノット前後の場合は40号を使用していますが、50号や60号を選択してください。
  • 太いラインは、潮の抵抗が大きく、これも浮き上がる条件になります。ブリ狙い用のPE3.0号が限界です。
  • 底が取れなかったら、巻取りしてやり直しです。水深以上にラインを出せば、釣れないばかりかトラブルの素です。
  • ボートの場合、複数で釣るのでしたら、同船者とラインやオモリを合わせます。乗合船では、船長の指示を受けてください。
  • ボートでは、ラインの角度を見て、前進後進をかけて、潮の流れに同調させます。

ポイントのカンタマで、ボートを乗せる潮筋を何回か探るうちに、魚探にベイトの反応が出てきました。潮の流れがピークに近づいてきて、時合いが来る前触れでしょう。

魚探反応にベイトが出てきた

ベイトの反応が出てくれば釣れるぞ

来ました。アタリです。ゴツゴツ感の後、食い上がりをしたようでふわっと軽くなりました。ラインを巻取り過ぎて失敗のすっぽ抜けをしてしまいました。

食い上がりの対応は、慌てなければいいのですが、待望のアタリですので…。いやはやまだまだ未熟です。

もう一度潮上にボートを移動させ、45mくらいの水深でアタリが出ました。ゴツゴツと来て、ギューッと絞り込んでいきますので、快心のアワセを入れると、気持ちの良い引きを味合わせてくれます。緩めにしていたドラグを締め込んで巻き上げます。玉網に入ったのは、61cmのメジロ。時合い到来です。

再度潮上にボートを移動させ、次のアタリを待ちます。60m、50mと登って行き、同じく45mでアタリが出ました。これも、ゴツゴツと食ってきて、次の瞬間走りギューッとサオを絞り込みます。たまらない感触ですが、メジロではじわっとしか滑らなかったドラグが、力強い走りにラインが出ます。待望のブリのようです。今日は、通常12号を使うハリスを食いが出るように10号にダウンさせています。強度はあるのですが、ブリとなるとドキドキ感です。魚がこちらを向いた時に巻き上げ、少しずつ魚との距離を縮めて行きますが、元気にファイトしてくれます。走った後にアワセを強く入れていますので、しっかりとハリがかりしていて、慌てなければ問題がないレベルです。釣りあげたのは、80cm少々のブリサイズの小振りな小ブリでしたが、良く太っているのでパワーがあったようです。うれしい1匹です。

 本日の青物パターン

  • はっきりとしたアタリが出るパターンでした。くわえて、飲みこんで、走る、というパターンです。
  • 最初の食い上げで、すっぽ抜けさせてしまったのは、弛んだラインを巻取り過ぎたことで、慌てずゆっくりと巻き上げればよかったのですが、未熟でした。
  • 走るまで待てばOKです。違和感が強く出ない限り吐き出すことはないのが青物ですから、待てば必ず走ります。
  • 走ったら、大きくアワセを入れて、ハリをカンヌキ(口元)にかければ、もうこっちのものです。

ブリ用ヘビータックルで待つ

ブリ用ヘビータックルで待つ

今日は、潮の流れも良いのですが、この後が続きません。どの船も釣れ具合が止まったようで、あちらこちらをうろうろしているような動きになってきました。
ブリにメジロですから、2匹でも十分な釣果なので、10時半に沖上がりとしました。クーラーボックスに入りきらないシッポを出したまま帰港します。

ボート釣りのアジの泳がせ釣り(のませ釣り)で狙うブリやハマチは、手順さえ踏めば、必ず釣れます。アジが泳いで誘ってくれますが、アジ任せでは釣れないので、アジに積極的に働いてもらいます。同時に、釣れる潮で釣れるアジを泳がせれば、確実です。

  本日使用のリグ

シマノ ライトゲーム SS moderato Type73 H255 シマノ 電動PLAYS800

ラインPE3.0号  リーダー ナイロン14号

ハリス 10号 ハリ ヒラマサ12号

今釣れている旬の魚の実釣記録です。狙った潮で釣った胸のすく釣り、まぐれで嬉しい釣り、実力の貧果まで、来年の今日のための実釣記録です。99.9%ひとり気ままに午前中だけの釣りですが、おいしい魚の釣りものを参考にどうぞ。
meikeimaru の失敗から生まれた推論と実戦のノウハウ集です。ボート釣りでの仕掛けやタックル、釣り方など、実釣記録に基づく活きた内容として、情報提供をします。播磨灘で培った私のノウハウですが、参考にしてください。
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