船外機F115BがAtypeから変更になった部分
meikeimaru のボートメンテナンス
換装時の新品エンジン
meikeimaru のボートメンテナンス。テーマは、「F115Bメンテナンス」
F115Bは、既に発売以来10年以上を経過していますが、前タイプのF115Aもまだまだ現役が多いです。私も、2023/02で3000時間近く走ったA typeを換装しました。すると、エンジンオイルやフィルターの交換が変化しています。チルトのグリスアップポイントも少なくなっていて、進化しているものだと感心します。
遅ればせながら、変化している改良点のページをまとめました。
① エンジンオイル ② オイルフィルター ③ グリスアップポイント の3か所です。詳細のハウツーものは、既存ページのF115Aをご覧いただきたく願います。(リンクをしています)
〇 エンジンオイルフィルターの基本
〇 A typeからの変更部分
〇 あとがき
エンジンオイルフィルターの基本
過酷な使用状況のエンジンオイルの不純物を取り除く健気な役目が、オイルフィルターです。
メーカー値での交換は、200時間。エンジンオイル交換の2回に1回という設定です。何かにつけて早めの設定値をしているような気がするメーカー値が200Hですから、海の上ではホコリも少ないということでしょうか。
2回に1回、必ず交換しています。小艇だと、1年に1-2回は交換していることになります。フィルターの中には、必ずおよそ200ccほど残存して新しいオイルと混ざります。これを嫌って毎回フィルターも交換される方もありますが、小艇では2回に1回にしています。過去何かの問題が生じたわけではありませんし、残存は7%ですから気にするほどではないでしょう。それより、メーカー値の定期的な交換が一番だと思います。
今回作業の一通りのパーツに油脂 あとはエンジンオイル
外す時もレンチで僅かに緩めて手で回す
A typeからの変更部分
純正部品番号の変化もなく、汎用性高い部品のひとつです。
大きな変更点は、フィルターの取付箇所が、かなり嬉しい改良がされています。従来は、エンジン本体に対して直角に真横に取り付けられてて、取外しでウエスを多く入れといても廃油が流れてしまい、後処理の拭き掃除が面倒でした。
それが、受け皿付きで、縦置きに変更されました。機能的なものが何かあるのか、整備工場の数多くのブーイングなのか、誠に処理がしやすい位置に変更になったことは、とても歓迎です。作業を一度でもすると、この大きな違いを実感できます。
ゆっくりとフィルターを外し、ウエスを下に持って取り除けば、何事もなく残った廃油は、受け皿にたまっているだけです。そして、受け皿の残り廃油を拭き取れば簡単に完成です。
取付は、手で締めてギュッとしたところから、1/3回転くらいのところでレンチを止めています。過去これで問題なく航行していますので、これでしょう。工場で聞いても締め付けトルク云々はありません。
作業性が抜群に改善された取付位置
受け皿に残油 こぼれないので作業が楽だ ウエスで吸い取るだけ
手で締めつけて、レンチで仕上げの締め付けで完了
交換日と稼働時間を記入
各オイル交換、グリスアップメンテナンス リンクページ
船外機ギアーオイル注入ポンプ(QuichSilver製)の使い勝手
あとがき
昨今の車のようにとんでもないところに取り付けてあるわけでなし、この位置で、しかも受け皿がついていますので、係留中でも交換できるくらいに便利になりました。いつもながら、エンジンオイルとフィルターを交換すると、何か清々とする感じがあります。
定期的なメンテナンスは、機械ものの調子を整え、不意の問題が生じさせない大事なものでしょう。
