明石沖で晩秋の尺アジをサビキで釣る 11/19

尺アジが底層から魚信を出す

 meikeimaru のボートで狙う播磨灘の釣りログ

アジの釣果 食べ始めるとあっという間に食べてしまう

アジの釣果 食べ始めるとあっという間に食べてしまう

meikeimaruのボート釣り。ターゲットは、「明石沖で尺アジ」

久しぶりのアジ釣り。8月下旬に釣って、話も聞かないので既にどこかへ行ってしまったものと思っていたら、青物ジギングの潮筋の隣にアジが群れを作っていました。潮の効く場所で、プランクトンも多く絶好のエサ場なんでしょう。それも脂がのった絶品の尺サイズを含むアジでした。

○ 釣り概況
○ 朝は青物ジギング
○ 尺アジのサビキ釣り
○ あとがき

 釣り概況

2021年11月19日(金) 大潮 満潮 12:27 干潮 3:34 (高砂)

 明石海峡転流 11:48 最速 西流 8:04 6.0kt

 海況:波穏やか 水温19.6℃

 釣行(釣り開始終了)時間 出航6:10 7:10-10:30

 釣果 マアジ マルアジ 25-32cm × 11匹 メジロ65cm ハマチ50cm

 ラインPE1.5号、リーダー6号、サビキ仕掛けハリス3号
 フルソリッドロッド MHタイプ リール 150HG

ジギング=3号タックル

青物も入れた釣果 大きさの違いがおもしろい

青物も入れた釣果 大きさの違いがおもしろい

マルアジだと思っていましたが、よくよく見れば顎がしゃくれていて、尾びれの付け根の小離ヒレがないので、マアジの類が含まれています。須磨沖で人気のある「メクリ」のようで、腹腔の脂は完全メタボの内臓脂肪です。

青物とは違う面白さです。尺アジが釣れれば、これは幸せな釣りです。

お断り:カメラにSDカード挿入を忘れ、釣りの最中にも機嫌よく写したはずでしたが、帰港後気づきました。よって、釣り途中の画像は、他の日のもののイメージ画像です。

 朝は青物ジギング

アジを目指してきたのですが、昨日のブリが忘れられず、カンタマでジギングからスタート。大潮の2日目潮は良く効いていて、程なくおはようハマチ君が喰ってきました。3号タックルを使用していますので、ハマチサイズだと有無を言わさず巻き上げる感じで、少々面白みがないです。

シルバージグ150gをフワフワと漂うようなフォールを入れていくと、フワッと重さがなくなるアタリ、喰った。アワセの後の引きはハマチではなく、メジロがそれらしい強引を出して楽しませてくれ、太った姿を海面に見せました。メジロサイズになると良く引き、10cmごとにその引きの強さが増していきます。

朝に2本釣って、アジ釣りに転進です。これがいけなかった。メジロとハマチを釣ってしまったのが、明後日のアジ釣りの失敗につながるとは思いませんでした。

前回のハマチ イメージ画像

前回のハマチ イメージ画像

 尺アジのサビキ釣り

瀬戸内海の多くと同様に播磨灘は県条例で、船釣りはマキエ禁止です。群れ目がけてサビキ仕掛けで釣ります。

夏にアジ釣りをして、秋にはいないものと思っていましたが、シラスを食べるために群れているようで、となると12月も期待の持てるのでしょうか。ならば、12月もこそっと狙いたいですね。

前回のアジ イメージ画像

前回のアジ イメージ画像

カンタマから南東のヒヤガリの水深40-50mの底層を泳いでいるはずですので、まずはオモリ着底で、引きずらないように僅かに底を切って誘います。すると、グングングンとアジ独特のアタリが出て、フルソリッドロッドの柔らかい穂先を押さえます。巻き上げは、ゆっくり、ドラグも緩くして口切れのハリ外れを防ぐように集中します。アジ釣りは、アタリを出すことより、この巻き上げが難しく、それ故におもしろい釣りです。集中しても、まあ私では3匹に1匹はバラし、唇の薄いところにハリがかりしたら、潮は3ノット以上で流れる深い水深から巻き上げるのは、容易なことではないです。

下のブライトンの方が喰いが良かった ハリス2号で十分

下のブライトンの方が喰いが良かった ハリス2号で十分

30cmを超える尺サイズになれば、サオを絞った引きを見せ、ハラハラドキドキしながらも、玉網で丁寧に入れと嬉しくなります。ほとんどの場合、一番下のハリに喰ってきます。そして、アタリが出るのはオモリが底ぎりぎりの時ですので、アジのタナは完全に底層です。

PEライン1.5号でしたので、アジには過剰で潮切れが悪かったです。準備もなく飛んで行った釣行ですので、PEライン0.8号、ハリス2号が良いでしょう。リーダーは、穂先の絡み防止や根ずれ対策で4-5号を1-1.5ヒロとすれば、繊細さが出るでしょう。

丁寧に底を探り、誘いをかけながらアジに食わし、喰ったら慎重に巻き上げながら、尺サイズのクンクンクンという引きを感じながら、緩く滑るドラグのジーッジーッの音を楽しみ、冷や冷やドキドキの集中力の釣りも、ジギングの体力勝負とは世界の違う面白さです。

つ抜けの二けたになり、こんなところだろうし、予定の10時半になったので沖上がりにして帰港の途につきました。この時期のアジなんで、播磨灘では嬉しい魚です。

いくらでも食べれるアジのにぎり

いくらでも食べれるアジのにぎり

 あとがき

尺アジを集中しながら釣り上げていくのも楽しいです。タチウオにフラれた分、アジで埋め合わせができた感じです。フグもいないし安心して釣ることができました。

脂がのってとてもおいしく、寿司はペロッと食べてしまいました。もっと釣れば良かったと、晩ご飯でもんもんです。どうしよう、明日は風が出て日曜には収まる。柳の下の泥鰌ならぬアジを釣りたい。食べたい。

今釣れている旬の魚の実釣記録です。狙った潮で釣った胸のすく釣り、まぐれで嬉しい釣り、実力の貧果まで、来年の今日のための実釣記録です。99.9%ひとり気ままに午前中だけの釣りですが、おいしい魚の釣りものを参考にどうぞ。
meikeimaru の失敗から生まれた推論と実戦のノウハウ集です。ボート釣りでの仕掛けやタックル、釣り方など、実釣記録に基づく活きた内容として、情報提供をします。播磨灘で培った私のノウハウですが、参考にしてください。
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