木で作るボートの各部とメンテ
meikeimaru のボートメンテナンス
meikeimaru のボートメンテナンス。テーマは、「木工メンテナンス」
ボートの構成品は、ほとんどがFRPとステンレス。致し方ないことですが、少々無機質です。
いくつかの部分に自作の木製品があり、これが違う温もりを醸し出します。
今回は、キャビン内の折りたたみ式のテーブル作成とベンチシートの天板交換など、新しい木工品と従来品のメンテについて、簡単な大工仕事です。
〇 ロッドホルダー台座
〇 折りたたみテーブル
〇 ベンチシート天板-改
○ 小物作成
〇 あとがき
ロッドホルダー台座
ラーク竿受を固定する術のないバスタブのようなFRPですので、取付に以前作成したものです。サビキ釣りなどで使用するマグネットと大中小のラークが固定できる幅を作りました。
タッピングビスで縦横の2方向から固定して、強度を稼ぎ、水と紫外線対策で、ウエスタンレッドシダーというウッドデッキなどで使用する木材ですので、耐候性高いです。
一般的な屋外用ニスでは、紫外線に強くなく、オイルステインのクリアカラーを使用しています。それでも毎年塗り替えが必要になります。
今年は、表面をグラインダーで削り、塗り直しをしたらきれいな色合いが出ました。
折りたたみテーブル
キャビンで過ごす時間のテーブルです。
小型艇のキャビンには、ベンチシートがあってもテーブルがない。そこで、物入れのコンテナに天板を置いてテーブルにしていましたが、狭い足元がますます狭くどうにもならないので、脚がない壁面折り畳みを作成。
天板を固定すると列車や飛行機のように便利なテーブルですが、格納時に邪魔になるので、天板は腕にはめ込むようにして、スペースを稼ぎました。天板は、隙間に保管すれば邪魔にならず、保管コンテナのふたにもなるサイズです。
これで、食事もパソコンも十分な活用ができます。運転席シートの座面も物が置けるので、意外に使い勝手の良い足元の広いテーブルができました。
ベンチシート天板-改
標準装備のベンチシートです。140cmの幅なので、小型艇としては良いサイズです。座面にはクッションマットのあるシートだったのですが、紫外線でボロボロになり、交換の素材に木が欲しく平板で作りました。
木の温もりで、気に入っていましたが重く、座面の下はロッカーになっていて、開閉のたびに「よいしょ」でした。軽量化策で、平板を外して、クッションフロアシートの木目柄に交換。サイズと柄を併せてカット、接着と、作業ですが、簡単にきれいにできあがりです。
外した座面の平板、140×50cmに敷き詰めていたので、重いこと。ビニールシートは、少し安っぽい感がありますが、軽くさっぱりしたので、上々でしょう。背面に2枚平板を取付て背板にしていますが、これはアクセントで残しました。
テーブルとの配置も良く、ここでサイトの記事作成パソコンが快適にできます。
小物作成
調子に乗って小物を作成してしまいました。
ロッドハンガー
キャビン内のサオ置きです。ラインをセットした状態でキャビン内に置けるところを作りました。
強度的には片側支持なので強くないですが、ロッド3本は十分におけます。すぐに出番がないロッドもここで待機させられます。リールセットして、ラインを通してって、結構時間かかるので、便利です。
木製のL型アングルに丸棒2本で作成。
スピーカー台
自作スピーカーで、それなりの音を出します。車のリヤ用がフロントのさらに前にある状態ですが、バウの方からほんのり流れてくる音です。
バウバースのクッションの上に置いていましたが、縦ると揺れで倒れるし、寝かすとこもった音になるので、平板の上で立たせました。木の台に乗せただけで、すっかりメリハリのある音質に変化。これはかなりびっくり。
ダッシュボード天板塗装
GPS魚群探知機の下は、箱のようなダッシュボックスで、天板は取外しができます。無線機やオーディオを格納するので標準のダッシュ上に木で格納ケースを作り、天板は航行時にテーブルで便利に使えます。
塗装が擦り減ってくるのも経年変化の良さですが、上塗りをしました。それだけで、きれいになりしばらくは良い状態でしょう。FRP製より手はかかりますが、木の天板はいいです。
あとがき
木は温もりがあり、アクセントになり、好きな素材です。
素人は、FRP作成はできないので、必然的に入手や加工のしやすい木を選択しますが、木工は楽しいし、少しくらい歪んでいても、自分で作ったことの満足の方が上ですね。
それにしても、テーブルはうまくできました。