耐用期限切れのボート設置の消火器処分方法
meikeimaru のボートメンテナンス
meikeimaru のボートメンテナンス。テーマは、「消火器処分方法」
あくまでもホームセンターで購入できる日本製小型消火器で、薬剤が1-3kg程度のものの処分です。
小型船舶法定備品では、船外機の場合消火器の備え付けは必要ありません。あの赤バケツがあれば検査OKです。しかし、meikeimaruは、燃料のガソリンがタンクに160Lも入っていて、海上という自動車とは違うシチュエーションでは、もしもの多少の備えが欲しく、消火器を設置しました。
消火器にも耐用年数があり、有効期限を超えたら交換が必要ですが、古い消火器の処分が簡単にはできず、市のゴミ回収では対象外ですし、町内を巡回してくる金属回収屋さんも対象外です。
さて、どうしたものかと調べたところ、小難しい前評判とは違い、法に則り意外に簡単に処分ができました。
〇 廃棄処分の窓口を探す
〇 正しい業者に任せ、安心廃棄
〇 こんな手続き書類
〇 あとがき
廃棄処分の窓口を探す
日本製の消火器ならば、この手順で適切にリサイクル処分ができます。
一般社団法人 日本消火器工業会のサイトを開きます。こちらです。
少し下段に「消火器処分 リサイクル方法はこちら」というバナーがありますので、クリック。
処分の手順のページになります。
処分方法の手順、STEP1からSTEP4が記載されていますので、確認してください。
その STEP3に「リサイクル窓口検索」というバナーがありますので、クリック。
さらに、「特定窓口検索」のバナーをクリック。
リサイクル窓口検索 > 特定窓口検索 > 〇〇エリア > 〇〇県 > 〇〇市
これで窓口の業者さんが出てきますので、電話確認をされるのが適切です。
正しい業者に任せ、安心廃棄
2010年以降に製造された消火器には新品用リサイクルシールが貼付されています。
2009年以前に製造された消火器にはリサイクルシールが貼付されていません。
2015年製より新品用リサイクルシールは、有効期限12年3ヶ月になりました。
特定窓口検索の持ち込みができる業者に電話をしてみましょう。
リサイクルシールが無ければ、処分費用充当のリサイクルシールを買います。これ、560円です。持ち込みの場合、それ以外に費用は発生しませんでした。
その消火器はどこで買ったのかを聞いたり、嫌がるような業者はやめましょう。最初に電話したところは、持込で費用が3000円だと言いました。最初はそんなものかと思いましたが、3000-4000円の消火器の廃棄処分費用が同程度? 何か引っかかるので、他社に電話をしてよかったです。
リサイクルシール購入費用だけで、持込廃棄処分をしてくれる業者さんに依頼してください。
今回廃棄処分をお願いした会社は、上場メーカーのグループ企業で、消防関連も業務内容とされている会社で、安心な引取をしていただけました。勿論、560円です。
こんな手続き書類
1.特定窓口受取伝票(排出者控 5年保管)
2.裏面に、廃消火器リサイクル・産業廃棄物排出者用約款
3.領収書 但し書は、廃消火器リサイクルシール代
窓口で1の特定窓口受取伝票に住所氏名電話番号、廃棄消火器の数量などを記入します。
排出者控(5年保管)を渡されます、同時に領収書も発行されます。
現金扱いの機会が少ない会社でしょうから、お釣りに出ないように560円支払いましょう。
あとがき
会社や家庭に訪問販売で「消防署の方(方向)から来ました」と訪ねるインチキ商売がありましたが、最近は聞いたことがないです。お笑いネタのような話です。
最近はこんなのは聞きませんが、560円が3000円になるのですから、少々怪しげです。気をつけましょう。
いずれにしても、絶対に消火器を使う事態にだけはなりたくありません。安全第一です。