meikeimaruの食いしん坊 肴は「いわし三昧」
脂ののったイワシをいろいろ食す
播磨灘では、晩秋から初冬に大きくなったマイワシの大群が接岸してきます。ブリやハマチの青物もイワシを追いかけて賑やかさを増していきますし、渡りヒラメと言われるイワシを追いかけるヒラメも加わっているようです。
釣りは面白く、その釣る過程がこの趣味の面白さそのものですが、今回は釣り上げたイワシを食べることが目的でした。この時期になるとマイワシが大きく育ち10数cmから20cm近くの大きさになって接岸してきます。脂がのって活きが良く、とてもおいしい魚です。
それが、50-60匹以上釣れました。さてさて、どのように食べましょうか。
下ごしらえの段階から、丸々と太った身をどのように食べるかと頭の中が食いしん坊状態になります。とにかく脂の乗り方が素晴らしく、旨味と併せて食欲を掻き立てます。
イワシばら寿司
3枚におろした身を酢ごはんに乗せただけですが、余計なことをしないで食べてしまうのが一番おいしいです。このところ、寿司飯(酢ごはん)は、魚を食べる時の定番になっていて、ばら寿司と構えることなく、身をわさび醤油につけて、乗せて食べます。
刻み海苔が風味を出してくれますので、パラパラとするとうまいです。この海苔も、地元の明石二見産で、同じ海の産物です。
市販のすし飯の素を使って、寿司飯を作ってしまえば簡単で、手間がかからず早くご飯が食べれます。
イワシの酢じめ
これも、3枚におろした身を使います。皮はそのままにしています。皮と身の間に旨味がありますので、皮は剥がしません。酢に漬けるので皮も柔らかくなります。
酢じめをする前に塩でしめます。身にパラパラと塩を振りかけ15分もすると身がしまります。
余計な水分が出てくれますので、キッチンペーパーで拭いて、今度は酢につけます。
この酢につけるのがいろいろで、15分くらいの短めだったり、1日しっかりと漬け込むのと様々ですが、これは好みですから、いくつかやってみてください。
今回は、1日置いて身を酢でしっかりと締めています。旨味が出て、いやはや何ともという味です。
醤油と酢を1:1で割ったものにつけて食べると美味しさが出ます。
写真には、先日のメジロの酢じめものっています。
イワシのフライ
定番中の定番。2枚におろして骨を取ります。それをフライにして熱々を食べます。私は、これを塩胡椒で食べるのが好きですが、ウースターソースだったりケチャップも美味しいですね。
食べ過ぎに注意が必要です。
イワシの干し物
下ごしらえをしたものに塩をふって、それを太陽に下での天日干しです。魚は、天日干しをすると隠れている旨味が出てきて、さらにおいしい魚になり、すばらしい肴になります。
炊き立てご飯に、これを焼いて乗っけて食べると、これまたうまいものです。
イワシのソテー
刺身やばら寿司用の身が残っていましたので、塩コショウをして、オリーブオイルでソテーにしました。3分でできました。色和え見栄えに炒り卵とゆで卵にレタスを添えました。皿のふちに岩塩と胡椒をもって、白ワインと並べれば、もうイタリアンです。
先日のブリ鍋も美味しかったですが、イワシ鍋も美味しいでしょう。湯豆腐に数枚の刺身を入れてみましたが、脂が出ておいしく豆腐を食べました。
まあ、何をしても美味しいのですが、温かい白ごはんさえあれば、どんな料理にしても美味しく食べれる素材です。
料理の時間がない場合は、下ごしらえの後、そのまま醤油味にショウガ加えて、煮付けてしまえば、簡単明瞭な料理で、新鮮なうちは身がはじけるような煮物になります。
イワシ料理は無限大に広がります。まだまだ釣りたいのですが、12月初旬の天候は雨のち西高東低の冬型気圧配置で、 meikeimaru が出航できない天気模様が続きます。水温が下がると沖に出てしまいますので、後僅かな日ですが、釣って食べたいです。
イワシやアジ、そしてハマチやブリの背の青い魚は、有名なDHAやEPAが豊富で、赤血球の細胞膜を柔らかくする働きや、血栓をつくらせないことで血流を改善すると言われていて、血圧に効く食べ物の代表のひとつようです。こんなにおいしくて、健康の良い食品ですから食べたくなります。
おいしいものをしっかりと、お腹いっぱいに食べれました。12月になりいよいよ冬で、釣りの機会も激減するオフシーズン直前です。今のうちに釣って、おいしく食べます。