急潮カケアガリの好ポイントで根がかりを避ける
meikeimaruの推論と失敗から生まれたノウハウ
meikeimaruの推論と失敗から生まれたノウハウ、テーマは、「ジギングの根がかり対策」です。
ジグにリーダーにと随分海を汚してしまいました。時合いの時の根がかりは悔しく、そんな失敗から私なりに考えたノウハウ集です。
大きなフックがたくさんついているジグは、磯回りのポイントでの根がかりは想定範囲ですが、何とかリスクを減じたいです。
潮の緩い場所ならば回避もできますが、明石海峡や鹿の瀬では、4ノット前後の潮の流れに船を乗せます。40mのカケアガリを釣れば、根がかりを避けるのは容易でなく、秒速2mの速さで動く対策です。
目次
○ 根がかりのリスク
〇 リーダーとPEラインの結束と双方の強さの関係
〇 フックの位置、数
〇 リングとの結束
〇 フックを眠らす
〇 あとがき
根がかりのリスク
一番やっかいなのは、「高切れ」です。
例え、PEラインが切れなくても、ノットからリーダーを失うと、予備タックルがない限りその「時合い」はタイムロスで失います。
最悪でもジグだけのロストで済めば、すぐに戦線復帰できる、リスク管理です。
潮が速く流れる時でも、着底時期を見極めて、着底した瞬間にジグを動かすことが最大の効果です。着底を見過ごして磯場を引きずれば、まず根がかりです。まず一番の肝です。
<私が気を付けていること>
- 着底が近くなれば、ラインをセーブして着底をわかりやすくする。
- 10-20mシャクって落とす、2回目は確実に糸ふけが大きくなっています。潮の速い時、3回目は絶対に一旦手元に回収してから再開。
- 糸ふけが出れば着底が捉えにくく、根がかりの大きな原因。
リーダーとPEラインの結束と双方の強さの関係
<私の場合の基本>
・自分で熟度を上げたノットで、リーダーを丁寧に結束する。
・私は、MIDノットorフィッシャーマンノット改良版.
・リーダーの強度を上げ過ぎない。×4までのリーダー使用 PE2号なら8号までのリーダー。
リーダーの強度を号数で見た場合の×4以上は、高切れのリスクが高くなります。痛い目を何回もしています。2号の8号か3号の12号を多用です。
リングとの結束
通常、クリンチノットでリングと結束しますが、ここを若干弱めにする結びがあります。弱いと言っても、基本的にブリもOKでしょう。リーダーやラインよりこの結束が比較で弱めならば、ここがヒューズとしてラインを救います。
東田結び
図を参考にしてみてください。これは、結束部分をヒューズとする設定です。結構、明石海峡ではプロも使用しているようです。
フックの位置、数
磯場のあるところでのフロントフックのみは、一般的です。
私の場合、潮の速い大きなカケアガリで、潮流速度のピーク前後はフロントフックのみでリスク低減を多用、潮が速くない時間帯は、前後に装着させフォール主体の釣り方です。
潮の速い時にリア装着で随分授業料を払いました。
一般的な対処方法、フロントフックのみ
潮が速い時の対策で、実効性があると思うフロントフックのみの設定。
リアフックをシングルにして短くする
少し欲が出てくると、こうなりますということだが、若干本末転倒の思いです。
フックを眠らす
エサ釣りとは違い、ジギングで魚はフックではなく、本体を食ってくるのをカケる場合が多いので、根がかりを減らす目的でハリを眠らすのは、魚へのかかりも減ってしまう可能性があります。
私の場合、底物狙いではなく、青物狙いでは眠らせず使いますが、いかがしますか。
プライヤーでフックを挟みハリ先を懐に入れます。滑る場合は、ゴムシートで挟みます。
あとがき
何をしても根がかる時はかかるのが私のジギングで、いつまでも上達しないですが、「着底時の意識と工夫」は、忘れないようにします。多くの根がかりは、ボケーッとした瞬間に訪れます。
大きなカケアガリには、ベイトがたくさんつきますので、それを狙って大きな連中も来ますので、最高のポイントです。根がかりを避けてフッキングさせて、50mの水深から引きずり上げる時にも、船は流れて崖に迫ります。今度は、根ずれとの戦いです。
だから、ジギングは面白いです。
野心を胸に海へ出て、大物を狙いましょう。