My Boat meikeimaru
アキレス製手漕ぎゴムボートからスタートしたボート釣り。
それから、エンジンボートが欲しくなり免許を取得。
中古の8feet2馬力を購入して初の船長になり、同じく可搬艇のサイズアップで、9feet4馬力へとすすみ、ゴムボートから9feet艇までを車に積んで、播磨灘はもちろん、日本海へも遠征をしていました。
その当時、webの以前の時代で、週刊釣りサンデーの全盛期で、隔週連載記事に中山手勉さんのゴムボートを車に積んでの様々な釣行記があって、さらに、氏の単行本のボート釣り教室やVHSビデオの四季のボート釣りは、webなんてない当時において情報源であり、バイブル的教科書でした。
その頃、中山手さん使用のサオで、NFT小継海煌というのがあり、キス用とカレイ用を2本ずつそろえ今でも現役です。キスを釣った時の何とも言えない調子は、やはり名竿ですね。
その後、マリーナに艇置するようになり、こんな風になりました。
アカシヨット製 E-419F2 トーハツ30馬力エンジン14feetのボートなれど、よく走り、楽しく釣りができました。
キーを回すとエンジンがかかり、ボートの中で立てるだけでもうれしかった覚えがあります。14feetですから、そんなに沖に出るわけでもなく、キスやカレイを釣っていたころです。
これで、ブリを釣りたかったです。
8feet 9feet 14feetと3艇、アカシヨット製を乗り継ぎました。アカシと名前がついていますが、高砂市に本社があり、当時のこのクラスのボートのブランドだったのではないでしょうか。今は無き、名ボートビルダーです。
もうSTRに乗っている頃でしたが、アカシヨットの工場へ行った際、そこら中にFRP製のダンボがいるんです。
そうです、ディズニーランドの正真正銘本物の空飛ぶダンボです。香港ディズニーランド新規オープンのオーダーを受けて、製作中でした。もう香港の空を飛んではいないかもしれませんが、もし現役でしたら、残り少ないアカシヨット製品であり、そのダンボです。made in 播磨 です。
1977年製 YAMAHA STR19-CR 当初マークルザー製3.7L180馬力のエンジンが搭載でした。それを、もう廃船するという段階のを手に入れて、途中でエンジン換装をして、12年乗りFC24に代替となりました。最後は、エルボーから冷却水の海水の侵入で、2気筒止まり、2発で帰港。
マークルーザーのエンジンは、様々なところで活躍していますが、鋳鉄製のパーツを交換しながら維持をしていくという日本製品とは設計思想が大きく違うところが興味深いです。GM製アメ車V8 7.4Lの片バンクのシリンダーで、とてもパワフルでファンキーなエンジンです。
深いV型で分厚いハルの重たい船型を大馬力で推進させる、当時のSTRシリーズの最小艇で、19feetながらドア付きのキャビンが存在していて、2人がなんとか寝れるスペースがありました。
スタイルに一目惚れして、マリーナの片隅に廃船待ちで置かれていた中古どころか大古艇でしたが、海に出た楽しさは格別で、ハルを一生懸命に磨いて、釣れない釣りに夢中になっていました。
右の写真は、昼ご飯を食べに、家島諸島男鹿島の中村荘桟橋係留中です。
YAMAHAさん、もう一度こんな船を作りませんか。
まだ廃船にする気はなかったのですが、さすがにもう1回エンジンを換装する気にはなれませんでした。手ごろな中古がないかと探したのが2013年の冬でした。
そこへ現れたのが、この2003年製のYAMAHA FC24でした。エンジンは115馬力ながら新品換装でしたので、思い切ってmeikeimaruにしてしまいました。
古い魚探が付属されていましたが、その他は標準装備だけですので、ここから手を加え、当時2013年で既に10年落ちの船を元気で便利なフィッシングボートに作っていきました。
24feetは、私にとってはとても大きなボートで、狭苦しいキャビンやバースも身動きのできにくい個室トイレも快適なものでしかなかったです。
写真は、香川県さぬき市の道の駅志度マリーナですが、天候海況を見計らえば遠出ができ、播磨灘全域を条件が許せば航行できる楽しみになりました。
艇体もしっかりとしているので、もう1回エンジンを換装すると、私のほうが先に音を上げるところでしょう。