数はいらない型ものが釣りたいマダコ
meikeimaru のボートで狙う播磨灘の釣りログ

散々暴れましたが、スカリに入れてやっとおとなしく観念しました
meikeimaruのボート釣り。ターゲットは、「明石のマダコ」
初夏から真夏シーズンのマダコ釣りは、今シーズン敬遠していました。
個体数が激減でおもしろくもなく、さらには、個体数に反比例するように見たことのない釣り船が増えて、殺伐としているようなシーンです。カンタマ周辺でジギングをしていると、「ここでタコ釣りしていますか」と自警団か何かのつもりで寄ってくる釣り船もいる始末です。サオの動きを見てわからんのかタコ!まったくばからしいです。幅寄せあおりをする老舗もあったと僚船が不愉快千万と言っていましたが、釣りをして嫌な思いもしたくないし、どうせ釣り人の方が多いタコの数では、ジギングとキャスティングで楽しむのが一番です。だから、今期は一切手を出していませんでした。
ところが、細君がタコを喰いたいと言い始め、鮎ではお腹いっぱいに食べれないと、マダコに執着し始め、渋々もう終盤にながら、タコエギ持って二見沖に出向きました。しかし、釣って帰らないとの強迫観念は、伊達や酔狂なものではありませんでした。でも、型もの釣って、任務完了!
○釣り概況
○あとがき
釣り概況
2025年8月8日(金) 大潮 満潮 8:01 干潮 15:13 (高砂)
明石海峡転流 9:39 最速 7:21 W2.1kt
海況:波穏やか 水温 29.0℃
釣行(釣り開始終了)時間 出航6:00 7:30-11:30 場所
釣果 マダコ 1.8kg×1
alfa sonic LTD165 XT200PG

下ごしらえして、お風呂に入れてさっぱりさせ やっと動きが止まりました
どこへ行ったら釣れるのかがまったくわからなく、とりあえず二見沖の過去の実績場をGPS頼りに回り始めました。大潮と言えども朝の潮は、青物だと釣りにくい1kt半ばにも達しない弱流ですから、これ幸いです。
エギカラーは、定番の緑と黄ですが、これとて今シーズンのことがわかりません。ジギングだとカラーより動きですが、タコエギになれば明るい海底ですからカラーで興味が違うでしょう。エギのフックには、ワームを付けています。これもお気に入りを探し出し、沈み蟲とクレイジーフラッパーのシリーズから喰いの良さで選択しました。エギよりこれを目指してくるようで、フックが口周辺にかかるようになったまで、試してきました。ジグフックに沈み蟲やエレクトリックスモーククローで釣れるのではないかと思いますが、個体数が激減でこの試釣は未だです。

なぜか排水口を目指し玉網ごと逃げる エギは口の周りにかかっている
さて何カ所目かで、エギに確かな重みが乗った……、渾身の力でアワセ、ズンと来て瞬間的にキロサイズオーバーだと解る重み。この重みがマダコ釣りのおもしろさです。スローギアのリール、2回転でやっと1m少々ののんびりリールで、タコが泳いでフックを外させないように一生懸命に巻き続け……重い……玉網に入れたのは大きい!重い!の型もの。
船上に上げたはいいが、ものすごい力で貼り付き動き逃げようと、やっとの写真1枚でスカリに入れました。手に巻き付くは、床面に貼り付くは、逃げようと動くは、この大きさになると手強いです。

当りは緑とクレージーフラッパーだった ワームは効果ある
型ものが手に入ったので、長居は無用ですが、もう少し釣ってみようかとしましたが、釣れません。今日は、釣りを楽しむのではなく、マダコを手に入れるために来たようなもので、それも型ものが釣れたので目的達成です。9時に沖上がりして、暑くならないうちに帰港します。
この時期、午前中にすべてを終了させないとアラコキジイはこけます。だから、9時に沖上がりを心掛け、残業しない時短釣行です。
帰港後、計測すると、キロオーバーどころか2kgに迫る1.8kgでした。これで、今夏のマダコの最初で最後です。でも、マダコは、12月まで釣れ、型ものが今後狙えるはずです。9月下旬から秋ダコのシーズンです。その頃には、釣り船もいないでしょうから、のんびりと釣れるはずです。

1.8kg 型ものが釣れてよかった。気楽に帰港できました
きょうのおまじない
75mmのケミホタル+ワームで型ものにフォーカスできますように!
for your information
- イモ虫ワーム系ボディ沈み蟲とクレイジーフラッパーで、型ものを呼び込む
- 通常38mmを75mmにサイズアップのケミホタルで、型ものを呼び込む
- エレクトリックスモーククローは、いつもかみ砕かれる(喰っている)
- 盆までが夏のタコシーズン、ちょっと間をおいて9月下旬には、また釣れます。

タコ飯と刺身、生の刺身はとてもおいしい 釣り人冥利です
あとがき
2kg弱のマダコですから、ハマチの50cm位の重さで考えれば大した話ではないですが、食べたいと言われた小艇は、型ものを釣り喜んでいます。任務完了!
マダコ、茹で上げた刺身と生の刺身、生身を皮向いて、真っ白な刺身が甘みが乗ってとてもおいしいです。足の先っぽや皮や吸盤などで、タコ飯を炊きました。これまた、食べすぎ注意です。食べるととてもおいしいマダコですから、漁や釣りで獲り過ぎで激減になったのでしょう。小艇などは、釣れた時でも10ハイも釣れば上々で帰ってきていましたが、あれだけ獲れば、イカナゴ同様にいなくなりますね。イイダコもイカナゴも明石の市場から消えました。もうマダコも手遅れなのでしょうか。
足2本干しています。曇天雨天が続くので困惑していますが、冷蔵庫と外とでしっかり干して、半分の太さにできれば、かなりおいしいタコ飯ができるはずです。大事な足2本です。