ボート泊や昼寝に使え、いつもと違う空間の楽しみ
meikeimaru の ちょっと ボートノウハウ
meikeimaru のボートノウハウ。テーマは、「バウバース活用」
ボート泊などとなると立派なダブルベッドなどを備えたイグザルトのような大型艇と考えますが、それはそれとして、キャビンがあるボートだとバウにはバースかカディがあり、そこが、足を伸ばして寝れる空間があれば、ボート遊びの楽しみも拡大です。
ソロキャンプが話題になっていますが、ひとりでのんびりとした薄暗い空間は、いかがでしょうか。
〇 バースとカディの違い
〇 バースの活用方法
〇 あとがき
バースとカディの違い
はっきりとした違いを表現しているものが見当たりませんが、英和辞典で調べると
カディ(cuddy) 船や列車の寝台 バース(berth) 小部屋 船室 とあります。
大型艇だとバースは寝室です。しかし、小型艇の場合だとどれがどれやらですが、ヤマハのラインナップを見ていくと、どちらも「小部屋」ですが、バースは、標準で床がありクッションもあります。しかし、カディは床がオプションで、船底がむき出しの状態が多く、よって、床下にトイレがあるタイプは「カディ」、トイレが独立している場合「バース」と表現されています。ベッドのような形状でなくとも、二者の違いは「トイレ」の位置にあるようです。
ちなみに meikeimaru は、極狭ながらトイレが独立しているので、バースのようです。
いずれにしても、バースだカディは、このクラスの場合は言葉の遊びになってしまいます。小型艇だと船中泊は大概はひとりですから、トイレの位置も関係なく、足を伸ばして寝れるかどうかが肝心要です。
小型艇で広いはずがない空間を使ってみる
バースの活用方法
ジェームスボンドの世界に出てくるような船ならばホテルと一緒ですが、小型艇でまっすぐに寝ようとすると、ボートに対し斜めになるかもしれません。必要最小限の有効活用です。
整理整頓、いらないものの廃棄
ボートのいろいろや釣り道具にと、日に日に増えていくもので、随分と不要のものがあります。まず使わないものは、大掃除で廃棄します。必要なものも最小限にして、整理整頓すると見違えるようにスペースが生まれてきます。
大人がひとり寝れるスペースを作ると、左右にはスペースがあるもので、整理整頓したタックルやアイテムをケースに入れて置き換えるとさっぱりします。
ベッドを作る
標準装備のクッションは、薄っぺらで寝ると痛くなるクッションです。ここで、キャンプ用のマットを使います。180×60cm位のサイズが適当のようで、発泡ポリエチレン製とエアマットというのを2枚敷き、まずは快適です。これに、枕。そして、シュラフがあればゆったりと寝れます。
ソロキャンプの1人用テントよりは広くて快適で、自然の環境は山と海の違い、申し分なしです。狭い空間も、ある意味では落ち着きが出ます。
注意点
夜は照明など電気を使いますが、バッテリーの消費はチェックしてください。エンジン停止ですから充電はありません。
蚊の対策必需品:蚊取り線香。6月になれば快適な夜には必須です。USB仕様があるので便利です。さらに私は「ウナ」標準装備です。暑い夏は、すべて開けっ放しになりますが、あの渦巻の蚊取り線香を2-3本焚くとまず大丈夫です。
風通しが良くないのが難、USBタイプの扇風機は重宝します。
あとがき
寝っころがって晩酌をするという、体たらくな行儀の悪さもここでは許されそうで、ゆっくりと物思いにふけます。以前は、しっかり料理をしていましたが、そうすると料理をすることにパワーが出てしまい、本来ここでしかできないことが疎かになってしまうので、最近はできあいのものをスーパーで探して持ってきます。
真夏の熱帯夜は、蚊取り線香4本焚いて、釣りをするデッキで寝ましたが、星空見ながら寝れます。
一度お試しを。