meikeimaruのボート釣り 狙いは、「落とし込み釣りでツバス」
明石沖のボート釣り最新情報をお届けします。
今年は、カンタマや高倉瀬に大きな群れが見受けられず、青物情報はすべて明石海峡周辺です。たくさん釣れているようで…。昨年は6月から散発的に始まり、7月8月は狙って釣れていた播磨灘でしたが、今年は勝手が違うようでボーズが続き、少し凹んでいました。そこへ、落とし込み釣りでの朗報を耳にしました。よしっ準備開始。
落とし込み釣りは、太いサビキ仕掛けでイワシやアジを釣り、そのまま底近くまで仕掛けを落とし、捕食帯にいる青物にイワシやアジを食わせ釣り上げるという、合理的な釣りです。のませ釣りのように、先にアジを調達しなくてもよいので、朝からいきなり本命狙いです。
ベイトの生体反応をプルプルと感じながら次に来る強引を待つのは期待感大きく、とても楽しい釣りです。
概況
2019年9月2日(月)中潮 満潮 11:59 干潮 6:21(家島)
明石海峡転流 7:02 最速 西流 9:43 5.0kt
海況:波穏やか 水温 28.0℃
釣果 ツバス 32-38cmサイズ
仕掛け 落とし込み用サビキ仕掛け
ハリス6号 ラインPE 1.5号、リーダー 8号、オモリ30号
ポイント 家島諸島鞍掛島南
。
状況 釣行(出港帰港)時間 6:00-11:20
6時出航。行程40分ほどで干潮を過ぎた絶好のタイミングに到着。ポイントは、家島群島鞍掛島と上島の中間を南に行った通称鞍掛南と呼ばれています。平日ならばのんびりと釣りができますが、今日は先行の船がすでに4隻。どうやらイワシはいるようです。
青物ボーズが続く私にとって、はやる気持ちを抑えながら、魚探反応を見ながらベイトを探ります。いたぞ見つけたぞ、水深33m漁礁があるあたりにベイトの群れ、周囲に中型魚の反応。潮上に回り込み、仕掛けを落とします。中層あたりからゆっくりと落下速度をゆっくりにしていくと、かなり底に近いところでプルプルと食ってきました。
ワクワクしながら待つと、プルプルとしていたのがバタバタに変わり、ギューッと強引が出ます。ひと呼吸おいてアワセ巻き上げに入ると、途中でバラシ。しばし、呆然。今年の青物バラシのボーズの連続を思い出させます。
バラシを2回続けたところで原因がわかりました。ベイトがアジなんです。ベイトの棚が底付近ですので、アジです。だから、ツバスではなかなか呑み込めないので、早すぎるとバラスというか、すっぽ抜けになるようです。
その後、20㎝クラスのサバが食ってきたときには、食い込みません。大きすぎるのです。イワシの群れに対しては、エサがつくとすぐにツバスは食ってきて、一口サイズですから力強く走ります。
へたくそなことでした。次のタイミングでは、ツバスがアジを飲み込む時間を図ります。ぶるぶるバタバタゴンゴンギューイーンとわずかな時間が、ハラハラします。例外があるでしょうが、底付近のベイト反応はアジですので、間を十分にとればしっかりと釣れ始め、順調に釣果を伸ばします。
イワシが回って来ました。中層にイワシの群れが魚探に写ります。そのポイントの潮上から進むと魚探の中層にいわしの赤い反応が出た途端にすぐ、仕掛けを下ろすと、プルプルとイワシが食ってきますので、少し棚を下げて下から狙っているツバスのもとに送り込みます。そうすると、イワシは暴れ、ツバスが食って走り出します。
10匹で沖上がりとしていましたが、最後がダブルになり11匹。実釣3時間の楽しい釣りでした。
落とし込み釣りの注意点
- 底層のベイトの多くはアジの可能性。早朝に多い。この場合、ツバスだと飲み込みに時間がかかるので、ふた呼吸待つ。
- 20cm前後のサバが食ってくると、バタバタと暴れ、ツバスには大き過ぎるので、外して再度落とす。
- イワシの反応は、主に中層に出る。すぐに移動するので、間髪入れず仕掛けを下ろす。
- 常にすぐに仕掛けを投入できるように準備する。
落とし込み釣りの仕掛け
- 釣具屋さんで多くの種類が並んでいます。お好みをチョイスします。
- ツバスならばハリス6号で十分。
- 平打ちのハリのみでも、今回は食いが変わらない。
- 全長2mくらいの短仕掛けが個人的には使いやすく、十分な釣果。
- ここのところ、ケミホタルにはまっている。効果のほどは個人の感想のレベルです。
いかがでしょうか。ワクワクする落とし込み釣り。イワシの群れが回っている時がチャンスです。ツバスの群れは、まだまだ滞在するでしょうし、ひと潮一寸と言われるブリ一族の若魚ですから、次の潮周りでは40cmオーバーが出てきて小さいハマチになっているかもしれません。しばらく十分に狙える面白い釣りで、ボートだけでなく姫路や高砂から乗合船も出ています。
家島周辺での釣りには、家島坊勢漁協の年間遊漁券が必要です。釣ってはいけないエリアもありますが、ルールを守って釣れば、無駄なトラブルを避け、稚魚放流などの資金援助と、大いに結構なことです。