作ってみよう。自前のアシストフック
meikeimaru のボート釣りHowTo
アシストフックの多くは、自前で作成しています。
それは、複雑な工程で、セキ糸で巻き上げていくようなことをしないで、アシストPEラインというような名称で売られているラインを使用して、エサ釣りのハリのように内掛け結びや外掛け結びで、フックとラインを接続して、使用しています。
市販のアシストフックも使用しますが、自前作成のフックでトラブルを生じたこともなく、快適に使っています。
使っているうちに、アシストラインは軟らかくなり、ラインそのものに張りがなくなってきて、ジグに絡むようなことが出てきます。当然、フッキング率も悪くなるので早めに交換をします。
食わせて口にハリをかけるのではなく、ジグに寄ってきたところを口の周囲に引っ掛けるというパターンですから、ラインに張りがないと、フッキング率は低いでしょう。パーツをそろえれば、低コストで交換できますので、自前で製作がおすすめです。
右側は、随分使い込んでいますが、験を担いで使い続けましたが、これで多くを釣りました。こうなると、ジグにはからむし、フッキング率も確実に下がってきます。少々貧乏性の使い過ぎですね。
準備するもの
ライン
100lbがレギュラーサイズで使用。50lbは、ライトジギング用、35lbは、タイラバ用です。150lbも使ってみましたが、そこまで必要ないですね。
ソリッドリング
#5-#6クラスを2-3種類用意すれば十分。
熱収縮チューブ
チモトのカバーに使用する熱収縮チューブは、釣り用の赤色も、安価な電設用の黒も同様で、内径4-5mmサイズがあればきれいにできます。
フック
好みのメーカーで、2/0、3/0、4/0があれば、80グラムから200グラム以上のジグに対応できますし、ツバスからブリまでOKです。
作り方
フックにラインを結ぶ
メーカーや大ベテランの方々は、市販製品のようにセキ糸などを使い編み込むように作成しますが、なかなかどうしてそれは難しく時間もかかります。強度的に問題があればですが、普通に外掛け結びか内掛け結びで強く締めこめば、通常これまでにトラブルはありませんでした。外掛けか内掛けかどちらも強度は変わらないと考えています。これは、どちらも試して、気に入った方を使えばOKのレベルと思います。ここでは、撮影しやすい内掛け結びにしていますが、私の大半は外掛け結びです。理由は、早く結べるからです。
結んだ、ラインは両端を引っ張り締め込み、ラインとフックを持って締めこんでください。ここは重要です。瞬間接着剤をわずかに使用するのも安心のためにお勧めです。
ラインの長さを決め、両端にフック
ラインの長さを決めて、両端にフックを結びます。このラインの長さは、使用するジグで多少の長短に好みで出てくるでしょうが、5-6cmくらいに調整が平均的です。
ソリッドリングを結ぶ
中間点をそのままリングにくぐらせ回し込みます。これだけでは動きますので、1回転結びます。どちらも単純な結び方です。
熱収縮チューブ
チューブを2cmくらいの適当な長さに切って通し、ライターなどで炙り収縮させれば完成です。炙り過ぎは、ラインを損傷させますので、サッと炙り縮めば完了です。瞬間接着剤と、この熱収縮チューブですっぽ抜けのトラブルは防止できます。
これで、アシストフックの完成です。簡単に十分な強度持つフックが出来上がります。ぜひ、お試しください。
ストックする
フックのサイズやラインの長さを変えた在庫を持っておけば、いつでもスプリットリングでジグに取り付けて、ジギングのスタートです。
アシストフックに限らず、キス釣りの小さなハリや、のませ釣り用の大きなブリ狙いのハリ、さらにはサビキハリも市販のものでそろえるより、自前で作るのも楽しいです。
コストで考えると、それは釣行回数で大きく左右されますが、釣果を考えながら夜な夜な様々な仕掛けを作るのも、釣りの楽しみのひとつで、好きな時間です。