大物の可能性のある秋、仕掛けやラインの準備
meikeimaruの推論と失敗から生まれたノウハウ
meikeimaruの推論と失敗から生まれたノウハウ、テーマは、「秋のシーズンに向けてのリグの準備」
秋は、ハイシーズンを播磨灘は迎えます。仕掛けや、ラインシステムなどリグの準備は、必須作業です。市販のチョクリ仕掛けもポイントに合わせた設定します。
使用による劣化はあるので、メンテナンスが必要です。しかし、即新品に交換では、少々コストの問題もあるので、いろいろ工夫もしながらのラインメンテナンスで、PEラインの裏返しなども含めて、meikeimaru の播磨灘ボート釣りシーンでのラインメンテナンスと、秋の仕掛けの準備です。
〇 ライン、リーダーのメンテナンス
〇 チョクリ仕掛けの改良
〇 のませ釣り仕掛けの準備
〇 あとがき
ライン、リーダーのメンテナンス
どんな釣りをするにもラインメンテナンスを怠ると、「不意に切れる」で、悔しい思いをします。魚の歯など鋭いもの、または根や船などで擦って、キズが付く場合があります。このキズが災いの素になります。
PEラインのメンテナンス
PEラインは、細くてしなやかで、それで強いという優れものです。素材のポリエチレンは、耐候性耐水性に優れていて、数十年の寿命が要求される電線被覆等にも利用されるので、経年変化はないでしょう。しかし、釣り具では避けられない「擦れ」には注意が必要で、根ずれは弱いという実感があります。ここが、メンテナンス時のキーとなります。
先端10mは、いつも常時チェック
力がかかり、リールやガイドと擦れる、根ずれや魚と擦れる、この一番危険な場所は、先端から10mでしょう。この部分のチェックは大事です。
- キズがないか。
- 毛羽立ってきていないか。
あれば、10mはカットするか、裏返しか、フル交換です。今回も、いくつかのリールで裏返しや交換をしました。
フル交換の前に裏返しで新品同様
播磨灘の釣りで狙いの水深は、あっても70mまで、使用頻度の90%は50m以下です。150mラインの半分しか使っていません。先端カットなどで、そろそろ交換かなと思ったら、フル交換の前に「ラインの裏返し」をします。
裏返しの手順
- お古のリールに裏返す150mを巻き取る。
- ライン巻取り機に、もう一度150mを巻き取る。
- すると、先端は使用頻度の高かったラインで、これをリールに巻き取る。
- リールには、一度も使用していなかった根っこの部分が先端になる。
- 新品ラインと同様です。
フル交換した使用後のライン
使用後のラインは、保管しておいて下巻き用にします。リールを新調した時に300m巻くとして、新品をすべてに使ったらもったいないので、お古のPEラインを使います。
それも、同じ号数ならば余計なこと考えないで、下巻きラインを巻く便利さです。
リーダーのメンテナンス
リーダーの先端から50cmは、適時カットします。そして少しでも不安があるときは交換します。私は、リーズナブルな価格のリーダーで交換頻度を高くする方が、安心と思っています。
マグロを狙うとなれば違うかもしれませんが。
秋の始まりは、順番にすべてのリールのリーダーを交換します。
リーダーの長さ
通常 3ヒロで使います。ジギングでも、トップでも、のませ釣りもサビキ仕掛けからチョクリ落とし込みまで私の基本は、3ヒロです。
唯一違うのは、10-12m前後の浅場でのチョクリ釣り。これだけは、1.5ヒロです。
3ヒロの理由
- キズや気になることがあれば、先端をカットしていき、2ヒロになったら交換。
- 私のこだわりで、取り込み時にリーダーがスプールに巻き取られていないと不安。
リーダーの交換頻度
先端カットしていくと短くなるし、これは消耗品ですので、ジギングはほぼ毎回、のませ釣りやチョクリ釣りでも2-3回で交換です。リーズナブルなコストのラインで十分。
チョクリ仕掛けの改良
タイ狙いのチョクリ仕掛けやサビキ仕掛けは、広くタナを探るので、8-10mまたはそれ以上の仕掛けを使用します。しかし、青物に使うハリス6-8-10号の太仕掛けで市販のものは、14mと長いものが多く、捕食帯は、底層5m位ですので、播磨灘での使用には長過ぎます。狙い場所の水深に合わせた仕掛けの準備が必要です。
全長14m、ハリ数10本を半分にする
14mの仕掛けを半分にしても7-8mという長さに変更して、準備します。
- 底から1m上げれば、10m近くをカバー、底層5mの捕食帯は範囲内です。
- 短い仕掛けは絶対に扱いやすい。
- 5本ハリにハマチが5匹があります。10匹食ったら嬉しいけれど上がらない。
10-12mの浅場で狙うときには、4本ハリ5mの仕掛けにします。
作成したものは、仕掛け巻に巻いて釣行準備完了です。チョクリ仕掛けは、疑似餌がビニールなので、サバ皮サビキと違い、再利用が比較的可能です。
のませ釣り仕掛けの準備
簡単で単純な仕掛けです。ハリス一ヒロの先に大きなハリを結んでスイベルに結ぶだけなのですが、普段は使うことのない大きな「ヒラマサ14-15号」のようなハリを結ぶことが、夢見るようで楽しいんです。
三つ又スイベルにオモリ用の捨て糸を半ヒロ結んだものを準備します。あとは、1.5ヒロのハリスとハリのゴツイ仕掛けの選択だけです。
あとがき
ラインメンテナンスは、備えあれば憂いなし です。
今日は「ブリ狙い」となると、すべてを点検しますし、リーダーは交換します。ジギングでの狙いだと、スイベルとのノットに若干の編み込み入れたり、のませのハリのチモトに編み込み入れたりと、準備します。両手でサオを持ち力勝負する相手には、それなりの準備は必要です。
いつものことですが、釣れぬ魚の皮算用で、この準備が楽しくもあり充実です。