リーダーとラインのノットより先に破断するノット
meikeimaruの推論と失敗から生まれたノウハウ

このリーダーを消失しないことが釣果へつながる
meikeimaruの推論と失敗から生まれたノウハウ、テーマは、「根がかりの損傷を少なくする」
釣りに根がかりは付きものです。障害物のようなものがあるから根がかりしますが、根には狙いものもいます。根がかりくらい戦意消失なものはなく、得てして時合いに根がかりは発生するものです。時合いにリグの損傷を防ぎ、すぐに戦線復帰ができるかどうかで、釣果が変わります。
東田結びとか移動結びとか呼ばれている「東田(移動)結び」。以前にも記事にしましたが、結び方云々よりも、このノットの活躍できるシーンとその効用である、先に切れるというメリットのお話です。
〇損傷したら復帰に手間取るパーツ
〇一番弱いのはノット
〇東田(移動)結びの仕事場
〇それでも避けられないので、予備タックルの必要性
〇あとがき
損傷したら復帰に手間取るパーツ
最悪は、高切れと呼ばれるメインラインが途中でブチンと切れるものです。リールの巻き容量によっては、そのタックルは、巻替え以外本日使用不能です。
では、程度の軽いものからだと、
- ハリ先が鈍っただけ(揺さぶりで外れた)
- ハリス、アシストライン、フックの損傷でフック(ハリ)の消失
- リーダーとルアーや仕掛けの結束が損傷して消失
- リーダーとラインの結束ノットが切れ、リーダーの消失
- メインラインの高切れ
高切れは最悪で、乗合船で朝一番に100mタナの太刀魚で高切れして、予備もなく1日座っていた気の毒な方のお話を聞いたことがありますが、頻度が少なくないのがリーダーの消失です。

ハマチ狙いの前後フック、油断すると着底時に根がかり

根がかりしない1本針は、どこもかしこも強力結束
一番弱い部分はノット
ノット(結束部分)は、ラインとリーダー、リーダーとルアーや仕掛け、アシストラインやハリスです。ハリの結び目の耐力は強く、度外視です。絶対に困るのは、高切れとリーダーです。リーダーを失わずに、ルアーや仕掛けだけの消失なら、短時間で復帰できますが、リーダー交換を揺れる船中で、周囲が釣れているのを見ながらだと、15分かかります。その時合いを失う可能性が大きく、これは避けたいです。
ここでの東田(移動)結びは、あえてリーダー-ラインのノットより強度を弱くして、この結束が破断するようにして、リーダーを守る健気なノットです。

単純な結束ほど、良い強度が得られます
東田(移動)結びの仕事場
最悪でも、リーダーを消失することないよう破断するのが、東田(移動)結びの仕事です。
そして、小艇でそのシーンは、ハマチクラス+αやマダイならば対応できます。リーダー8号でラインPE2.0号までを対象にしています。
磯周りやカケアガリでフックが着底時に触れる釣り方、ジギングやタイラバです。ジギングでも、フロントフックだけの時は、根がかりリスクは少ないでしょう。また、サビキ仕掛けやチョクリ仕掛けだと、ハリスかオモリが飛んでくれます。

タイラバには、使いやすさもあって、適した結束と思います

砂地の根回りを狙うこともあり、根がかり対策は必要な砂もの
東田結びノット強度
実施方法:東田結びで結んだ8号リーダーを バネばかりで引っ張りブレイク時の目盛目視
東田結びのみ 7.0-7.5kg
ハーフヒッチ1回追加 9.0-9.5kg
ハーフヒッチ2回追加 10kg以上で計測不能
この計測の引っ張りが怖いくらいで、この強度、実釣で何の問題もないでしょう。
ブリを狙うならば不足の強度と考えがちですが、時間がかかっても釣れます。しかし、そもそもブリ狙いでは、12号前後のリーダーとPE3号でしょうから、自ずと強度も上がります。さらに、前後ダブルフックという設定はせず、フロントフックのみになるので、根がかりの可能性はかなり低いです。物理的に問題がなくても、メジロ-ブリ狙いならば精神衛生上から、完全結びなど違うノットにしています。
注意点 例えば、PE2号ラインに12号のリーダーにすると、たとえ東田結びでも結束強度が、ライン-リーダーでPEラインが負け、リーダー消失の確率が高くなります。PEラインの号数の4倍を目安にしています。2号ならば8号、3号ならば12号までです。科学的でないかもしれませんが、これは結構ご存じの方が多いはずです。
詳しい結び方は、過去記事をご覧ください。
ジギングの根がかり対策 急潮のポイントでのジギングでは一考のページ

覚えるのも簡単、結ぶのも簡単で 適度な強度がある

ハーフヒッチをどうするかは、判断です。
予備タックルの必要性
100%の安心感を持って、ラインシステムを守れるかどうかですが、サワラやタチウオもフグもいます。これは防ぎようがありません。
メインタックルと同じ予備があればですが、でも、型遅れでも安物でも予備があれば、何が起きても釣りが続行できます。時合いでリーダー損傷したら、躊躇せずに予備タックルで戦線復帰です。ロス時間は、ルアーや仕掛けの取り付け時間だけで済みます。釣果を失いません。
絶対に予備は、最低リールだけでも用意しておけば、釣果は得れます。
あとがき
過去に2回、東田(移動)結びの記事があります。それぐらいご執心な小艇ですが、今回は少々切り口を変えてリスクヘッジにしました。リーダーを飛ばすとがっくりしますよね。
ジギングよりライトリグなタイラバには最適でしょう。メジャー処のジギング動画で、結構この結びで青物釣っています。ヒラメ系もこれですね。それだけ適度な強度とリスクヘッジのバランスがあって、使いやすいノットなのでしょう。