ケミホタルの妖しい光の集魚性 疑う前に実釣

蛍のように光るケミホタル、青物 アジに効果か

 meikeimaruの推論と失敗から生まれたノウハウ

様々な種類があり、最近は100円ショップでも売っている

様々な種類があり、最近は100円ショップでも売っている

meikeimaruの推論と失敗から生まれた実戦ノウハウ。テーマは、「ケミホタル」

沖釣り、meikeimaru のボート釣りというシーンで説明をします。

使い始めのきっかけは、もう随分以前のことながら「使ったら釣れるかな」でした。その結果、爆釣もあればいつものボーズもありで、道具より腕前の問題が多いように思いながらも、適時使用しています。使わないと釣れないかもしれないという強迫的先入観が生まれたことが、最大要因かもしれません。

でも、あの妖しげな光りは、かなり魅力的です。

妖しい光に騙されるのにこんなにピッタリの相手もいないだろう

妖しい光に騙されるのにこんなにピッタリの相手もいないだろう

〇ケミホタルとは
〇なぜ光る
〇小艇が使う釣り方
〇 あとがき

 ケミホタルとは

ケミホタルは、株式会社ルミカの登録商標です。(ルミカ社商品一覧)光物たくさんの会社です。正式名称は、ケミカルライトと言われ、アポロ計画の時のライトとして開発されたとか、戦争の際に使用するとかでできあがったものだそうで、サイリュームというアメリカでの商品名も有名です。

小艇含めて釣り人には、ケミホタルで万事通じる品物で、おなじみのパッケージで釣具店で販売されています。魚が寄ってくる、喰い、釣れると、小艇は半信半疑ながらも信じて、ありがたく使用しています。

妖しい光を放つケミホタル 見とれませんか

妖しい光を放つケミホタル 見とれませんか

 なぜ光る

蛍のような妖しい幻想的な光もの。蛍に似ているもののもちろん蛍は入っていません。混合溶液の化学発光により蛍光を放つそうで、AとBの溶液をスティック内部のアンプルを割り2液が混合され、光を放つという化学の世界の逸品です。熱も出さず、引火性もないので、安全に使用ができるそうで、緑、赤、黄色、白、青等々が怪しい光を通常6-8時間以上発光するとされています。

似ている光の蛍、あれも体内の酵素と酸素が反応して光るそうで、ともに2つの物質が反応するという点では一緒かもしれません。興味深いのは、蛍の光の点滅が雌雄で違い、出会いとその後の交尾を目的としたものだそうです。気に入らないのは、夜行性の鳥や蝙蝠に対する威嚇も効果に含まれるそうですが、魚にも威嚇になるのでしょうか。でも、鳥と魚は違いますね。

青物狙いのチョクリ釣りにも使用 この日はこれでマダイも釣れた

青物狙いのチョクリ釣りにも使用 この日はこれでマダイも釣れた

水深80mの暗い海底 ここでもアジ狙いに光ものを使用

水深80mの暗い海底 ここでもアジ狙いに光ものを使用

 小艇が使う釣り方

青物のチョクリ釣り、のませ釣り、マダイのサビキ釣り、アジのサビキ釣り、マダコ釣り、グローやケイムラのジグやワームが使用されるシーンでは、ほぼ活用しています。釣行時間帯を十分にカバーできるので消費1本、これでワクワク感が増長されます。

そう言えば、シロギス釣りに使っていませんでした。投げた時の仕掛けの絡みを嫌い使わなかったのがそのままです。明るいところが好きな魚ですから、ひょっとしたら感があるので、次回使ってみます。

マキエの使えない瀬戸内海の釣りですので、マキエの代わりという感覚で使用しています。魚種によって色が違うと言われるようですが、基本的に蛍光色のみを使っています。一番目立つカラーでしょう。

最近は、本家のケミホタル以外にケミカルライトとして、100円ショップで購入できるものもあります。安価な分、ケミホタルより細く光量も少ないですが、手軽に購入できます。歌舞伎町や錦糸町ほどの輝きでなくても、裏通りの赤ちょうちんのぼわーんとした光量でも小艇が寄り付く十分な効果があるので、使い分けかもしれません。

 信じる理由

基本的にこういう小物が好きなんです。だからと言って、高価なものや嘘のようなものは拒絶ですが、ケミホタルの効果をいくつか信じれるものがあります。

 チョウチンアンコウ

妖しい光でおびき寄せた小魚を喰うことで有名です。提灯のような発光体があるわけでなく、頭部の突起物から発酵液を出して光らすそうです。でも、それで近くの小魚を食べるんですよ。小艇が、夜な夜な赤い提灯の光に吸い寄せられたのと似たような効果でしょう。

お手本のような深海魚チョウチンアンコウ

お手本のような深海魚チョウチンアンコウ

 サビキやチョクリ仕掛けの夜光玉にグローのルアー各種

こちらは実績があり、その妖しい光で釣っているのだから効果ありというものでしょう。特にアジ用のサビキ仕掛けは、まさに繁華街のネオンのごとくとても派手で、夜光玉のグローやケイムラもたくさんです。ジグやワームのグロー系は、まさにこれです。青物だけでなくタチウオはその典型でしょう。

効果がなかったり、威嚇のような逆効果ならば、あれだけ多くのメーカーが使用しないでしょうし、実際に釣れますから同様の効果を期待します。ケミホタルの光で遠くから寄ってきて、ハリのところの夜光玉に喰いつく、こんな筋書きです。

また、集魚灯の緑の光はプランクトンを集めるとも聞いたことがあるので、色は、蛍光色を使用しています。

だからと言って、これで釣れたのかというと気が弱くなりますが、魚はとかく光ものに反応するのは間違いないでしょう。

ハリやハリスにつける夜光玉は古くから存在する

ハリやハリスにつける夜光玉は古くから存在する

 ケイムラとグロー釣り具にたくさんあるこれらアイテムの違いのページ

マダコ釣りには ほぼ必ず使用する

マダコ釣りには ほぼ必ず使用する

青物のませ釣り ここではイカエサ とにかく喰った

青物のませ釣り ここではイカエサ とにかく喰った

 あとがき

何とも言えない幻想的な妖しい光は、多くの型ものが喰って来るという夢があります。そもそも釣行前に型物の夢を持つのは、小艇だけではないでしょうし、この妖しげな光でそれが楽しくなれるなら、これは良いものです。ポキッとカプセルを割って、ほのかに光り始めるとワクワクします。

野心を胸に海に出て、型ものを狙いましょう。