ライフジャケット自動膨張式の使用期限

自動膨張式には 使用期限がある

 meikeimaru のボートメンテナンス

ライフジャケットは、水上での命を守る必需品

ライフジャケットは、水上での命を守る必需品

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購入したら膨張させたことが無ければ、まあ気にしないのが使用期限になりそうです。膨張させるようなことがあれば、ボンベ一式を交換しますが、定期交換部品があるんですか?が少なくないでしょう。

自動膨張式のライフジャケットの水感知センサー、メーカーのホームページには、使用期限は製造から僅か3年と記載されています。

ここでは、私の使用している Bluestorm|高階救命器具株式会社 のサイトで調べた内容を記します。よって、他社製品の場合は、それぞれのメーカーにご確認ください。

〇 使用期限ある?
〇 購入したらメーカーサイトを確認
〇 ライフジャケットの製造年を確認
○ 交換用の水感知センサーを購入
〇 あとがき

 使用期限ある?

私の反省です。全く意識していませんでした。ふとしたことから気になり調べてみると、汗顔でした。

自動膨張式は製造から3年経過で、水感知センサーを交換するようにメーカーは記しています。本体やボンベは、劣化がない限り期限は設けられていません。ですから、手動膨張式には、使用期限がありません。

最初に購入したのが2003年、手動膨張式でした。その後、自動膨張式を購入しましたが、落水もないので数年以上何も考えずに使用してきました。

購入から使用期限の倍以上使って、初めて気づきました。世の中で、艇の食料庫のカップ麺の賞味期限は気になっても、ライジャケの期限は意識なしでした。

Bluestormの使用期限
・水感知センサー→製造から3年

余談ながら、2003年製造の手動膨張式が予備ボンベがあったので、試しました。引手を引くと、ボンと音を立てて一瞬で膨らみました。言い換えると、落水時に引き手を引くと断言できるならばセンサー不要になりますが、多くの場合パニックになるでしょうから、自動膨張のメリットはありそうです。

2003年製造の手動式 十分に信頼できる完全膨張

2003年製造の手動式 十分に信頼できる完全膨張

 購入したらメーカーサイトを確認

様々なメーカーで製造されていますので、自身のメーカーのサイトを確認しましょう。

例えば、高階救命器具製品サイトの「よくあるご質問」にはこのように明確な説明がありました。

Q:膨脹式ライフジャケットのボンベに使用期限ってあるの?
A:使用環境や使用回数が様々なのでライフジャケット本体には耐用年数の設定はしておりません。
※膨脹式タイプの水感知センサーには使用期限があります。

Q:膨脹式ライフジャケットのボンベに使用期限ってあるの?
A:ボンベに使用期限はございません。ボンベの封版に穴が空いていないか、傷がないか、またサビが発生していなければご使用いただけます。
但し、水を感知するセンサーには使用期限があります。ご確認ください。

 ライフジャケットの製造年を確認

センサーは、救命胴衣の型式によって、メーカーや種類が違います。
さらに、救命胴衣が同じ型式でも、センサーメーカーが違う2種類存在しています。私の2体のTK-5120RS型もセンサーメーカーが違います。どうも、メーカーさん、なんでこんな面倒なことなのでしょうか。

 本体の製造年の記載

本体そのものの製造年や型式は、本体に記載されていますが、センサーの期限は表面からわからない構造です。一度確認をしてみましょう。

 センサーの使用期限

Bluestorm製の例えば、私の2体のTK-5120RS型もセンサーのメーカーが違います。その違いの確認は、引手の形状でと記載されています。

引手の形がT字型は、ハルキーロバーツ社製

引手の形がしずく型は、UML社製

 ハルキーロバーツ社製 ボビン(スプール)

ボビンの表示は同一センサーでも2種類。
・ 製造年月日が(月/日/年の順)記載 使用期限は製造から3年。
・使用期限が(月/年の順)記載。

型式は同一のTK-5120RSでも センサーの種類は違う

型式は同一のTK-5120RSでも センサーの種類は違う

ハルキー社のセンサーは、水感知センサーを外さないと見えない

ハルキー社のセンサーは、水感知センサーを外さないと見えない

 UML社製カートリッジ

使用期限が(月/年の順)記載。

型式は同一のTK-5120RSでも センサーの種類は違う

型式は同一のTK-5120RSでも センサーの種類は違う

UML社製品は右側のセンサーに老眼には辛い小さい字で表示されている

UML社製品は右側のセンサーに老眼には辛い小さい字で表示されている

しかし、多くの場合見ることがない本体の奥の奥のセンサーに記載されているだけでは、製品設計に少々難ありですね。

 交換用の水感知センサーを購入

交換は、ねじ込み式で簡単に交換できます。メーカーサイトに方法が記載。

今回は、ライフジャケットの通販専門店で購入。製造年月から3年が有効期限となっているセンサーの期限がたったの2年少々しかない(画像)不思議な商品でした。なぜ製造メーカーのショップで購入しなかったのか、悔しい勉強をしました。

右側UML社製品は、2年少々しか期限が残っていない。ハルキー社の122122は何を表示しているのか。まさか、2022年?疑問が芽生えてしまった。国産にしませんか。

2023/09 に購入の水感知センサー

2023/09 に購入の水感知センサー

 製品設計に疑問

ワクチンのように外国製の水感知センサーを使用して、製品本体の寿命と比較すると極めて短い交換サイクル、手動式は使用期限が存在せず、水感知センサーのみ使用期限がある製品設計に疑問を大きく感じました。

このアンバランスなプロダクトデザインは、何かが違っているようです。

 ライフジャケット 釣りではどのタイプを選択 のページ

手動or自動膨張式か 肩掛けタイプかベルトタイプかの釣りというシーンでの私的感覚です。

 あとがき

あくまでも今回はガイドですから、各々のメーカーサイトで、ご自身が納得するまで確認してください。

しかし、このプロダクトデザインでの水感知センサーの短い期限、違和感を感じますが、late60のジイが落水したらと考えるだけでも恐ろしく、保険と思って交換します。自動膨張式は3体ですが、まあ、センサー@2000円ですから命を救うと思えばです。長靴はいて泳げませんからね。

それでも、どうやら、100%信じずに膨張しない時は、「引き手を引っ張って、手動膨張させるんだ!」と常日頃から自身に言い聞かせておくことの必要性を感じます。

今回は、
Bluestorm|高階救命器具株式会社

膨脹式救命胴衣・ボンベキット取扱い方法

を参考にしました。