落水の確率は低いが、命を助けるライジャケ
meikeimaru のボートメンテナンス
meikeimaru のボートメンテナンス。テーマは、「釣りのライフジャケット選択」
ボートの重要備品、「ライフジャケット」についてです。
落水すると、水面がどちらかがわからなくなりパニックに陥いります。意識して飛び込むのとは違う、不意打ちはそうはいかず、呼吸ができなくなる事態に追い込まれます。落水は、100%不意打ちです。
小型船舶でのライフジャケット着用は、必要不可欠です。そのライフジャケットは様々な種類が販売されていますが、沖釣りをする場合にどのタイプが良いかを meikeimaruのレベルで、小心者の私が自身の着用でのお話しをします。
〇 手動か自動か
〇 肩掛けタイプかベルトタイプか
〇 私の選択
○ 購入したらメーカーサイトを確認
〇 あとがき
どのタイプ① 手動か自動か
自動膨張式が絶対優位です。例え水感知のセンサーが反応しなくても手動膨張ができます。定期的にセンサーを交換していれば、まず問題はないでしょう。そして、桜マークが付いた型式承認試験合格製品を選択は必須です。
手動式は、膨張させるひもを手探りで引っ張る動作が必要です。それを不意の落水時に水中でできるかというと、私は自信がありません。
あらゆる点で膨張式が勝っているでしょう。ただし、センサーをメーカー推奨期間で交換しているという条件があります。
どのタイプ② 肩掛けタイプかベルトタイプか
大きな違いは、落水時に首周りまで浮袋があるかないかです。重く浮かばない頭を浮袋が支えてくれる肩掛けタイプは、いざというときの安心感があり、季節を問わず自動膨張肩掛け式が最良です。ただし、ウエストベルトタイプの軽快感は捨てがたいです。
肩掛けタイプ
肩掛けタイプは、膨張した時にお腹から首の後ろまでの浮袋になり、何よりも頭を浮かしてくれます。頭が浮けば、大きな安心感を得ることができ、固体式にほぼ近い状況を作ってくれ、最良です。
ただし、上半身に余計なものという邪魔もの感がありますが、これは慣れかもしれません。そして、夏は暑いです。
しかし、厚着をして防寒着にひざ下までの長靴というスタイルでも安心なのは、このタイプです。長靴は、水が入らないようになっているので、これ自体が浮袋になり、反対側には重い頭があるというバランスの悪い状態を、何とかしてくれます。これが大きなメリットです。
ウエストベルトタイプ
膨張すると、浮き輪のようになり身体を浮かします。当然、足が水中にないと頭とのバランスを崩し、長靴に浮力があると、不安定になる可能性があります。
しかし、釣りでは邪魔になりにくく、暑い夏にも快適に着用できるのは、大きなメリットです。
釣りでは、防寒着と長靴という落水時の大敵があることをお忘れなく。いつでも夏のような軽装ではないので、重要な判断材料です。
次の動画は、ワイズギア https://www.ysgear.co.jp/marine/ のライフジャケットサイトです。どちらのタイプも水上での膨張状態をはっきりと見ることができます。参考にしてください。
私の選択
自動膨張肩掛け式タイプが確実に身体を浮かべてくれ最良です。さすがに夏は暑いので、短パンTシャツの夏はウエストベルトタイプを使い、季節の服装で使い分けています。
船の検査用の法定備品は、固体式の救命胴衣にして、通常使用は膨張式の各タイプです。
秋から春の選択
この時期は、厚着になり防寒着まで着用します。おまけにひざ下までの長靴を履くので、不測の事態で泳ぐのが難しく、前述のように長靴が浮力だと大変です。
首まで浮力のある肩掛けベストタイプを絶対に使用します。これこそ命を守るレベルです。
夏の選択
濡れてもOKのスニーカーの季節の大半は、短パンTシャツです。浮き輪状態になるウエストベルトタイプでも十分に対応できますので、暑い時期は、これです。
長靴でも足首までのショートと長ズボンの組み合わせの初夏や初秋も対応可能なので、動きの激しいジギングやキャスティングをしています。
ゲスト対応
子供や高齢者に金づちさんは、固体式を正しく着用させます。何よりも一番の安全性を無条件で発揮します。また、初めて膨張式を着用する人には、自動膨張でも手動の方法を教えます。
ライフジャケット自動膨張式の使用期限 のページ
自動膨張式には、使用の有効期限があります。
あとがき
冬の防寒着で長靴で落水したら、泳げないでしょうね。その時に確実に自動膨張してくれと願うばかりです。いきなり落ちたら、プールで飛び込むのとは違い、水を飲み、鼻から水が入り、呼吸がまともにできずに間違いなくパニックです。
次回は、膨脹式ライフジャケットの有効期限について作成します。