あれば便利に係船に使えるビット
meikeimaru のボートメンテナンス
meikeimaru のボートメンテナンス。テーマは、「ビットの作成」
ビットは、ボートには少ないですが、ヨットには多く見れます。漁船や釣り船には当たり前のようにある係船ロープなどを結ぶ柱です。しっかりと係留するロープは、クリートが良いのかもしれませんが、係船ロープを束ねておく、一時的な係船などなど手軽に使えそうですが、買うとこれがクリートの何倍もするくらいに高いものです。
ならばと、簡易性のビットを作成してみました。
〇 ビットとは
〇 作成してみました
〇 ロープの止めや掛けに便利
〇 あとがき
ビットとは
港の岸壁にあるような大きな鉄製のも同種なのですが、あれは「ボラート」と呼ばれます。ペアのセットものになって初めて「ビット」と呼ばれ Bitts と綴られますが、漁船などの柱も単独かペアなのかで名前が変わると言うより、あれは係船柱でしょうね。
船の様々なものをややこしい言い方でいうものがあります。ステアリングホイールいわゆるハンドルをラット、トイレをヘッド、運転席をヘルムステーションなど、わざとなのか何なのかとにかく別の言い方をしています。だから、ボラートで良いのでしょうが、2個のペアーになると、それはビットだそうです。
ビットは、ドリルなどに取り付けるドライバー形状のものを一般的ですが、だからbittsと複数形になって、はじめて船の係船用の柱となるようです。そして、ボート用品としては、頭のところに横棒が必ず入っていて、クロスビットと呼ばれています。
引用:海遊社HPより
作成してみました
今回は、簡易性のビットを作成しますので、頭の部分の横棒はなくクロスビットとはならず、係船柱です。基台のステンレスベースに 32mm径ステンレスパイプを取り付けました。
取付場所は、ボルトナットを止めやすいアンカーロッカーの上でハッチの関係から、左右が非対称になっています。見栄えからすれば難ありですが、使い勝手は良好です。
ひとつ失敗をしました。基台ベースの取付穴径が4.2mmだったので、何も考えずに4mmのボルトを使用しましたが、強度を考慮して穴径を大きくすればよかったのです。当面は問題がありませんが、春爛漫の日に6mmに変更します。あとは、肉厚もあるステンレス製品なので、少々では問題なしです。
引用:amazon HP 32mm ベース(ステンレス製) EA951EW-12
前述の4mmボルトの失敗を修正しました。すべて6mmボルトに交換してワッシャーも大型化しました。通常の使用では、問題なく使用できます。
ロープの止めや掛けに便利
荷重がかかる使い方ではなく、簡単便利な使い方が何よりです。係船は、クリートに任せて、ビットは、束ねたロープをようにまとめておくのは、至極簡単です。ロープアイをポンとかけてや、巻き結びで一時的な係船には面倒がなく最適です。
あとがき
無いから不便というものではないですが、あれば便利です。係船ロープは、意外にまとめておくのが面倒なものですが、これで簡単です。バウデッキ上は囲いがありませんので、何かに止めなくてはなりませんが、巻き結びでポンと止めて置けるビット、簡単便利なものが、安価にペアで3000円少々でできあがりです。