尺鯵を狙った潮で釣る楽しさ
meikeimaru のボートで狙う播磨灘の釣りログ
meikeimaruのボート釣り。ターゲットは、「明石沖で尺サイズのアジ」
例年より早いペースで明石沖にアジが回遊してきました。同サイズのツバスほど引かないですが、アジ釣りの誘いから取り込みまで、ドキドキヒヤヒヤが面白く、それも30cmを超える尺サイズになると、これはもうたまらないおもしろさで、待っていた釣りがシーズンインです。
おまけに肴としても脂がのって絶品のおいしさを味わえます。
○釣り概況
○今後の見通し
○あとがき
釣り概況
2023年5月22日(月) 中潮 満潮 1:49 干潮 8:37 (高砂)
明石海峡転流 7:32/11:17 最速 西流 9:24 1.8kt
海況:波穏やか 水温 18.3℃
釣行(釣り開始終了)時間 出航6:00 7:10-11:00
釣果 アジ 35-28cm 計 4匹
仕掛け アジサビキ仕掛け ラインPE1.5号、リーダー5号、オモリ40号
フルソリロッドMH200 電動リール #400
7時半の明石海峡転流時刻を目安に7時過ぎからスタート。情報はあったものの少々早い時期なので群れの程度もわからず、半ば調査釣行の様相です。天候が良く、釣りたくてたまらずですが、潮は緩く果たして群れが来るのか半信半疑でした。
案の定、ほぼ3時間も反応もなく水深70-80mの海を漂い、潮が悪いのか群れが小さいのかと考える等々愉快でない時間が続きました。周囲の船も皆ぼやいていることでしょう。
3-4月は散々でしたので、もうボーズはいやですから、今日は残業です。潮が止まる11時まで粘ることにしたら、10時過ぎ魚探のAモードに僅かな反応が一瞬出た途端、ググンググン水深80mから生体反応です。間違いないアジのアタリです。底層での引きをいなし巻き上げを慎重にします。中層とあと数mというところで暴れるのが尺アジです。ここで、慌てたり強引にすると、口切れのもとを作るので、慎重に80mを巻きます。
30cmを超える型物の尺鯵です。まあ、鬼アジ釣りたければ大阪湾側へ行くことですが、播磨灘はこのサイズ。十分です。船を潮上に移動させ同じ潮筋を流します。喰った。この後、3流しに毎回喰い、最小の28cm以外は立派な尺アジでした。最後の型物は引きましたが、フルソリロッドの柔らかい追従性は抜群です。
アジは口が弱く、テンションが抜けるとバレる、強引にすると口が切れます。どれもハリの周辺はガバガバになっているのがわかります。そして、必ず玉網で取り込みます。
4匹目を釣ったところで潮が止まり、ここで11時1時間残業して沖上がりにしました。
for your information
- 群れが大きくなれば活性が出て「つ抜け」ができるでしょう
- 食べているミミイカが胃からたくさん
- アジは底層を高速移動しながら集餌
- 船位を保ち、ラインを弛ませずまっすぐにするのが肝
今後の見通し
今日は、時合いが短くこんなものでしょう。群れが大きくなり集餌の活性が高く数が出るでしょうが、時合いの長短はコントロールできません。粘って実績潮筋を流したのが功を奏したようで、4匹なれどこのサイズですし、狙った釣りなので満足なアジ初日です。
釣果は、マアジでした。小離鰭もなくゼイゴの形もマアジです。大概、マルアジの群れも一緒にウロウロしているので、半々くらいになるのですが、マアジより温かい水温を好みますので、遅れているのかな。となれば、マルアジが混じり始めれば、必然的に群れは大きく、集餌の競い合いも強くなり、活性が上がってくるでしょう。
秋11月まで釣れるであろう狙いもので、だんだんと様々な魚たちが出張って来て忙しくなりそうです。忙しくて良い釣りができれば楽しいですね。
あとがき
数を釣らなくても、狙い通りにうまくいって、型物が出ればこれはもう大満足です。二けた以上にタイを釣らんと釣った気がしないという御仁もいますが、狙い通りの釣り冥利が一番です。
さて、刺身、ソテー、酢の物、あはは!うまいのなんの。干物作ってみたいな。何にしてもおいしいアジです。マルアジはまずいなんてとんでもないこと言う方いらっしゃいますが、とんでもない。脂がのったマルアジ、十分な価値があります。