meikeimaruの食いしん坊 肴は「ツバス」
旬の夏のツバスは、あっさり味がうまい
播磨灘明石沖にツバスの群れが入ってきて、ボートジギングの楽しい釣りができました。
ツバスはブリの1-2才ものを言いますが、いわゆる出世魚で、当才魚をモジャコ、25cmを超えて40㎝未満の1-2才物をツバス、2-3才の60cm未満をハマチ、3-4才で60cmを超えて80cm未満をメジロ、5才になり80㎝を超え8kgくらいになってブリと呼ばれるようになります。関東だと、ワカシ、イナダ、ワラサ、ブリとなり、地方により名前が変わりますが、ブリはブリでしょう。
釣りの対象魚として、たいへん人気があるもののひとつです。私も、この時期に毎年ツバスの群れが入ってくるのを待っていますし、年内いっぱいは、出世して成長したツバスやハマチを釣りの対象として追いかける魚です。「ひと潮1寸」と言われるくらい成長が速く、ひと潮回りいわゆる2週間で3㎝大きくなるならば、3か月で20cm近く大きくなりますから驚きです。長さが大きくなって、良く食べると太り、迫力が身につき、ツバスたちも冬には立派なハマチになっているわけです。エサとなるイワシや小アジが多いと成長も良く、太ったハマチやメジロに成長します。成長の良い魚は、たいへんおいしく、釣ってもパワフルですので、面白いです。
8月11日12日と2日間、meikeimaru を走らせ、明石沖 高倉瀬の東側のポイントに入り、両日とも朝の上げ潮の時間帯に9匹/12匹と釣ることができました。
マリーナで下ごしらえを終わらせて持ち帰ったツバスを、細君は車に積んで知り合いに出かけ、お裾分けをしながらおしゃべりをしに行きました。
ツバスよりハマチやブリがおいしいからという釣り人もいますが、とんでもない。アジ科の魚は魚種ごとのうまさの違いはあるものの、個体の大きさの味の差は少ないものです。脂分もそれほど多くない身は、とてもおいしく、それでも十分な脂がのっています。35cm以上の個体ですから、もう十分なファイターで、そのシャープな引きはとても楽しい釣りです。中には、ハマチサイズにまでなっている40cm以上もいますので、リールのドラグ音を鳴らしてラインを引っ張り出します。そして、クーラー満タンで帰るのは楽しいですね。
さて、晩ごはんの肴。写真は、1人前用に作った普通の刺身と、みじん切りの生姜たっぷり入れたたたき、みょうがを添えました。夏の暑い日の一品としては、申し分のないものです。魚も野菜も旬のものを食べると美味しく、さらにはその季節に必要な栄養素やミネラルが含まれていて有用です。この暑さでは、ブリだと少々濃いでしょうから、もう少し寒くなってからがおいしい旬です。夏は、ツバスです。
青物が釣れやすい潮の日は、2週間ひと潮の中で1週間分くらいでしょうし、台風もちょろちょろと呼びもしないのに来ますので、冷蔵庫に多少の在庫はもっておきたいですが、また台風が来ていて、天気予報ばかりを見ています。