シーズン前の船外機の大切なメンテナンス オイル編
meikeimaru のボートメンテナンス
meikeimaru のボートメンテナンス。テーマは、「船外機メンテナンス2」 船外機の定期的なメンテナンスは、海水から、塩害からどう守るかがポイントです。塩害対策と油脂系の交換がメンテの主軸です。
2回目は、定期的なオイル交換です。エンジンオイル、オイルエレメント、ギアオイルの交換。これで、メンテシリーズもひと段落です。
オイル交換の手順は、作業手順のページに詳細があります。
「QUICHSILVER オイル注入手動ポンプ」なるものを購入。プロが使うギアオイル注入ポンプのお手軽版です。ギアオイルの交換は、手がもう一つ欲しいと思うものが、楽勝になる優れものでした。
プロに任せるのも良い方法ですが、DIYも楽しいボートとの付き合いです。ふたつのオイルとエレメントの交換で作業工賃は10,000円以上です。通販のセールでオイルなどを購入して、DIYだとロッドやリールの購入資金が生まれます。
目次
〇 エンジンオイルの交換。ドレンから抜く
〇 オイルエレメントの交換
〇 ギアオイルの交換
〇 あとがき
エンジンオイルの交換
ボートエンジンは、水の抵抗で高負荷状態です。高速道路の登坂を低いギアで4000rpm以上で、定員いっぱいの走行状態で、軽負荷や惰行のない環境。エンジンオイルには気を使います。
エンジンオイル交換のタイミング
ヤマハ定期点検表の交換時期は100時間です。エンジンは、排気量に見合う吸気をしているわけですが、この空気は大量の塩分が含まれるのは想像できます。
高負荷、塩分では、推奨タイミングの100時間で交換が望ましいでしょう。私の場合、年3回。
交換方法2種類
通常は、オイルポンプで吸入抜き取り。オイルレベルゲージのところからチューブを入れて抜き、とても簡単に短時間で完了です。
今回は、オイルパンのドレンプラグから、すべてを排出しました。プラグを抜き、バケツで廃油を受けます。3回に1回は、下から抜き、少しは貯まるスラッジも排出させます。この時、ワッシャーは必ず交換します。締め付けは、28Nmという力加減ですが、アルミ製の本体なのでトルクレンチで締めています。
オイルエレメントの交換
オイルエレメント、フィルターです。エンジンオイルを濾してきれいにします。
エレメント交換のタイミング
ヤマハ定期点検表の交換時期は200時間です。要は、エンジンオイル交換2回に1回です。フィルターに日付と時間を記しておけば間違えません。
エレメント取付時の注意点
締め付けの力加減を注意です。手でギュッと締めこんで、レンチ1/4回転と私は教わりました。力いっぱい手の力でも行けるそうですが、レンチは1/4回転です。これで、緩んだことも飛んだこともありません。
ギアオイルの交換
船外機のクラッチは、ドッグクラッチと呼ばれる、金属同士が噛み合う構造で、その衝撃をオイルで守っています。
ギアオイル交換のタイミング
ヤマハ定期点検表の交換時期は100時間です。100時間だと透明な新品のオイルそのものですし、プラグのマグネットに付着する鉄粉も僅かですので、早いかなと思うものの、ドッグクラッチはオイルで守られている消耗品ですので、交換しましょう。1000円ほどのオイルですしね。
新兵器ギアオイル注入ポンプ
「QUICHSILVER ロワーユニットオイル注入ポンプアダプター付/手動ポンプ」なるものです。
クイックシルバー製品で、マーキュリーエンジンのメンテ商品の一連から見つけました。
まるで、シャンプーのポンプ。ホースの先には、8mmのヤマハ用のアダプター付属で、問題なく接続できます。
装着ボトルは、アメリカ製なのでクォートボトル用(32oz)となっていますが、私は、爽健美茶1Lボトルを使っています。1Lのサイズが良いのと、ペットボトルも微妙に口のサイズがあるようで、爽健美茶でジャストです。
ボトルにギアオイルを入れてポンピングすればOKです。シャンプーの出る量と同じですが、せっせと送り込んでやれば満タンになります。
これは、便利。
耐久性が心配ですが、1800円ですからすぐに元は取れそうで、シャンプーは詰め替えを何回してもポンプ壊れません。
あとがき
10年3000時間を目指して、これで、春のメンテナンスは終了です。あとは、シーズン中の時間経過でのオイル交換の類だけですので、釣りに集中をします。