meikeimaruのボート釣り「マイクロジグで青物」
釣りログ 2018-07-11
海況:穏やか 水温23.8℃ 中潮 満潮7:26 干潮14:40 家島
明石海峡転流 8:41 下げ潮最大 12:0 4.9kt
マイクロジグ効果の多彩さを改めて実感しました。
7月の西日本豪雨の影響で、海の色は薄く茶色っぽい感じで、木や様々な浮遊物もまだ多い7月11日明石沖のボート釣りです。
タコ釣り
朝一番の潮は、上げ潮ながらゆっくりとした流れのため青物はとても期待できるような潮でなく、青物の期待は転流後の9時前からの下げ潮東流です。まずは二見沖でタコを狙い、その後ポイントを高倉瀬に転進というプランです。
二見沖で、やっと釣れたのは600gクラスのまずまずの大きさでしたが、1ハイだけでした。周囲も苦戦のようです。タコエギは、水色が濁り気味のため、オレンジ、ピンク、黄色、黄緑と鮮やかな色を多く使用しました。黄色と黄緑の組み合わせでグンと重さを出すアタリが出て、美味そうなのが釣れましたが、このあとが続いてくれません。
マイクロジグで釣る
次のポイントの高倉瀬に移動します。
さて、高倉瀬。下げ潮の時にハマチやメジロの青物を狙えるこの界隈では少ない私のポイントです。
潮の流れは東への下げ潮1.8ノット。30gのタングステン製マイクロジグのグローカラーを投入。狙える魚種は、青物に限らずタイも含めて様々なターゲットがマイクロジグの特徴です。
水深は20m前後ですから下から5mくらいまでが青物たちの捕食帯でしょう。それでも、どうなるかわからないので海底から10mまでを狙う層にして、今日の反応が出るのはどんなパターンかを探り始めました。
CHECK マイクロジグのアクション
- 単純なリトリーブ、いわゆるただ巻きです。巻きスピードの速い遅いを試す。
- 単純リトリーブにストップのモーションを入れる。それに、フォールモーションを組み込む。
- 極く軽いワンピッチジャーク。
やってみて、単純なリトリーブの普通の速度で、アタリが出ました。
前回は、30gのマイクロジグが扱いやすいようにシーバスロッドのソフトタイプで釣ったところ、想像以上のメジロが食ってきて、悔しい思いをしました。
今日は、ライトジギングロッドにPE1.2号リーダー7号を用意していますので、メジロでもOK。1発目のアタリは、底から3回巻いたところですからおおよそ3m弱でしょう。押さえつけるような重みが出ました。
釣られたことを最初わかっていなかったようで、だいぶ上までおとなしかったのですが、しまったと思って気づいた瞬間からなかなかファイターで、58cmの丸々としたハマチでした。
潮の流れは、2ノットを軽く超えて潮が効いてきました。
サビキ仕掛けに分が大きいシーズン初期の初期ですが、狙ってハマチが釣れるマイクロジグの効果は抜群です。
次は、もう少し上の層で食ってきたのは、食べて絶対に美味い40cm超えの脂で太ったサバです。これも単純なリトリーブの普通の速度で、ガツンです。サバが釣れたらすぐにエラの奥の背骨を切って血抜きを海水でした後、クーラーに入れて十分に冷やす。これで、釣り人の特権、サバの刺身が食べられます。
次は、青物とは違う引きで、上がってきたのは40cmクラスの大きなイサキでしたが、タモ出しをモタモタしたら痛恨のハリ外れでばらしてしまい無念。美味しいイサキだけに悔しいですが、もともと口の弱い魚で、フッキングが良くなっかたのでしょう。
多彩な釣りができるマイクロジグです。
それいくぞ・・・。あれ?
さっきまで500-600m向こうに見えていた高倉瀬の赤いブイが、やっと見えるくらいに霞んでいます。霧が流れてきました。自船の周囲は問題なくても、すぐにあの霧はこちらに来ます。本線航路も近い沖のポイントで霧に包まれたらとんでもないことで、これは退避です。これ、本当に怖いのです。いきなり道路上で目隠しをされるみたいなものです。
時刻は、11時過ぎ、陸上のランドマークは見えませんが、GPS で方向は、はっきりしていますので、霧に包まれる前にとにかく退避のため速力を上げて波の穏やか海を疾走し、霧の方向とは違うエリアを岸寄りに向かい、無事霧に追いかけられる海域を脱出でき、ほっとして帰港に向けました。ちょっと残念ですが、これもボート釣りです。みなさん、霧は気を付けましょう。
数がもう少し欲しいですが、次のハマチ釣れたと思いますが、釣った時には、霧に包まれて、とんでもないことになっていたのかと思うとぞっとしました。
ハリ外れで逃がしてしまったイサキは残念ですが、マイクロジグの多彩さは十分に確認できましたので、今シーズン、まずは海の日3連休が楽しみです。
マイクロジグのおもしろさ
- ボートで使用は、20g-60gまでの小さいジグがマイクロジグで、軽いというよりシルエットが小さいことが特徴です。よって、50g-60gの鉛製ではシルエットが大きいので、タングステン製を使用します。
- 軽いジグ=シルエットが小さいから、通常のジギングとは違う魚が食ってきます。
- マイクロジグに多彩な魚が食って来るのは、シルエットの小さい「一口サイズ」だからです。
- アタリも、「一口サイズ」ゆえに、いきなりのアタリが多いです。
- 軽いジグのため、スピニングタックルが使いやすいです。
- PEラインは細いほど水切れが良いのだが、食ってくる魚を良く考え、号数を決めます。
- ドラグ設定は十分なバッファを持たせるようにします。
- 津軽海峡の大マグロはシイラも食うが、シラスも食べる。大物も来るマイクロジグ。
後の下ごしらえの時に胃の中身を見るとシラスから大きくなった程度の小イワシがたくさんで、昨年から使い始めたマイクロジグですが、どんな魚が食ってくるのかという面白さは抜群です。
自然な優しい動きで、多彩な魚種を狙えるマイクロジグで、おいしい魚を釣ってください。
本日使用のリグ
ロッド・リール= ダイワ BLAST BJ63HS シマノ STELLA 3000HGM
ラインPE1.2号 リーダー フロロ6号 マイクロジグ(タングステン、鉛)30g-50g