meikeimaruのボート釣り 狙いは、「アジを泳がせハマチを待つ」
明石沖のボート釣り最新情報をお届けします。
明石海峡周辺や鹿の瀬一帯での青物釣りは、ベイトについている青物を追いかけて積極的に狙います。青物がいる場所をアクティブに釣りますが、本日は、高砂沖の青物が回遊するであろう場所で小アジを泳がせながらのんびりと待ち伏せをするパッシブな釣りです。風邪で1週間身動き取れず、おまけに台風が近所を抜け、2週間の空白を作ってしまいました。移動性高気圧に覆われた本日、朝から満潮までの2時間をのんびり待つどころか、忙しい釣りで大満足なモーニングハマチでした。
概況
2019年10月27日(日)大潮 満潮 8:49 干潮 15:03(高砂)
明石海峡転流 10:23 最速 西流 7:10 5.4kt
海況:波穏やか 水温 23.0℃
釣果 ハマチ 43cmクラス~ツバスサイズ 8匹
仕掛け 小アジののませ釣り ハリス8号 1本針仕掛け オモリ40号
ポイント 高砂沖 火力発電所前
状況 釣行(出港帰港)時間 6:00-9:20
夜明け前の6時出航。まずは、目の前で小アジの確保。のませ釣りですから小アジを確保しないと始まりません。心静かに、たくさんのボートの隙間でアジを15匹ほど釣り、準備完了。周囲の船は全力でポイントに向かって行きますが、私は、アジの釣り場からわずかに移動した潮の当たるところで、本日ののませ釣りの開始です。現在7時前で、満潮の9時前までの2時間が勝負どころです。
高砂市沖のこの周辺には、これからイワシが岸近くに寄ってきます。今は、カタクチイワシなどの稚魚やシラスが沿岸を賑わして、時折魚探を真っ赤な反応で染めます。このイワシの回遊を探しているハマチを待ち伏せします。ですから、アンカーをかけても良いのですが、大した潮の流れではないので、ボートをゆらりゆらりとさせてエンジンを切ってしまいます。
仕掛けは、ハリス8号に1本ハリのごく普通ののませ仕掛けです。アジの上あごにハリをかけ海中に入れます。元気に泳いでいきますので、水深11-12mの底から2mほどのタナでアジを泳がせます。あとは、ロッドキーパーにサオをかけて待ちます。潮の速い鹿の瀬周辺での釣りでは、手持ちでカケアガリを丁寧にトレースしますが、今日はロッドキーパーです。
いつもは手持ち1本サオですが、2本目を準備。その途端にサオが海面に突っ込みました。モーニングハマチが来ました。小気味の良い走りの引きを味わい、42cmのハマチが玉網に入りました。
鹿の瀬周辺のポイントは、晴天の日曜日で大混雑でしょうが、わずかな船が広々とのんびり釣っているような光景の本日です。ここも、マイワシが回遊してくるとメジロもそれを追ってくるので、それなりの賑わいになるのですが、基本的に潮が緩いポイントですので、のんびりした釣り場です。
続いてコンスタンスに小ハマチにツバスが楽しませてくれます。2本サオが同時にアタリが出た時は、大慌てです。1本を強引に巻き上げ、ハリスをもって抜き上げ、2本目のサオに取り掛かるという「やったった感」倍付の面白さです。釣り上げた以上に前アタリは出ていますので、周期的に回遊があるのでしょう。魚探にもそれらしき反応が出ているので、大潮など潮の動く日は、期待感が大きい釣り場です。時合いを見つけて、タナを合わせれば釣れるというお気軽な青物釣りです。
ハマチが食って走り、リールドラグをジーッと鳴らす音は気持ちが良く、2時間忙しく、面白く過ごしました。満潮の9時前に43cmからの8匹になったので、これで十分、沖上がりとしました。血抜きをして、クーラーに入れて満足のドヤ顔で帰港です。
いつものケミホタルを使用しました。2本のサオの1本にケミホタルを付けてみると、明らかな差が出るほどとは思えないものの、やはりケミホタル仕掛けに軍配です。これは、絶対差なのか相対差なのか未だに解けませんが、面白がっています。
ブリを狙うとなると明石海峡や鹿の瀬周辺のポイントとなるでしょうが、ここは、ハマチサイズを楽しむ良いポイントで、特に日曜の喧騒を避けるには抜群です。釣ってみないと信じられない青物ポイントです。