ライトなど外部電装機器と操作盤の作成
meikeimaru のボートメンテナンス
meikeimaru のボートメンテナンス。テーマは、「電装系レストア作業 Section2」
今回のSection2は前照灯、後退灯、点滅灯、ホーン、デッキ照明、デッキ電源(海水ポンプ)などボートの外側で使用される機器の交換とヒューズやスイッチ電源制御のレストアです。
● 電装系レストア作業 Section1 ヒューズボックスを交換
● 電装系レストア作業 Section3 航海機器、無線機等のキャビン内機器の配電盤レストア
● 電装系レストア作業 Section4 ハウスユースバッテリー交換、配線レストア(2022年予定)
DIYの電装系等を操作性向上、メンテナンスの容易化を目指して作業開始です。
まず、外部で使用している電装機器の交換と配線を整理します。追加で装着した結果、操作パネルもダッシュボードやデッキにあるものすべてを右上部に集中させます。魚探や無線機は、独立した機器なので電源をつなげばOKですが、ライトやホーンは、自作で電源やスイッチを設けていく必要があり、手間時間が長くなります。
〇 レストア対象電装
〇 レストア完了
〇 活躍便利ツール&パーツ
〇 あとがき
レストア対象電装
風雨、紫外線、塩害にさらされる外部機器とその電源操作系をレストアします。
電源と操作系の修復
電装品の追加で、スイッチやリレーなどが増えケーブルも増えます。さらに、使い勝手で改修すると、温泉旅館の本館別館新館で風呂の行き帰りで迷うように、複雑化していき、点検が容易でなく、大きな問題点です。
レストア部分は、ダッシュボードとデッキにある操作系をヘルムステーション(運転席)右上部に集中させ、電源もここから配電するようにして、単純化させます。
外部機器の交換とケーブル保護
ライトなどの外部の機器は、風雨、紫外線、塩害にさらされ経年劣化も大きく、ケーブル類等の保護は必須です。ボディー内配線より、修復の容易な外部配線でチューブなどを使いガードをしています。外部配線部分のケーブルは、二重被覆やマリングレードを使用します。
Section1のレストア完成
操作制御部分
電源配電+ヒューズ、リレー、スイッチ、を分離して電装品ごとに配線を明記。そして、外部電装品のケーブル接続。これで、トラブルの際は、どこまで電気が来ているかがわかりやすくなりました。
ライトが点灯しない、接続BOXまで通電があれば、ライトそのものの問題、あとは、ヒューズでほぼ解消します。
なによりも、接点の見える化ができ、維持操作性がこれでOKです。
外部機器類
前照灯とデッキライト、点滅灯(パトライト)を交換しました。
そして、ケーブル劣化の保護は大事な要素で、いわゆる電材用のPF管で配置をし直しです。以前より使用していて、紫外線や塩害での損傷もない素材のため新品に交換して、これでOKでしょう。
活躍便利ツール&パーツ
ケーブル配線端子接続
ケーブルの接続は、はんだ付けもありますが、大半が端子で接続します。耐久性など確実性が高く、プロ仕様の一部です。カーショップなどの自動車用よりごつく、配電のケーブルを配線するには、端子台で接続、「裸圧着端子」「スリーブ」などが必要ですが、端子そのものは安価なもので、圧着ペンチもボート作りの必需品になりますし、これまた楽しい工具です。
工具も増えました。壊れず捨てずで物置にごろごろですが、釣り道具と同様の大事なものです。
ポリエチレンのまな板
マリーナの工場で、電装品や艤装品の取付に白い樹脂を台座にしていましたが、高い樹脂素材なんだろうと思っていました。ある日、あれは何?と聞いたらびっくり。家庭でもどこでも使っているまな板でした。それを切って、グラインダーで研磨すれば誠に便利。
320×200×10mmの大きさでお店より断然低価格の380円で通販購入。素材は、耐候性があるポリエチレンなので、安心して使えます。今回の操作盤台座は見栄えで木を使いましたが、その他の台座はまな板を加工しました。穴あけもスムーズで、タッピングビスも良く効きます。
また、大きな力がかかる手すりなどは、ステンレス製を使用しますが、ステーなどはアルミを使うと加工が楽です。ホームセンターでも、ステーになるアルミ材は各種あるので、使い勝手が良いものです。
あとがき
思ったより時間が必要でした。ボート以上に私が経年劣化で、3倍以上の時間がかかるようになっています。だから、将来的に今のうちにレストアして、メンテフリーに近づけておいて正解でした。
釣りだけをするなら釣り船が一番ですが、ボート作りもボートの楽しみのひとつですから、時間がかかって腰も痛くなりましたが、ひとつひとつできあがると、これまた楽しいボートです。