meikeimaruのボート釣り 狙いは「ライトジギングで青物」
2018/8/27 釣りログ
8/27 海況:朝に風と波水温27.8℃ 大潮 干潮6:37 満潮12:25 家島
明石海峡転流 7:23 上げ潮最大 10:06 4.2kt
8/27に続いて、ハマチのライトジギングその2です。週末は天気が悪化、この潮のうちに釣りたく、何とか時間の都合がついたので、明石沖のハマチ釣行その2となりました。
6:00に meikeimaru 出航です。ポイントは、前回同様に高倉東として目指します。予想より波気に風があって走りにくい朝です。潮はまだ下げ潮東流の最後で、転流後の上げ潮西流を待ちながらの準備です。
天気予報より風が出ていて、上げ潮の流れの逆から吹いて来る、釣りには面倒な風です。海は、波頭がウサギにはならない程度なのですが、釣りにくい風です。
まずは、80gのタングステンの小振りなジグで様子を見ます。水深は24mのカケアガリからスタートです。潮速は、潮の流れに反する方向からの風に押されて0.8ノット。実質の潮速は1ノット以上なのでしょうが、風でブレーキがかかっている状態で、当然ラインは斜めに入ります。ボートに推進力を与えて修正はしますが、釣りにくい風です。
この日の朝は渋かったです。1時間なにも来ません。生命反応を感じるようなものが無く、ひたすらあの手この手でジグを動かしますが、アタリがコツンとあった程度です。魚探には、20cm台の魚の反応がありますので、多分アジでしょう。余程にサビキに持ち替えようかと思いましたが、我慢。
やっと、1匹目が食ったのはかれこれ1時間を経過した8時。しかし、慌ててタモ入れで失敗してフックが外れ、ハマチは海に帰ってしまいました。
どうもいけません。9時前に帰港しようかと思いながら、ポイント変更を考えましたが、チャンス求め、北西にあるヒヤガリにポイント移動。ここは、9月から調子を上げるポイントですので、実績のある38mのカケアガリから再スタートです。
この時分から風も収まり、潮に乗せる動きも順調になりました。そして、ここから、怒涛の快進撃が始まり、ボートを潮に乗せ6回流して、6連発のハマチです。
38mのスタートポイントに毎回ボートを止めて、そこから潮に乗せます。潮速は2ノットの後半ですから速い流れ方です。水深38mで、ジグを落としても底に着く時は、35mになってきていますが、ここらにイワシの群れがいて、ハマチの群れが潜んでいたのでしょう。魚探の反応もハマチクラスの存在を映し出します。
底から、ロッドを大きくあおり、リールを1回転巻く、これを繰り返しながら、80g鉛の平たいジグをヒラヒラとフォール中心にアピールさせます。
この6連発では、ロッドをあおるのが3回以内で食ってきました。
時合いです。
釣りの肝は手返しを速く
- ジグを落とす。
- アクションを加えてアタリを取る。
- 気持ちの良い引きを味わいながら、30m少々の海面まで浮かせる。
- 玉網で取り込む。
- フックを外し、そのついでにエラをはさみで切ってからイケスに入れる。
- ボートを再度スタートポイントに戻す操船。
- スタートポイントで停船させて、釣り開始。
この動きの繰り返しです。潮の流れに乗ってボートは移動していくのですが、3ノットほどの潮速に乗ると、1分間に約90m移動します。釣りに使う時間が10分毎とすれば、900mも移動しています。いかに速く回転させて、釣る回数を増やすかが肝ですので、もたもたすると移動距離も大きくなり、ボートを潮上のスタートポイントに戻す時間も大きくなってしまいます。
操船から釣りまでを1人で行うワンオペの船長は、これらも勝負どころです。いかに手返しを早くするかです。
結局、9時から時合いが来て、潮速最大の10:06を少し過ぎる10:15まで釣れ続きましたので、割りと長い時合いでした。9時までの空白を埋めるべく42-45cm8匹の小ハマチを確保しましたので、満足の釣果です。どうやら1匹あたりに約10分かかっている計算になりますが、そんなところでしょう。漁ではなく遊びの釣りですから、こんな感じなのでしょうが、それでも勝負どころは勝負したいですね。
小ハマチだとこの時間ですが、大ハマチやメジロクラスではこうはいかないでしょう。でも、ワンオペも面白いですよ。
オーバー60の私には、結構タフな釣りになりましたが、ジギングはこの集中感が楽しいのです。ラインの先にジグを付けただけの単純な仕掛けで釣る、ジギングは面白い釣りです。しかし、ずっと立って、腕を動かし続け、ボートの揺れを足で踏ん張って身体を支える動き、夏はきついですね。いくつまで続けられるでしょうか。このお腹の減る面白いジギングを。
このところ大活躍のルアーが写真の一番上の80gシルバーです。メーカーはハヤブサ社ですが、もう過去モデルだそうです。ツバスやハマチにかじられ少し剥げてきました。もう1個ありますが、もう手に入らないとなると残念です。フォールのヒラヒラ感が良いのでしょう。こればかりで釣っているような感じすらあります。アシストフック交換ですね。これ。
おいしく食べるために。
ワンオペの1人ボートでも簡単にできる魚の下処理です。
釣った魚をおいしく食べるには、いろいろな方法があります。神経絞めのような手をつくした方法もありますが、ワンオペの狭いボートでは何かと不便です。まず問題なのは、身に血が回ると色が変わり、おいしくありません。これを防ぐのが最大のポイントです。
- 釣ったら、ハリを外しと同時に、エラをハサミで切ります。
- ナイフよりハサミが簡単です。
- 大きな血管のあるところですから、かなりの出血します。
- そのまま、イケスに入れます。
- 魚は暴れることもなく泳いでいますが、しばらくすると失血死します。
- 生きている元気で心臓が動いているうちでないと効果がありません。
- クーラーボックスに移し、氷で冷やします。
- 下ごしらえの時に背骨の周囲に血は残りますが、そこだけです。
- 料理の際に、随分と違うはずですし、食べると大きく違います。
手間はかかりません。生きの良いままイケスに入れると、後々が大変な作業になります。これですと、クーラーに移す時もスムーズですし、身は自然な色で刺身でおいしく頂けます。
この方法ならば、乗合船でも釣り座にあるイケスでできます。フックを外す時は、魚を押さえていますので、その一連動作でやれば単純作業です。
次の青物狙いの釣行は、潮が替わって新月の大潮周りです。ジギングの合間にアジの泳がせ釣り、のませ釣りもやってみたくなる頃ですね。台風が来ませんように。
本日使用のリグ
ジギング=ダイワ BLAST 66XHB シマノ OCEA CALCUTTA 300HG
ラインPE1.5号 リーダー 24LB